オイルヒーターの電気代はいくら?1時間・1か月の目安と安く使うコツ

オイルヒーターは、風が出ず空気が乾きにくい暖房器具ですが、電気代が高いと聞いて使い方に迷う人もいるでしょう。

一般的な1200Wのオイルヒーターの電気代は、1時間あたり強で約37.2円、中で約21.7円、弱で約15.5円です。強のまま1日8時間使うと、1か月で約8,900円かかります。

この記事では、オイルヒーターの1時間・1日・1か月の電気代と、電気代が高くなりやすい理由、安く使うコツを紹介します。冬の電気代を下げるための料金プランの見直し方もあわせて解説します。

※電気代は、電気料金の目安単価31円/kWh(税込)で計算しています。実際の電気代は、機種・使い方・部屋の広さや断熱性・契約している料金プランによって変わります。情報は2026年10月時点。

この記事のポイント

  • 1200Wのオイルヒーターは、1時間あたり強で約37.2円、弱で約15.5円
  • 強で1日8時間使うと、1か月で約8,900円。6畳用エアコンの約7倍
  • 1200Wの機種が暖められるのは、木造で約3〜6畳
  • 暖まったら弱か中に切り替え、余熱やタイマーを使う
  • 広い部屋はエアコンをメインに、オイルヒーターは補助に使う
  • 冬は使用量が増えるので、冬の使用量で料金プランを比べる

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オイルヒーターの電気代は1時間あたり約15.5〜37.2円

オイルヒーターの電気代は、運転の強さで変わります。1200Wの機種を例に、1時間あたりと、1日・1か月使った場合の電気代を見ていきましょう。

強1200W・中700W・弱500Wで、1時間あたりの電気代が変わる

オイルヒーターは、運転の強さを段階的に切り替えられる機種が一般的です。たとえば国内メーカーのウェーブ型オイルヒーターでは、強1200W・中700W・弱500Wの3段階です(※1)。

電気代は「消費電力(kW)×使用時間×電気料金の単価」で計算します。目安単価31円/kWhで計算すると、1時間あたりの電気代は強で約37.2円、中で約21.7円、弱で約15.5円です。

6畳用エアコンの暖房は、暖房シーズン平均で1時間あたり約5.3円(※2)なので、オイルヒーターの強はエアコンの約7倍、弱でも約3倍の電気代がかかります。エアコンの電気代はエアコンの電気代で紹介しています。

なお、室温が設定温度に近づくと、自動で運転を止めたり弱めたりする機種もあります。その場合、実際の電気代は表示の強さで使い続けた金額より下がります。この記事の金額は、表示の強さで使い続けた場合の上限の目安です。

オイルヒーターとエアコンの1時間あたりの電気代

電気料金の目安単価31円/kWhで計算

エアコン(6畳用) 約5.3円
オイルヒーター 弱(500W) 約15.5円
オイルヒーター 中(700W) 約21.7円
オイルヒーター 強(1200W) 約37.2円
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1時間あたりの電気代(円)

オイルヒーターは表示の強さで1時間使い続けた場合。エアコンは6畳用の暖房期間の平均。出典:アイリスオーヤマ「ウェーブ型オイルヒーター」、パナソニック「エアコン 暖房の電気代はいくら? 1時間ごとの電気代や節約方法を解説」(Jシリーズ6畳用)

(※1 2026年10月時点 アイリスオーヤマ「ウェーブ型オイルヒーター」)

(※2 2026年10月時点 パナソニック「エアコン 暖房の電気代はいくら? 1時間ごとの電気代や節約方法を解説」。Jシリーズ6畳用の暖房期間の平均)

強で1日8時間使うと、1か月で約8,900円

1日8時間、30日使った場合の電気代を計算すると、強で約8,928円、中で約5,208円、弱で約3,720円です。強と弱では、1か月で約5,200円の差があります。中でも、強より約3,700円安くなります。

強で1日8時間使うと、1か月の使用量は288kWhです。電気比較ガイドの調査では、一人暮らしの1か月の使用量の中央値は156kWh(※)なので、オイルヒーター1台で、一人暮らしの1か月分を上回る電気を使う計算になります。

寝ている間もつけっぱなしにする場合は、使用時間がさらに増えます。弱で1日24時間使うと1日約372円、30日で約11,160円です。夜は弱にするか、切タイマーを使うと電気代を抑えられます。オイルヒーターは電源を切っても余熱が残るため、寝る前に切っても部屋が急に冷えることはありません。

