東京電力エリア(関東1都6県)は、契約できる電力会社が全国で最も多いエリアです。「電気代を安くしたいけれど、結局どこを選べばいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、東京電力エリアで契約できる主要16プラン を、関東12ヶ月平均の使用量で世帯別にシミュレーション比較しました。オクトパスエナジーやCDエナジーなど節約効果の高いおすすめ社 と、契約前に必ず注意したい5社 を明確に分けて解説するので、ご家庭に合った最適な電力会社が見つかります。
東京電力エリアで電力会社を選ぶ前に知っておきたい基礎知識
電力会社を比較する前に、まず「東京電力エリアでどんな電力会社を選べるのか」「電気料金はどんな仕組みなのか」という2つの基本を押さえておきましょう。ここを理解しておくだけで、東京・関東での電力会社選びの精度が格段に上がります。
東京電力エリアで選べる電力会社の種類
東京電力エリア(関東1都6県:東京都・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬と山梨県、静岡県の一部)では、大手電力会社「東京電力エナジーパートナー(東京電力EP)」と100社以上の新電力 から選べます。
新電力は大きく以下のタイプに分かれます。
従量料金型(燃調あり): 東京電力EPと同じ3段階料金で、燃料価格に応じた燃料費調整額が適用されるタイプ。各社で単価が異なる(CDエナジー、TERASEL、出光、ENEOS、東京ガス、auでんき、ミツウロコなど)
固定単価型(燃調なし): 使用量に関係なく1kWhあたりの単価が一律で、燃料費調整額がないタイプ(オクトパスエナジー「シンプルオクトパス」など)
市場連動型: 市場価格に応じて単価が変動するタイプ(Looopでんき「スマートタイムONE」、TERASELでんき「マーケットプラン」など)
セット割重視型: 上記の「従量料金型・固定単価型・市場連動型」の電気料金に加えて、都市ガス・携帯・カード等をセットで契約することでお得になるタイプ(東京ガス、CDエナジー、auでんきなど)。他3形態に追加で適用される形態
電気料金の3つの構成要素
電気料金は、以下の3つの要素から構成されます。
基本料金: 契約アンペア数(10A〜60A)に応じた固定料金
電力量料金: 使用量(kWh)に応じた料金。3段階制が一般的
燃料費調整額・再エネ賦課金: 燃料価格や再エネ普及のために毎月加算/減算される
新電力の中には、上記とは別に、「燃料費調整額」の代わりとして、または燃料費調整額と併用して 、「電源調達調整費」「市場価格調整額」「容量拠出金」 といった独自の費目を加算するケースがあります。これらは見落とすと「安く見えたのに実際は高かった」というギャップを生むため、本記事では実質料金で比較しています。
東京・関東で電力会社を選ぶ5つのポイント
東京電力エリアで契約できる電力会社は数十社にのぼりますが、選ぶ際に押さえるべきポイントは5つだけです。この5つを意識すれば、関東在住の方に合った電力会社が自然と絞り込めます。
ポイント①:契約アンペアと使用量に合ったプランを選ぶ
東京電力エリアの一般家庭は、契約アンペア数(10A〜60A)に応じた基本料金がかかる「アンペア制」が主流です。電気使用量とアンペア数の組み合わせで、最適なプランは大きく変わります。
月間200kWh未満(一人暮らし・ワンルーム): 基本料金の安さを重視。基本料金0円のプランや、CDエナジーのように30A=830円の割安プランが有利
月間200〜300kWh(二人暮らし・1LDK〜2LDK): 第2段階電力量料金の単価を重視。ガスセット割やポイント還元も検討
月間300kWh以上(ファミリー・3LDK以上): 第3段階の単価 or 固定単価型を重視。節約効果が最も大きい層
ポイント②:東京電力スタンダードSとの比較で「実質料金」を見る
東京・関東で電力会社を比較する際、おすすめなのが「東京電力EPスタンダードS」との比較 です。スタンダードSは東京電力エリアの標準プランで、関東在住者の多くが現在契約している料金プランです。
新電力プランの「お得さ」を測るには、スタンダードSと比べて実際の請求額がいくら安くなるか を見るのが最もシンプル。電力量料金単価が安く見えても、燃料費調整額の仕組み(上限なし vs 上限あり)次第で逆転することもあるため、年間トータルでの比較が大切です。
