電気代を払込票で払っていて口座振替にしたい、ポイントがたまるクレジットカード払いにしたいなど、支払い方法を変えたいと思ったことはありませんか。
電気代の支払い方法は、契約している電力会社のWebサイトから変更できます。必要なのは、検針票などに書かれた「お客さま番号」と、口座の情報かクレジットカードです。
ただし、新しい支払い方法に切り替わるまで1〜2週間から1〜2か月かかり、その間は払込票などで支払います。この記事では、口座振替・クレジットカード払いへの変更手順と、切り替わるまでの注意点を紹介します。
※手続きの方法や期間は、東京電力エナジーパートナー・関西電力の公式サイトの情報をもとにしています。電力会社によって異なるため、詳しくは契約している電力会社で確認してください。情報は2026年10月時点。
電気代の支払い方法を変更する手順

電気代の支払い方法は、主に口座振替・クレジットカード払い・払込票の3つです。どの方法に変える場合も、まずは必要なものをそろえてから申し込みます。
変更に必要なのは「お客さま番号」と口座またはカード
支払い方法を変えるときは、契約している電力会社に申し込みます。手続きには、契約を確認するための「お客さま番号」が必要です。お客さま番号は、検針票(電気ご使用量のお知らせ)や、電力会社のWebサービス・アプリで確認できます。
口座振替に変えるなら、引き落とし口座の金融機関名・支店名・口座番号を用意します。クレジットカード払いに変えるなら、カード番号と有効期限がわかるカードを手元に置いておきましょう。検針票の見方は検針票の見方で解説しています。
お客さま番号が見つからないときは、電力会社の問い合わせ窓口に、契約者の名前・住所・電話番号を伝えると確認できます。Webサービスに登録していれば、ログインするだけでお客さま番号を確認できます。
支払い方法ごとの特徴は、次の表のとおりです。払込票は、届いた用紙でコンビニや金融機関から支払う方法です。払い忘れを防ぎたい場合は、自動で引き落とされる口座振替かクレジットカード払いが便利です。
| 支払い方法 | 支払いのしかた | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 口座振替 | 銀行口座から毎月自動で引き落とし | 払い忘れがない。口座振替割引がある電力会社もある |
| クレジットカード払い | クレジットカードで毎月自動で支払い | カードのポイントがたまる。請求書・領収証が出ないことがある |
| 払込票 | 届いた用紙でコンビニ・金融機関で支払う | 支払いのたびに手続きが必要。払い忘れに注意 |
Webで申し込むと早く切り替わる
支払い方法の変更は、Webで申し込むのがいちばん早く、東京電力エナジーパートナーの場合、申し込み自体は約5分で終わります。郵送の申込書でも手続きできますが、申込書の取り寄せと返送に時間がかかります。
東京電力エナジーパートナーでは、口座振替の手続きが完了するまで、Webなら1〜2週間、郵送なら1〜2か月かかります。クレジットカード払いは、申し込みの完了から支払いの開始まで1〜2か月ほどかかる場合があります。
関西電力では、クレジットカード払いをWebで申し込むと数分で手続きが終わり、書類で申し込むと1〜2週間かかります。どちらの電力会社でも、手続きが終わるまでの電気代は、それまでの方法で支払います。
早く切り替えたい場合は、Webかインターネットバンキングを選びましょう。郵送は、書類の書き漏れや印鑑の違いがあると返送され、さらに時間がかかることがあります。給料日や引き落とし日に合わせて切り替えたい場合も、早めに申し込んでおくと安心です。
| 変更後の支払い方法 | 申し込み方法 | 完了までの期間 |
|---|---|---|
| 口座振替 | Web | 1〜2週間 |
| 口座振替 | インターネットバンキング | 1〜2週間 |
| 口座振替 | 金融機関の窓口 | 2週間〜1か月半 |
| 口座振替 | 郵送 | 1〜2か月 |
| クレジットカード払い | Web・郵送 | 開始まで1〜2か月程度 |
口座振替に変更するときの手続き