自分の機種の電気代は、本体や取扱説明書に書かれた消費電力(W)を1000で割り、使った時間と単価をかけると計算できます。家電の電気代の計算方法は家電の電気代の計算方法で解説しています。

オイルヒーター(1200W機種)の電気代の目安
運転の強さ 1時間 1日8時間 1か月(1日8時間×30日)
強(1200W) 約37.2円 約298円 約8,928円
中(700W) 約21.7円 約174円 約5,208円
弱(500W) 約15.5円 約124円 約3,720円
参考:エアコン(6畳用) 約5.3円 約42円 約1,272円

※2026年10月時点。電気料金の目安単価31円/kWhで計算

出典:アイリスオーヤマ「ウェーブ型オイルヒーター」(オイルヒーターの消費電力)、パナソニック「エアコン 暖房の電気代はいくら? 1時間ごとの電気代や節約方法を解説」(エアコン:Jシリーズ6畳用)

(※2026年3〜8月 電気比較ガイド自社アンケート)

家計・節約アドバイザー 山田 美咲

家計・節約アドバイザー
山田 美咲

オイルヒーターは、部屋の広さに合った機種を、弱や中で使うのが電気代を抑えるコツです。強のまま長時間使うと、1か月で9,000円近くかかることもあります。冬は使用量が増えて電気代の高い段階で請求されやすいので、使い方の工夫とあわせて、冬の使用量で料金プランも比べてみましょう。

オイルヒーターの電気代が高くなりやすい理由

オイルヒーターは、エアコンと比べて電気代が高くなりやすい暖房器具です。その理由は、熱のつくり方と、暖められる部屋の広さにあります。

電気で直接熱をつくるため、エアコンより電気代がかかる

オイルヒーターは、本体の中に入った油を電気のヒーターで温め、その熱を部屋に伝えて暖めるしくみです。使った電気がそのまま熱になるため、1200Wで使えば、1200W分の熱しか出せません。

一方、エアコンは外の空気から熱を集めて部屋に運ぶ「ヒートポンプ」というしくみです。使った電気の数倍の熱を部屋に送れるため、同じ部屋を暖める場合、オイルヒーターより電気代を抑えられます。

ただし、オイルヒーターには、風が出ないためほこりが舞いにくい、空気が乾きにくい、運転音が静か、といった長所があります。電気代だけで選ぶのではなく、使う部屋や時間に合わせて使い分けるのがおすすめです。

また、灯油やガスのように燃やして暖めるわけではないため、室内の空気を汚さず、燃料を補給する手間もありません。寝室や子ども部屋のように、静かに暖めたい部屋に向いています。

  • オイルヒーター:電気で油を温め、その熱で部屋を暖める。風が出ず、空気が乾きにくい
  • エアコン:外の空気から熱を集めて部屋に運ぶ。同じ部屋なら電気代を抑えやすい

1200Wの機種が暖められるのは、木造で約3〜6畳

オイルヒーターは、思っているより暖められる部屋が狭い暖房器具です。たとえば1200Wのウェーブ型オイルヒーターの適用畳数は、断熱材がない木造住宅で約3畳、コンクリート住宅で約4.5畳です(※1)。断熱材(50mm)がある住宅でも、木造で約6畳、コンクリートで約8畳です(※2)。

適用畳数より広い部屋で使うと、室温がなかなか上がらず、強のまま長時間運転し続けることになり、電気代が上がります。リビングなどの広い部屋を暖めるなら、エアコンをメインにして、オイルヒーターは補助にするほうが電気代を抑えられます。

購入するときや使う部屋を決めるときは、本体の表示や取扱説明書で、適用畳数を確認しておきましょう。同じ機種でも、断熱材の有無で暖められる広さは約2倍違います。古い木造住宅など断熱性が低い家では、表示よりさらに狭い部屋向けと考えておくと安心です。すきま風が入る部屋では、暖めた空気が逃げやすく、強の運転が続きやすくなります。

1200Wのウェーブ型オイルヒーターの適用畳数
住宅の種類 断熱材なし 断熱材50mm
木造 約3畳 約6畳
コンクリート 約4.5畳 約8畳

※2026年10月時点

出典:アイリスオーヤマ「ウェーブ型オイルヒーター」

(※1,2 2026年10月時点 アイリスオーヤマ「ウェーブ型オイルヒーター」)