ポイント③:燃料費調整額・電源調達調整費の有無をチェック
多くの新電力には燃料費調整額の上限がありません。2022年のように燃料価格が急騰した局面では、上限なしの新電力のほうが料金が高くなった ケースもありました。
逆に、Looopでんきのように燃料費調整額がない代わりに、市場連動や独自の調整費 で計算するプランもあります。また、シン・エナジーのように燃料費調整額と電源調達調整費の両方を併用する 会社も存在します。一見「燃調なし」と聞くと安心に見えますが、電源調達調整費・市場価格調整額・容量拠出金 などの別の費目が加算されることが多く、実質的に燃料価格の影響を受ける構造になっているため、必ず「実質料金」で比較する ことが大切です。
ポイント④:東京ガスなど都市ガスとのセット割を活用する
東京・関東は東京ガス・東京電力EP・CDエナジーダイレクト など、電気とガスをまとめて契約できるサービスが充実したエリアです。セット割を活用すれば、年間で数千円〜1万円ほどの追加節約が見込めるケースもあります。
ただし、セット割込みの料金が単独の新電力より安いとは限りません。「電気+ガス」の総額で比較するのが鉄則です。
ポイント⑤:解約金・契約期間の縛りを確認
新電力の多くは解約金無料・契約期間の縛りなしですが、一部プラン(オール電化向けプランの一部やキャンペーン適用プランなど)では1〜2年の契約期間が設定されています。
引っ越しの可能性がある方や「まず試したい」方は、解約金0円のプラン を選んでおくのが安心です。本記事で紹介する16プランは、原則として解約金0円ですが、個別に注意点がある場合は各社の解説で明記します。
【2026年最新】東京・関東でおすすめの電力会社16選
東京電力エリアで契約できる主要16プランを、関東12ヶ月平均の使用量で世帯別に試算しました。下表は、東京電力EPスタンダードSと比較した4世帯平均の年間節約額 を、特徴ごとに整理したものです(詳細な試算条件は下記アコーディオン参照)。
※下表の年節約額には、各社の割引・ポイント還元・キャンペーン特典・セット割等は含まれていません。特徴欄に記載のセット割やポイント還元は、別途活用することでさらなる節約が可能です。
会社名(プラン名)
4世帯平均年節約額
特徴
オクトパスエナジー(グリーンオクトパス 2026-04)
+5,115円
実質再エネ100%、東京ガス合弁の安心感
CDエナジーダイレクト(ベーシックでんきB)
+5,055円
中部電力ミライズと大阪ガスの合弁。セット割充実 ※左記の節約額にセット割・ポイントは含みません
TERASELでんき(超TERASEL東京B)
+3,735円
伊藤忠グループの安心感、ポイント還元あり ※左記の節約額にポイントは含みません
出光でんき(Sプラン)
+3,477円
電力量料金が東電より安い。クルマ特割あり ※左記の節約額にクルマ特割は含みません
ミツウロコでんき(従量電灯B)
+3,432円
2-3人世帯以上に有利。引越し・水回りサポート付き
ENEOSでんき(東京Vプラン)
+3,369円
電力量料金が東電より安い。ENEOSカード割引 ※左記の節約額にENEOSカード割引は含みません
東京ガスのでんき(基本プラン)
+1,539円
都市ガスとのセット割で関東トップクラスの実績 ※左記の節約額にセット割は含みません
オクトパスエナジー(シンプルオクトパス 2026-04)
+288円
燃調なし一律単価・12ヶ月限定プラン
auでんき(でんきM)
±0円
東京電力ほぼ同額・Pontaポイント還元 ※左記の節約額にポイントは含みません
ドコモでんき(Basic)
±0円
東京電力同額・dポイント還元あり ※左記の節約額にポイントは含みません
ソフトバンクでんき(おうちでんきT)
±0円
東京電力同額・SBスマホセット割 ※左記の節約額にセット割は含みません
東京電力EP(スタンダードS)
0円(基準)
関東の標準プラン
⚠ シン・エナジー(きほんプラン)
−10,092円
電源調達調整費・容量拠出金で東電より高くなる場合あり
⚠ Looopでんき(スマートタイムONE)
−18,387円
市場連動・容量拠出金・サービス料金で東電より高くなる場合あり