口座振替は、毎月決まった口座から電気代が引き落とされる支払い方法です。申し込み方法は電力会社によって違いますが、Webやインターネットバンキングで申し込める電力会社もあります。
申し込み方法は、Web・ネットバンキング・郵送・窓口の4つ
東京電力エナジーパートナーの場合、口座振替の申し込み方法はWeb、インターネットバンキング、郵送、金融機関の窓口の4つです。Webで申し込む場合は、お客さま番号と口座番号などを入力して手続きします。
インターネットバンキングを使っている金融機関なら、金融機関のサイトから申し込むこともできます。郵送の場合は、電力会社から口座振替の申込書を取り寄せ、記入・押印して返送します。申込書には口座の届出印を押すため、通帳の印鑑を確認しておきましょう。
金融機関の窓口で申し込む場合は、検針票と通帳、届出印を持って行きます。対応している金融機関は電力会社によって違うため、事前に確認しておくと安心です(東京電力エナジーパートナー「口座振替でのお支払い手続き」)。
家族名義の口座で支払いたい場合など、口座の名義と電気の契約者の名義が違うときの扱いは、電力会社によって異なります。申し込む前に、電力会社のWebサイトや問い合わせ窓口で確認しておきましょう。
口座振替が始まるまでは、払込票で支払う
口座振替の手続きが終わるまでの電気代は、払込票などで支払う必要があります。申し込んだあとに払込票が届いたら、口座振替がまだ始まっていない合図です。期限までにコンビニや金融機関で支払いましょう。
払込票を払い忘れると、支払いが遅れたことになり、遅れた日数に応じた延滞利息がかかる場合があります。長く支払わないままでいると、電気が止まることもあるため注意が必要です。くわしくは電気代を滞納するとどうなるかで紹介しています。
また、関西電力など一部の電力会社では、口座振替で支払うと月55円の口座振替割引があります。なお、東京電力エナジーパートナーの口座振替割引は、2024年10月分の支払いから廃止されています。口座振替が始まったら、引き落とし日までに口座の残高を用意しておくことも忘れないようにしましょう。
- 申し込んだら、次の請求がどの方法で届くかを確認する
- 払込票が届いたら、期限までに支払う
- 口座振替が始まったら、通帳や明細で引き落としを確認する
クレジットカード払いに変更するときの手続き

クレジットカード払いは、電気代でカードのポイントがたまるのが特徴です。申し込みはWebでできますが、口座振替とは違う注意点もあります。
Webで申し込み、カード会社の確認を待つ
クレジットカード払いは、電力会社のWebサイトから、お客さま番号とカード情報を入力して申し込みます。東京電力エナジーパートナーでは、Webなら24時間、約5分で申し込めます。郵送で申し込む場合は、申込書を取り寄せてから返送します。
申し込んだあとは、カード会社による確認があり、承認されないこともあります。東京電力エナジーパートナーの場合、クレジットカード払いが始まるまで1〜2か月程度かかることがあり、その間は払込票などで支払います(東京電力エナジーパートナー「クレジットカードでのお支払い手続き」)。
切り替わる時期によっては、2か月分の電気代がまとめてカードに請求される場合もあります。カードの利用枠に余裕があるか確認しておきましょう。
カード会社の確認で承認されなかった場合は、それまでどおり払込票などで支払うことになります。別のカードで申し込み直すか、口座振替に変更するかを検討しましょう。承認されたかどうかは、次の請求の明細で確認できます。
口座振替割引や領収証がなくなる点に注意
口座振替割引がある電力会社では、クレジットカード払いにすると口座振替割引は適用されません。関西電力の場合、月55円の割引がなくなるため、カードのポイントと比べてどちらが得かを考えましょう。
また、クレジットカード払いにすると、電力会社からの請求書や領収証は発行されず、カード会社の利用明細で確認することになります。支払いの記録が必要な場合は、カードの明細を保存しておきましょう。電気代の領収証を会社などに出す必要がある場合は、カード払いにする前に、電力会社のWebサービスで料金の明細を確認・保存できるか見ておくと安心です。家計簿アプリでカードの明細を管理している家庭なら、電気代もほかの支出とまとめて確認できます。
カードを紛失して番号が変わったときや、別のカードに変えたいときは、あらためて変更の手続きが必要です。支払いは1回払いになります。口座振替とクレジットカード払いのどちらが得かは、電気代のクレジットカード払いで詳しく解説しています。
| 項目 | 口座振替 | クレジットカード払い |
|---|---|---|
| 申し込み | Web・ネットバンキング・郵送・窓口 | Web・郵送 |
| 開始までの期間(東京電力EPの例) | Webで1〜2週間 | 1〜2か月程度 |
| 割引・ポイント | 口座振替割引がある会社もある | カードのポイントがたまる |
| 請求書・領収証 | 電力会社の明細で確認 | カードの利用明細で確認 |
電力会社を切り替えるときの支払い方法