オイルヒーターの電気代を抑える使い方

オイルヒーターの電気代は、運転の強さと使う時間で決まります。部屋を暖めたあとは弱める、暖かさを逃がさない、といった工夫で電気代を抑えられます。

暖まったら弱か中にし、寝る前や外出前は早めに切る

オイルヒーターは、部屋が暖まるまでに時間がかかります。最初は強で運転し、部屋が暖まったら弱か中に切り替えると、電気代を抑えられます。強から弱にすると、1時間あたり約21.7円安くなります。

温度調節ができる機種なら、設定温度を低めにしておくと、室温が上がったときに運転を弱める時間が長くなります。設定温度を1℃下げるだけでも、使う電気を減らせます。肌寒いときは、設定温度を上げる前に、ひざ掛けや厚手の靴下で足元を暖めてみましょう。

また、オイルヒーターは電源を切っても、本体の油がしばらく熱を出し続けます。寝る前や外出の30分ほど前に切っても、部屋が急に冷えることはありません。切タイマーがある機種なら、時間を決めて自動で切れるようにしておきましょう。朝の冷え込みが気になる場合は、入タイマーで起きる少し前から運転を始めると、強で長く運転せずに済みます。

  • 最初は強、暖まったら弱か中に切り替える
  • 温度調節があれば、設定温度を低めにする
  • 寝る前や外出の30分前に電源を切り、余熱で過ごす
  • 切タイマーで、つけっぱなしを防ぐ

エアコンと組み合わせ、部屋の暖かさを逃がさない

広い部屋では、エアコンで部屋全体を暖め、オイルヒーターを足元や窓際の補助に使うと、電気代を抑えながら快適に過ごせます。エアコンで室温を上げておけば、オイルヒーターは弱でも十分に暖かく感じます。

窓から逃げる熱を減らすことも大切です。厚手のカーテンや断熱シートを窓につけると、暖めた空気が逃げにくくなります。オイルヒーターを窓の近くに置くと、窓際で冷やされた空気が床に下りてくるのを防げます。

また、使う部屋のドアを閉めて、暖める空間をしぼりましょう。部屋が狭いほど、オイルヒーターの弱い運転でも室温を保ちやすくなります。オイルヒーターの周りに洗濯物や家具を置くと、熱が部屋に広がりにくくなるため、周りは空けておきましょう。エアコンを長く使う場合の電気代はエアコンつけっぱなしの電気代で解説しています。

  • 広い部屋はエアコンをメインに、オイルヒーターは補助に使う
  • 厚手のカーテンや断熱シートで、窓からの冷気を防ぐ
  • ドアを閉めて、暖める部屋をしぼる

冬の電気代は、料金プランによっても差が出る

オイルヒーターを使う冬は、電気の使用量が増えます。使用量が増えると、電気代の単価が高い段階で請求されるため、料金プランの見直しも電気代を下げる方法の一つです。

使用量が増えると、単価の高い段階で請求される

従量電灯Bなどの料金プランは、使用量が増えるほど1kWhあたりの単価が上がる3段階の料金です。東京電力エナジーパートナーの従量電灯Bでは、11月1日の見直し後、120kWhまでが29.85円、300kWhまでが36.45円、300kWhを超える分が40.54円です(※)。見直し前の単価は、29.80円・36.40円・40.49円でした。

たとえば、ふだん月150kWh使う家庭が、オイルヒーターを強で1日8時間使うと、使用量は438kWhになります。従量電灯Bで計算すると、電力量料金は約11,060円増え、目安単価31円で計算した約8,930円より約2,130円高くなります(燃料費調整額・再エネ賦課金を除く)。

オイルヒーターで増えた分の電気が、2段階目・3段階目の高い単価で請求されるためです。冬に電気代が想定より上がるのは、こうした料金のしくみも関係しています。従量電灯のしくみは従量電灯A・Bとはで解説しています。

東京電力EP 従量電灯Bの電力量料金(2026年11月1日以降)
1か月の使用量 1kWhあたりの単価
120kWhまで 29.85円
120kWh超〜300kWhまで 36.45円
300kWh超 40.54円