⚠ エバーグリーン(スマートゼロプラン)
−38,583円
電源調達調整額で東電より高くなる場合あり
⚠ 楽天でんき(プランS)
−45,192円
市場価格調整額で東電より高くなる場合あり
⚠ HTBエナジー(ベーシックプラン東京)
−53,784円
容量拠出金・電源調達調整費で東電より高くなる場合あり
※「4世帯平均年節約額」とは、1人世帯(30A/月165.8kWh・年間1,990kWh)、2人世帯(40A/月267.5kWh・年間3,210kWh)、3人世帯(40A/月316.6kWh・年間3,799kWh)、4人以上世帯(50A/月357.5kWh・年間4,290kWh)で試算した合計年間節約額を4で割算したものです。
おすすめの根拠と料金の試算条件について
※本記事で紹介している電力会社は、編集部が料金・サービス・契約条件・経営安定性・口コミを総合的に調査・比較し、厳選しています。「単価の安さ」「世帯別の最適解」「ポイント還元込みの実質料金」など、最適な電力会社は条件によって異なります。あなたの条件に合った電力会社は、記事内の各比較セクションでご確認ください。
【試算の根拠】
2026年5月時点の各社公式情報に基づく概算値
東京電力エリア・世帯別電気使用量(1人世帯30A/月165.8kWh・年間1,990kWh、2人世帯40A/月267.5kWh・年間3,210kWh、3人世帯40A/月316.6kWh・年間3,799kWh、4人以上世帯50A/月357.5kWh・年間4,290kWh)で試算(関東12ヶ月平均使用量)
燃料費調整額は2026年5月の単価を12ヶ月一律で適用(政府補助金適用なし)
電源調達調整額・市場価格調整額・容量拠出金などの独自費目も各社の2026年5月時点の単価で試算
再生可能エネルギー発電促進賦課金は2026年度単価(4.18円/kWh)で算定
各社の割引・ポイント還元・キャンペーン特典・セット割は含めていません
実際の料金は使用状況や各種調整額の変動により異なります
【比較対象プラン】 東京電力EP「スタンダードS」と、オクトパスエナジー、東京ガス、ENEOSでんき、出光でんき、ドコモでんき、TERASELでんき、CDエナジーダイレクト、auでんき、HTBエナジー、ミツウロコでんき、楽天でんき、ソフトバンクでんき、エバーグリーン、シン・エナジー、Looopでんきなど16社のプラン。
【燃料費調整額とは】 発電に使用する原油・LNG・石炭などの輸入燃料価格の変動を電気料金に反映させる制度で、3か月の平均貿易統計価格をもとに毎月更新されます。毎月の電気代に加算または減算されます。
【再生可能エネルギー発電促進賦課金とは】 再生可能エネルギーで発電された電気を電力会社が買い取る費用の一部を、電気を使用する全ての利用者が使用量に応じて負担する制度です。全国一律の単価で毎年度見直されます(2026年度=4.18円/kWh)。
続いて、おすすめ5社(オクトパスエナジー、CDエナジーダイレクト、TERASELでんき、出光でんき、ミツウロコでんき)の詳細を解説します。それ以降の社についても、選ぶ際の判断材料を簡潔にお伝えします。
1. オクトパスエナジー(グリーンオクトパス 2026-04)|安さと環境配慮を両立したい方に
オクトパスエナジーは、イギリスで契約者数No.1のエネルギー企業で、日本では東京ガスとの合弁会社「TGオクトパスエナジー」として事業を展開 しています。4人以上世帯(50A/月357.5kWh・年間4,290kWh)で年7,440円の節約が見込め、東京・関東エリアで最も節約効果の高いプランの一つ です。
メインプランの「グリーンオクトパス 2026-04」は、実質再エネ100%(再エネ指定の非化石証書付き) の電気を利用できる料金プランです。電力量料金は3段階制で、2026年5月時点の燃料費調整額・再エネ賦課金を含めた実質料金で東京電力スタンダードSより安く設計されています。なお、基本料金は「1日あたり料金」(9.70円/10A・日) です。
オクトパスエナジーの2つの主要プランの違い
オクトパスエナジーには「グリーンオクトパス」と「シンプルオクトパス」の2つの主要プランがあり、それぞれ料金の仕組みが異なります。
プラン名
料金タイプ
燃調
向いている人
グリーンオクトパス 2026-04
3段階従量制(メインプラン)