電力会社を切り替えると、電気の契約が新しい会社に移ります。支払い方法は引き継がれないため、新しい会社で支払い方法の登録が必要です。
切り替え先では、支払い方法をあらためて登録する
電力会社を切り替えるときは、新しい電力会社の申し込みの中で支払い方法を登録します。今の電力会社で口座振替やクレジットカード払いにしていても、その設定は新しい会社には引き継がれません。
新電力の中には、クレジットカード払いか口座振替だけで、払込票での支払いができない会社もあります。申し込む前に、使える支払い方法を確認しておきましょう。
切り替える前の電力会社の最後の電気代は、それまでの支払い方法で請求されます。口座やカードを解約する場合は、最後の引き落としが終わってからにすると安心です。最後の請求は、切り替えた日までの使用量で計算されます。切り替えの流れは電力会社の切り替え方法で紹介しています。
新しい電力会社に申し込むときは、次のものを手元に用意しておくとスムーズです。
- 今の電力会社の検針票(お客さま番号・供給地点特定番号が書かれたもの)
- 引き落としに使う口座の情報、またはクレジットカード
- 新しい電力会社で使える支払い方法の確認
支払い方法を見直すときは、料金プランも比べる
支払い方法を変えると、口座振替割引やカードのポイントで、電気代が実質的に安くなることがあります。ただ、月55円の割引やカードのポイントよりも、料金プランの違いで電気代は変わります。
たとえば、1kWhあたりの単価が1円違うだけで、月300kWh使う家庭では月300円の差になります。口座振替割引(月55円)の5倍以上です。支払い方法を見直すついでに、今の料金プランが使い方に合っているかも確認しておきましょう。
料金プランを比べるときは、直近の明細で1か月の使用量を確認し、同じ使用量でほかのプランの電気代を試算します。電気料金シミュレーションなら、郵便番号と世帯人数を入れるだけで比べられます。
電気代は毎月かかる固定費なので、一度見直すと効果が長く続きます。支払い方法の変更も料金プランの比較も、検針票があればすぐに始められます。手続きにかかる時間はどちらも数分なので、思い立ったときにまとめて済ませましょう。
よくある質問
Q. 支払い方法の変更は、いつの電気代から反映されますか?
手続きが完了したあとの請求から反映されます。東京電力エナジーパートナーの場合、口座振替はWebで申し込むと1〜2週間、郵送なら1〜2か月で手続きが完了します。クレジットカード払いは、開始まで1〜2か月程度かかることがあります。手続きが終わるまでの電気代は、払込票などそれまでの方法で支払いましょう。次の請求の明細で、新しい支払い方法になっているかを確認しておくと安心です。切り替わったあとは、払込票は届かなくなります。
Q. 支払い方法を変えたのに払込票が届いたらどうすればいいですか?
新しい支払い方法への切り替えが、まだ終わっていない状態です。届いた払込票で、期限までにコンビニや金融機関で支払いましょう。払込票を払わずにいると、支払いが遅れたことになり、延滞利息がかかる場合があります。次の請求から新しい支払い方法に変わっているか、明細で確認しておくと安心です。手続きに不備があった場合は、電力会社から連絡が届くこともあるため、郵便物やメールも確認しておきましょう。不備があったときは、申し込み直す必要があります。
Q. クレジットカードの番号が変わったら手続きは必要ですか?
カードを紛失して再発行した場合や、別のカードに変える場合など、カード番号が変わったときは変更の手続きが必要です。手続きをしないと、電気代が引き落とせず、払込票が届くことがあります。電力会社のWebサイトから、新しいカードの情報で申し込みましょう。手続きが終わるまでは、払込票などで支払います。有効期限の更新だけで番号が変わらない場合の扱いは、電力会社やカード会社によって違うため、更新後の最初の請求で確認しましょう。
Q. 口座振替とクレジットカード払いはどちらがお得ですか?
口座振替割引がある電力会社では、月55円の割引と、カードのポイントのどちらが多いかで比べます。たとえば、還元率1%のカードなら、電気代が月5,500円を超えるとカードのポイントのほうが多くなります。東京電力エナジーパートナーのように口座振替割引がない会社なら、ポイントがたまるクレジットカード払いが得になります。ただし、料金プランの単価が1円違うだけで、月300kWh使う家庭では月300円の差になるため、料金プランもあわせて比べましょう。
まとめ|支払い方法はWebで変更し、切り替わるまでは払込票で支払う
電気代の支払い方法は、契約している電力会社のWebサイトから、お客さま番号と口座またはカードの情報で変更できます。新しい支払い方法に切り替わるまでは1〜2週間から1〜2か月かかり、その間は払込票などで支払います。
支払い方法を見直すときは、口座振替割引やポイントだけでなく、料金プランもあわせて比べると、電気代を抑えやすくなります。
この記事のポイント
- 支払い方法は、契約している電力会社のWebサイトから変更できる
- 必要なのは、お客さま番号と、口座またはクレジットカードの情報
- 口座振替はWebで1〜2週間、クレジットカード払いは開始まで1〜2か月かかることがある
- 切り替わるまでは、払込票などで期限までに支払う
- カード払いにすると、口座振替割引(関西電力は月55円)がなくなる会社もある
- 電力会社を切り替えるときは、支払い方法をあらためて登録する
※手続きの方法・期間・割引は、東京電力エナジーパートナーと関西電力の公式サイトの情報(2026年10月時点)をもとにしています。電力会社や料金プランによって異なります。



















































家計・節約アドバイザー
山田 美咲
支払い方法を変えるときは、切り替わるまでの「すき間」に注意しましょう。Webで申し込んでも、新しい支払い方法で引き落とされるまで1〜2週間、クレジットカードなら1〜2か月かかることがあります。その間に届く払込票を払い忘れると、支払いが遅れてしまいます。変更を申し込んだら、次の請求がどの方法で届くかを確認しておくと安心です。