※2026年10月時点

出典:東京電力エナジーパートナー「電気料金単価表(低圧)」

(※2026年10月時点 東京電力エナジーパートナー「電気料金単価表(低圧)」)

冬の使用量で料金プランを比べて、安くなるなら切り替える

料金プランによって、段階ごとの単価や基本料金のしくみは違います。冬にオイルヒーターなどで使用量が増える家庭は、夏ではなく冬の使用量で料金を比べると、電気代が高くなる時期の差がわかります。

冬の使用量は、明細や電力会社の会員サイトで確認できます。去年の12〜2月の使用量がわかれば、今年の冬の電気代も試算できます。確認方法は電気の使用量の確認方法で紹介しています。

電気料金シミュレーションなら、郵便番号と世帯人数を入れるだけで、料金プランごとの電気代を比べられます。今より安くなるプランがあれば、冬が本格的に始まる前に切り替えを検討しましょう。切り替えは新しい電力会社に申し込むだけで、今の電力会社への解約の連絡は必要ありません。手続きの流れは電力会社の切り替え方法で紹介しています。

  • 明細や会員サイトで、去年の冬の使用量を確認する
  • 冬の使用量で、今の料金プランと他社のプランを試算する
  • 安くなるプランがあれば、冬が本格的に始まる前に切り替える

よくある質問

Q. オイルヒーターとエアコン、どちらが電気代が安いですか?

部屋全体を暖めるなら、エアコンのほうが電気代は安く済みます。6畳用エアコンの暖房は、暖房シーズンの平均で1時間あたり約5.3円(※)で、1200Wのオイルヒーターの強(約37.2円)の約7分の1です。オイルヒーターは、空気が乾きにくく静かなのが長所なので、寝室や子ども部屋など、狭い部屋で弱く使う場合や、エアコンの補助として使う場合に向いています。電気代と快適さのバランスを見て、部屋や時間帯によって使い分けましょう。

(※2026年10月時点 パナソニック「エアコン 暖房の電気代はいくら? 1時間ごとの電気代や節約方法を解説」。Jシリーズ6畳用の暖房期間の平均)

Q. オイルヒーターをつけっぱなしにすると、電気代はいくらですか?

1200Wのオイルヒーターを強で24時間つけっぱなしにすると、1日約893円、30日で約26,800円かかります。弱(500W)でも1日約372円、30日で約11,160円です。室温が設定温度に達すると運転を弱める機種なら、実際の電気代はこれより下がりますが、夜は弱にする、切タイマーを使うなど、使い続ける時間を減らす工夫をしましょう。電源を切っても余熱がしばらく残るのも、オイルヒーターの特徴です。

Q. オイルヒーターを使うと、ブレーカーが落ちることはありますか?

1200Wのオイルヒーターを強で使うと、約12Aの電流が流れます。契約アンペアが30Aの家庭で、電子レンジやドライヤーなど消費電力の高い家電を同時に使うと、ブレーカーが落ちることがあります。オイルヒーターを使う時間帯は、ほかの家電を同時に使わないようにするか、契約アンペアを見直しましょう。強より弱(約5A)や中(約7A)で使えば、流れる電流も小さくなります。アンペアの目安は契約アンペアの目安で紹介しています。

Q. オイルヒーターは何畳まで暖められますか?

機種や住宅の断熱性によって違います。1200Wのウェーブ型オイルヒーターでは、断熱材がない住宅で木造約3畳・コンクリート約4.5畳、断熱材(50mm)がある住宅で木造約6畳・コンクリート約8畳です。適用畳数より広い部屋では強の運転が続き、電気代が上がるため、エアコンとの組み合わせを考えましょう。購入前に、使う部屋の広さと住宅の断熱性を確認しておくと、電気代のむだを防げます。広い部屋で使う場合は、エアコンと組み合わせましょう。

まとめ|オイルヒーターは弱・中で使い、冬の料金プランも見直す

1200Wのオイルヒーターの電気代は、1時間あたり強で約37.2円、中で約21.7円、弱で約15.5円です。強で1日8時間使うと、1か月で約8,900円かかり、6畳用エアコンの約7倍です。

部屋に合った機種を選び、暖まったら弱か中に切り替える、余熱やタイマーを使う、エアコンと組み合わせるといった工夫で、電気代を抑えられます。冬は使用量が増えて単価の高い段階で請求されやすいため、冬の使用量で料金プランも比べてみましょう。