あり(独自燃調)
標準的な使い方の方・長期契約検討者
シンプルオクトパス 2026-04
固定単価(基本料金0円)
なし
燃料価格高騰時のリスク回避を重視する方(12ヶ月経過後、グリーンオクトパス 2026-04に自動移行)
※オクトパスエナジー「シンプルオクトパス 2026-04」の料金は、2026年5月時点の情報に基づく概算値です。燃料費調整額のない一律単価プランで、12ヶ月限定となります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
東京電力EPスタンダードSとの料金比較(東京電力エリア・2026年5月)
世帯
東京電力スタンダードS
グリーンオクトパス 2026-04
差額(年間)
1人世帯(30A/月165.8kWh・年間1,990kWh)
5,661円/月
5,468円/月
+2,316円/年
2人世帯(40A/月267.5kWh・年間3,210kWh)
9,357円/月
8,961円/月
+4,752円/年
3人世帯(40A/月316.6kWh・年間3,799kWh)
11,059円/月
10,563円/月
+5,952円/年
4人以上世帯(50A/月357.5kWh・年間4,290kWh)
12,900円/月
12,280円/月
+7,440円/年
※グリーンオクトパス 2026-04には独自の燃料費調整額があり、上限が設定されていません。燃料価格が高騰した場合、電気代が大幅に上昇する可能性があります。単価の詳細は2026年5月時点の情報です。
オクトパスエナジー(グリーンオクトパス 2026-04)のメリット
4人以上世帯(50A/月357.5kWh・年間4,290kWh)で年7,440円の節約(2026年5月時点)
実質再エネ100%(再エネ指定の非化石証書付き)の電気を低価格で利用できる
東京ガスとの合弁会社のため、サポート体制が充実
解約金・契約期間の縛りなし
友達紹介割引など特典が充実
オクトパスエナジーの注意点
独自の燃料費調整額があり、上限が設定されていない(燃料価格高騰時は注意)
ガスセット割は不可
2. CDエナジーダイレクト(ベーシックでんきB)|セット割重視のファミリー層に
CDエナジーダイレクト(以下、CDエナジー)は、中部電力ミライズと大阪ガスが共同出資して2018年に設立した新電力 です。「ベーシックでんきB」は東京電力エリア向けの基本プランで、4人以上世帯(50A/月357.5kWh・年間4,290kWh)で年7,752円の節約 が見込めます。オクトパスとほぼ同水準の節約効果を持ち、関東エリアトップクラスのおすすめプランです。
CDエナジーの強みは電気・ガスのセット割と豊富なポイント還元 です。電気とガスをまとめると年間で数千円の追加節約が見込め、毎月の電気料金100円ごとに「カテエネポイント」が貯まります。子供の誕生日や結婚記念日などのライフイベント時にもポイントがもらえる、生活密着型のサービスが特徴です。また、基本料金が東京電力より割安(30A=830.70円)に設定されているため、使用量が少ない世帯でも一定の節約効果が期待できます。
東京電力EPスタンダードSとの料金比較(東京電力エリア・2026年5月)
世帯
東京電力スタンダードS
CDエナジー ベーシックでんきB
差額(年間)
1人世帯(30A/月165.8kWh・年間1,990kWh)
5,661円/月
5,423円/月
+2,856円/年
2人世帯(40A/月267.5kWh・年間3,210kWh)
9,357円/月
9,003円/月
+4,248円/年
3人世帯(40A/月316.6kWh・年間3,799kWh)
11,059円/月
10,612円/月
+5,364円/年
4人以上世帯(50A/月357.5kWh・年間4,290kWh)
12,900円/月
12,254円/月
+7,752円/年
CDエナジーダイレクト(ベーシックでんきB)のメリット
4人以上世帯(50A/月357.5kWh・年間4,290kWh)で年7,752円の節約(2026年5月時点)
基本料金30A=830.70円と東京電力より約105円安い
電気・ガスのセット割で追加節約(CDエナジーの都市ガスは東京ガスエリア対応)
カテエネポイントが100円ごとに1ポイント貯まり、電気料金支払いに使える