※電気代は、電気料金の目安単価31円/kWh(税込)と、家電メーカーが公表している消費電力・消費電力量をもとに計算しています。エアコン(6畳用)は、暖房期間(11月8日〜4月16日)に1日18時間・設定温度20℃で使った場合の平均です。一人暮らしの使用量の中央値は、電気比較ガイドが2026年3〜8月に全国の電気契約者に実施した自社アンケートによります。

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冷蔵庫の電気代は月いくら?古い冷蔵庫と最新モデルの消費電力を比較

冷蔵庫は、家庭の中で唯一「24時間365日動き続ける家電」です。だからこそ、電気代に占める割合も大きく、「うちの冷蔵庫、電気代はいくらかかっているの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

冷蔵庫の電気代は、本体に記載された年間消費電力量(kWh)から計算できます。たとえば年間消費電力量が330kWhの冷蔵庫なら、年間で約10,230円、月にすると約850円が目安です。古い機種ほど消費電力が大きく、最新モデルに買い替えると電気代を抑えられることもあります。

この記事では、家計のプロの視点で冷蔵庫の電気代の計算方法・古い機種と最新モデルの比較・今日からできる節約のコツを整理します。

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冷蔵庫の電気代はいくら?|年間消費電力量から計算

まずは冷蔵庫の電気代の出し方を押さえましょう。本体に書かれた数字さえわかれば、誰でも計算できます。

冷蔵庫の電気代の計算式

冷蔵庫の電気代は、本体やカタログに記載されている「年間消費電力量(kWh)」を使って計算します。

冷蔵庫の電気代の計算式

  • 年間の電気代 = 年間消費電力量(kWh) × 31円/kWh
  • 月の電気代 = 年間の電気代 ÷ 12か月
  • 1日の電気代 = 年間の電気代 ÷ 365日

※31円/kWhは、全国家庭電気製品公正取引協議会が示す目安単価(2022年7月改定・税込)です。年間消費電力量は本体・カタログに記載されています。

たとえば年間消費電力量330kWhの冷蔵庫なら、330 × 31円 = 年間約10,230円。月にすると約850円、1日にすると約28円という計算になります。

容量別の電気代の目安

冷蔵庫の年間消費電力量は、容量や年式によって変わります。最新の省エネモデルの一般的な目安は次のとおりです。

容量の目安 年間消費電力量の目安 年間の電気代の目安
〜150L(一人暮らし向け) 約300kWh前後 約9,300円前後
300〜400L(二人〜三人向け) 約280〜330kWh 約8,700〜10,200円
400〜500L(ファミリー向け) 約260〜330kWh 約8,100〜10,200円

※年間消費電力量はあくまで一般的な目安です。実際は機種・年式・使用環境によって変動します。意外にも、大容量モデルのほうが省エネ性能が高く消費電力が小さい場合もあります。

古い冷蔵庫と最新モデルの違い|買い替えで安くなる?


「古い冷蔵庫は電気代が高い」とよく言われます。実際、どのくらい違うのでしょうか。買い替えの判断材料を見ていきましょう。

10年前の冷蔵庫は消費電力が大きい

冷蔵庫の省エネ性能は年々向上しています。経済産業省 資源エネルギー庁によると、冷蔵庫は10年前の製品と比べて約28〜35%の省エネになっているとされています。つまり、古い冷蔵庫を使い続けると、最新モデルより電気代が高くなりやすいということです。

買い替えの判断ポイント

ただし、買い替えには本体価格がかかります。電気代の差だけで判断せず、次の点をふまえて検討しましょう。

買い替えを検討するポイント

  • 使用年数が10年以上で、消費電力が大きい古い機種
  • 冷えが悪い、異音がするなど不調のサインがある
  • 家族構成が変わり、容量が合わなくなっている
  • 年間消費電力量(本体記載)を今の機種と比べて差が大きい

家計・節約アドバイザー 山田美咲

家計・節約アドバイザー
山田 美咲

買い替えを考えるときは、まず今の冷蔵庫の「年間消費電力量」を本体の表示で確認してみてください。最新モデルのカタログ値と比べて差が大きければ、買い替えで電気代を取り戻せる可能性があります。一方、まだ新しい機種なら、設定温度や使い方の工夫で十分に節約できます。あわてて買い替える前に、まずは数字で比べるのがおすすめです。

冷蔵庫の電気代を節約する方法


買い替えなくても、毎日の使い方を少し変えるだけで冷蔵庫の電気代は抑えられます。今日からできる工夫を紹介します。

①ものを詰め込みすぎない

冷蔵室に food をぎっしり詰めると、冷気の循環が悪くなり余計な電力を使います。冷蔵室は7割程度を目安に、すき間を空けて収納しましょう。

②開閉回数・開けている時間を減らす

扉を開けるたびに冷気が逃げ、庫内を冷やし直すために電力を使います。開閉回数を減らし、開けている時間を短くするだけでも節約になります。

③設定温度を季節に合わせる

設定を「強」から「中」にするだけでも消費電力を抑えられます。冬場や食材が少ないときは温度設定を見直しましょう。

④壁から少し離して設置する

冷蔵庫は背面や側面から放熱します。壁にぴったりつけると放熱効率が落ちるため、数センチのすき間を空けて設置すると効率が上がります。

⑤熱いものは冷ましてから入れる

熱い料理をそのまま入れると庫内の温度が上がり、冷やし直すために電力を使います。粗熱を取ってから入れる習慣をつけましょう。

冷蔵庫だけでなく家全体で電気代を見直す

冷蔵庫の節約は大切ですが、24時間動く家電だからこそ、家全体の電気代とあわせて見直すと効果的です。

冷蔵庫は消したり止めたりできない家電のため、節約には限界があります。だからこそ、料金プランそのものの見直しが効いてきます。基本料金や電力量料金の設計が変われば、冷蔵庫を含む家全体の電気代が下がる可能性があります。

自分の使用量で各社がいくらになるかは、郵便番号と世帯人数を入れるだけでシミュレーションできます。エアコンの電気代や電気代を安くする方法もあわせて参考にしてください。

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冷蔵庫の電気代に関するよくある質問

最後に、冷蔵庫の電気代についてよく寄せられる疑問をまとめました。

Q. 冷蔵庫の電気代は月いくらですか?

A. 年間消費電力量330kWhの機種で月約850円が目安です。(31円/kWhで計算)。容量や年式によって変わります。本体記載の年間消費電力量×31円÷12で計算できます。

Q. 古い冷蔵庫は買い替えたほうが得ですか?

A. 10年以上前の機種なら買い替えで電気代を抑えられる可能性があります。冷蔵庫は10年前と比べ約28〜35%省エネになっています。ただし本体価格とのバランスで判断しましょう。

Q. 冷蔵庫のコンセントを抜くと節約になりますか?

A. 食材が傷むため、コンセントを抜くのはおすすめできません。冷蔵庫の節約は、詰め込みすぎない・設定温度の調整・開閉を減らすといった方法で行いましょう。

まとめ|冷蔵庫は使い方の工夫+家全体の見直しで

冷蔵庫の電気代は年間消費電力量×31円で計算でき、330kWhの機種なら月約850円が目安です。10年以上前の機種は消費電力が大きいため、買い替えで電気代を抑えられることもあります。

この記事のポイント

  • 冷蔵庫の電気代は年間消費電力量×31円で計算できる
  • 10年前の機種より最新モデルは約28〜35%省エネ
  • 節約のコツは詰め込みすぎない・開閉を減らす・設定温度・設置場所
  • コンセントを抜くのはNG(食材が傷む)
  • 24時間動く家電だからこそ、家全体のプラン見直しが効く

冷蔵庫は止められない家電だからこそ、使い方の工夫と料金プランの見直しの両面が大切です。シミュレーションで家全体の電気代が下がるか確認してみてください。

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エアコンの電気代は1時間いくら?冷房・暖房の目安と節約する5つの方法

夏や冬の電気代が高くなる最大の原因は、多くの家庭でエアコンです。「つけっぱなしと、こまめに消すのはどっちが得?」「1時間でいくらかかっているの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

エアコンの電気代は、消費電力(kW) × 使用時間(h) × 電気料金単価で計算できます。1kWhあたりの電気料金の目安を31円とすると、消費電力1,000Wのエアコンを1時間使った電気代は約31円。畳数や設定温度によって、この金額は大きく変わります。