家族のライフイベント特典(誕生日・結婚記念日など)あり
CDエナジーダイレクトの注意点
東京電力EPの燃料費調整額を適用するため、上限が設定されていない
セット割の恩恵を最大化するには、ガスもCDエナジーへの切り替えが必要
5人以上の大世帯はファミリーでんきの方がお得になる可能性あり
3. TERASELでんき(超TERASEL東京B)|ポイントを貯めたい方・ファミリー層に
TERASELでんきは、伊藤忠エネクスグループの新電力 です。「超TERASEL東京B」は東京電力エリア向けのフラッグシッププランで、4人以上世帯(50A/月357.5kWh・年間4,290kWh)で年4,980円の節約 が見込めます。
特徴は、電力量料金の第2段階・第3段階単価が東京電力スタンダードSより安く設定 されている(第2段階35.34円、第3段階39.26円)ことです。さらに、契約者特典として楽天ポイント・Tポイント・Pontaポイントなどから選べる「TERASELマイル」 が貯まります。ポイント還元を含めた実質的なお得感を重視する方に向いています。
東京電力EPスタンダードSとの料金比較(東京電力エリア・2026年5月)
世帯
東京電力スタンダードS
超TERASEL東京B
差額(年間)
1人世帯(30A/月165.8kWh・年間1,990kWh)
5,661円/月
5,482円/月
+2,148円/年
2人世帯(40A/月267.5kWh・年間3,210kWh)
9,357円/月
9,059円/月
+3,576円/年
3人世帯(40A/月316.6kWh・年間3,799kWh)
11,059円/月
10,706円/月
+4,236円/年
4人以上世帯(50A/月357.5kWh・年間4,290kWh)
12,900円/月
12,485円/月
+4,980円/年
TERASELでんき(超TERASEL東京B)のメリット
4人以上世帯(50A/月357.5kWh・年間4,290kWh)で年4,980円の節約(2026年5月時点)
電力量料金の第2段階・第3段階単価が東電より安い
使用量が多い世帯ほど節約効果大
楽天・T・Pontaなど主要ポイントから選べる「TERASELマイル」
伊藤忠エネクスグループの大手系列で経営の安心感、解約金・契約期間の縛りなし
TERASELでんきの注意点
東京電力EPの燃料費調整額を適用するため、上限が設定されていない
ガスセット割は提供していない
4. 出光でんき(Sプラン)|車・EVに乗るファミリー層に
出光でんきは、石油元売り大手の出光興産が運営する新電力 です。「Sプラン」は東京電力エリア向けの基本プランで、4人以上世帯(50A/月357.5kWh・年間4,290kWh)で年5,892円の節約 が見込めます。
出光でんきの最大の特徴は電力量料金の第2段階・第3段階単価が東京電力スタンダードSより安く設定 されている点(第2段階34.76円、第3段階37.10円)です。さらに、出光興産系列ならではの「カーオプション」(ガソリン・軽油代がリッター2円引き) が利用でき、自家用車を所有するファミリー層には特にメリットがあります。EVオーナー向けのプランや、オール電化プランも提供しています。
東京電力EPスタンダードSとの料金比較(東京電力エリア・2026年5月)
世帯
東京電力スタンダードS
出光でんき Sプラン
差額(年間)
1人世帯(30A/月165.8kWh・年間1,990kWh)
5,661円/月
5,586円/月
+900円/年
2人世帯(40A/月267.5kWh・年間3,210kWh)
9,357円/月
9,115円/月
+2,904円/年
3人世帯(40A/月316.6kWh・年間3,799kWh)
11,059円/月
10,708円/月
+4,212円/年
4人以上世帯(50A/月357.5kWh・年間4,290kWh)
12,900円/月
12,409円/月
+5,892円/年
出光でんき(Sプラン)のメリット
4人以上世帯(50A/月357.5kWh・年間4,290kWh)で年5,892円の節約(2026年5月時点)
使用量が多い世帯ほど節約効果大(4人以上世帯で年間約5,882円)
電力量料金第2-3段階が東京電力スタンダードSより安く設定
カーオプションでガソリン・軽油代が2円/L引き(自家用車所有者に特典)
EVオーナー向け・オール電化向けプランも充実