この記事では、家計のプロの視点でエアコンの電気代の目安(1時間・冷房暖房・畳数別)・つけっぱなしの是非・今日からできる5つの節約法を整理します。ガマンせずに電気代を抑えるコツがわかります。

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エアコンの電気代はいくら?|計算方法と1時間の目安

まずはエアコンの電気代がどう決まるのか、計算方法から押さえましょう。これがわかると、自分の家のエアコン代も自分で計算できます。

エアコンの電気代の計算式

エアコンに限らず、家電の電気代は次の式で計算できます。

家電の電気代の計算式

  • 電気代 = 消費電力(kW) × 使用時間(h) × 電気料金単価(円/kWh)
  • 消費電力は本体・カタログの「W」表示を1,000で割って「kW」に換算
  • 電気料金単価は目安として31円/kWhで計算

※31円/kWhは、全国家庭電気製品公正取引協議会が示す目安単価(2022年7月改定・税込)です。実際の単価は契約中の電力会社・プランによって異なります。

たとえば消費電力1,000W(1kW)のエアコンを1時間使うと、1kW × 1h × 31円 = 約31円。8時間なら約248円、24時間つけっぱなしなら約744円という計算になります。

冷房・暖房・畳数別の電気代の目安

エアコンの消費電力は、部屋の広さ(畳数)や運転モードで変わります。一般的な目安は次のとおりです。

畳数・運転 消費電力の目安 1時間の電気代の目安
6畳・冷房 約400〜600W 約12〜19円
6畳・暖房 約500〜700W 約16〜22円
14畳・冷房 約900〜1,200W 約28〜37円
14畳・暖房 約1,100〜1,500W 約34〜47円

※消費電力は一般的な機種の目安です。実際は機種・室温・設定温度・運転状況によって大きく変動します。電気代は31円/kWhで計算した概算です。

表を見るとわかるとおり、暖房は冷房より電気代が高くなる傾向があります。これは、冬は室温と設定温度の差が大きく、エアコンがより多くの電力を使って部屋を暖めるためです。

1か月つけるといくら?

1日8時間、冷房(6畳・約500W)を使った場合、1日約124円、30日で約3,720円が目安です。夏や冬は使用時間が長くなるため、エアコンが電気代に占める割合は大きくなります。だからこそ、使い方の工夫が電気代全体に効いてきます。

家計・節約アドバイザー 山田美咲

家計・節約アドバイザー
山田 美咲

エアコン代を「高い」と感じたら、まず消費電力(W)を本体やカタログで確認してみてください。同じ6畳用でも、古い機種と最新の省エネ機種では消費電力に差があります。電気代の計算式を知っておくと、「この使い方なら1日いくら」と自分で把握できるようになり、ムダな不安や過剰な節約をせずに済みます。

エアコンはつけっぱなしとこまめな入切どちらが得?


エアコンの永遠のテーマが「つけっぱなし」か「こまめに消す」か。結論は、状況によって変わります。仕組みを理解して使い分けましょう。

短時間の外出ならつけっぱなしが有利なことも

エアコンは、運転を開始して設定温度まで一気に室温を変えるとき(立ち上がり時)に最も多くの電力を使います。設定温度に達したあとは、消費電力を抑えて運転を続けます。

そのため、30分〜1時間程度の短い外出なら、消そうとせずつけっぱなしのほうが電気代を抑えられるケースがあります。こまめに消すと、戻るたびに立ち上がりの大きな電力を消費するためです。

長時間の外出ならこまめに消すのが基本

一方、数時間以上の外出や就寝時など、長時間使わない場合は消したほうが電気代を抑えられます。立ち上がりの電力よりも、長時間運転し続ける電力のほうが大きくなるためです。

つけっぱなし・こまめな入切の使い分け

  • 30分〜1時間程度の外出:つけっぱなしが有利なことが多い
  • 数時間以上の外出・就寝:消したほうが有利
  • 日中の在宅時など、気温が高い時間帯ほどつけっぱなしの効果が出やすい

※どちらが得かは外気温・断熱性能・機種によって変わります。目安として活用してください。

エアコンの電気代を節約する5つの方法


ここからは、ガマンせずにエアコン代を抑える具体的な方法を紹介します。どれも今日から実践できるものばかりです。

①設定温度を控えめにする

冷房は設定温度を1度上げる、暖房は1度下げるだけで、消費電力を抑えられます。環境省は冷房時の室温の目安を28度、暖房時を20度としています。体感に合わせて、ムリのない範囲で調整しましょう。

②フィルターを2週間に1回掃除する

フィルターにほこりが詰まると、エアコンの効きが悪くなり余計な電力を使います。2週間に1回を目安にフィルターを掃除するだけで、運転効率が上がり電気代の節約につながります。

③自動運転モードを使う

「弱風で節約しよう」と微風運転にすると、かえって設定温度に達するまで時間がかかり電力を使うことがあります。最も効率がよいのは自動運転モード。立ち上がりは強く、安定したら弱く、と自動で最適化してくれます。

④サーキュレーター・扇風機を併用する

冷たい空気は下に、暖かい空気は上にたまります。サーキュレーターや扇風機で空気を循環させると、部屋全体が均一な温度になり、設定温度を控えめにしても快適に過ごせます。

⑤室外機まわりとカーテンを工夫する

室外機の前に物を置かない、直射日光を避けるだけで効率が上がります。室内では遮光カーテンで日差しを遮ると、冷房の効きがよくなります。窓まわりの対策は、冷暖房効率に大きく影響します。

家計・節約アドバイザー 山田美咲

家計・節約アドバイザー
山田 美咲

節約というと「我慢して消す」と考えがちですが、エアコンは無理に止めると熱中症や体調不良のリスクもあります。大切なのは、止めることより「効率よく使う」こと。フィルター掃除やサーキュレーター併用など、快適さを保ちながらできる工夫から始めましょう。そのうえで料金プランも見直せば、ガマンなしで電気代を下げられます。

使い方の工夫+プラン見直しで夏冬の電気代を抑える

エアコンの使い方を工夫しても、契約している料金プランが生活に合っていないと、電気代は思うように下がりません。使い方とプランの両面から見直すのが効果的です。

エアコンを多く使う夏や冬は電気の使用量が増えるため、使用量が多い時期に割安になるプランや、自分の生活時間に合ったプランを選ぶと、同じ使い方でも電気代が変わることがあります。エアコン代が気になる季節こそ、プランの見直し効果を実感しやすいタイミングです。

自分の使用量で各社がいくらになるかは、郵便番号と世帯人数を入れるだけでシミュレーションできます。あわせて電気代を安くする方法や夏の電気代を抑える方法も参考にしてください。

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エアコンの電気代に関するよくある質問

最後に、エアコンの電気代についてよく寄せられる疑問をまとめました。

Q. エアコンの電気代は1時間いくらですか?

A. 6畳用の冷房でおおむね1時間12〜19円が目安です。消費電力1,000Wのモデルなら1時間約31円(31円/kWhで計算)。畳数・設定温度・機種によって変わります。

Q. つけっぱなしと、こまめに消すのはどちらが得ですか?

A. 30分〜1時間程度の短い外出ならつけっぱなし、数時間以上ならこまめに消すのが基本です。エアコンは立ち上がり時に最も電力を使うためです。

Q. 弱風にすると節約になりますか?

A. かえって電気代がかかることがあります。微風だと設定温度に達するまで時間がかかるためです。最も効率がよいのは自動運転モードです。

Q. 古いエアコンは買い替えたほうがいいですか?

A. 10年以上前の機種は買い替えで電気代を抑えられる可能性があります。省エネ性能が大きく向上しているためです。ただし買い替え費用とのバランスで判断しましょう。

まとめ|エアコンは「効率よく使う」が節約のカギ

エアコンの電気代は「消費電力 × 使用時間 × 単価」で計算でき、6畳の冷房なら1時間12〜19円が目安です。暖房は冷房より高くなりやすく、夏冬は電気代に占める割合が大きくなります。

この記事のポイント

  • エアコンの電気代は消費電力(kW)×使用時間×31円で計算できる
  • 6畳冷房は1時間約12〜19円、暖房は冷房より高め
  • 短時間の外出はつけっぱなし、長時間は消すのが基本
  • 設定温度・フィルター掃除・自動運転・サーキュレーター・窓対策で節約
  • 使い方の工夫+プラン見直しで、ガマンせず電気代を抑えられる

エアコンは止めるより「効率よく使う」のが節約のコツです。使い方を工夫したら、最後にプランの見直しで仕上げましょう。シミュレーションで今より下がるか確認してみてください。

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