出光でんきの注意点
燃料費調整額に上限が設定されていない(燃料価格高騰時は注意)
一人暮らし(165.8kWh前後)では節約効果がやや小さめ(年間約901円)
カーオプションの対象は出光・アポロステーションのみ(他社GSは対象外)
5. ミツウロコでんき(従量電灯B)|2人世帯以上で生活サポートも欲しい方に
ミツウロコでんきは、燃料・エネルギー商社のミツウロコグループが運営する新電力 です。「従量電灯B」は東京電力エリアの家庭向けスタンダードプランで、4人以上世帯(50A/月357.5kWh・年間4,290kWh)で年7,272円の節約 が見込めます。
ミツウロコでんきの特徴は、第2段階・第3段階の単価が東京電力より大幅に安い (120-300kWh=33.13円、300kWh超=35.79円)ことで、使用量が多い世帯ほどメリットが大きくなる料金設計です。逆に、120kWh以下の小規模世帯ではやや割高になる傾向があります。さらに、引越し時のガス・水道手続き代行や、害虫駆除などの「くらしのお困りごと」サービス を電力契約者向けに提供しており、電気代の節約と暮らしのサポートを両立できるのが独自性です。
東京電力EPスタンダードSとの料金比較(東京電力エリア・2026年5月)
世帯
東京電力スタンダードS
ミツウロコでんき 従量電灯B
差額(年間)
1人世帯(30A/月165.8kWh・年間1,990kWh)
5,661円/月
5,764円/月
−1,236円/年 (東電より高い)
2人世帯(40A/月267.5kWh・年間3,210kWh)
9,357円/月
9,128円/月
+2,748円/年
3人世帯(40A/月316.6kWh・年間3,799kWh)
11,059円/月
10,646円/月
+4,956円/年
4人以上世帯(50A/月357.5kWh・年間4,290kWh)
12,900円/月
12,294円/月
+7,272円/年
ミツウロコでんき(従量電灯B)のメリット
4人以上世帯(50A/月357.5kWh・年間4,290kWh)で年7,272円の節約(2026年5月時点)
第2段階(120-300kWh)・第3段階(300kWh超)で燃調込み実質料金が東電より安い
使用量が多い世帯ほど節約効果大(4人以上世帯で年間約7,268円)
引越しサポート・水回りトラブル対応など生活サポートが充実
燃料商社系列で経営の安心感あり、解約金・契約期間の縛りなし
ミツウロコでんきの注意点
第1段階(〜120kWh)単価が31.91円と東電(29.80円)より高い
一人暮らしの低使用量世帯では年間約1,241円割高になる場合あり
東京電力EPの燃料費調整額を適用するため、上限が設定されていない
6. ENEOSでんき(東京Vプラン)|車に乗る方・大手の安心感を求める方に
ENEOSでんきは、石油元売り大手ENEOSが運営する新電力 です。「東京Vプラン」は東京電力エリア向けの基本プランで、4人以上世帯(50A/月357.5kWh・年間4,290kWh)で年5,832円の節約 が見込めます。
出光でんきと同様、電力量料金の第2段階・第3段階単価が東京電力スタンダードSより安く設定 されており(第2段階34.85円、第3段階36.90円)、ENEOSカード払いにするとガソリン代が1L当たり1円割引 になる特典があります。
東京電力EPスタンダードSとの料金比較(東京電力エリア・2026年5月)
世帯
東京電力スタンダードS
ENEOSでんき 東京Vプラン
差額(年間)
1人世帯(30A/月165.8kWh・年間1,990kWh)
5,661円/月
5,590円/月
+852円/年
2人世帯(40A/月267.5kWh・年間3,210kWh)
9,357円/月
9,129円/月
+2,736円/年
3人世帯(40A/月316.6kWh・年間3,799kWh)
11,059円/月
10,721円/月
+4,056円/年
4人以上世帯(50A/月357.5kWh・年間4,290kWh)
12,900円/月
12,414円/月
+5,832円/年
ENEOSでんき(東京Vプラン)のメリット
4人以上世帯(50A/月357.5kWh・年間4,290kWh)で年5,832円の節約(2026年5月時点)
電力量料金第2-3段階が東京電力スタンダードSより安く設定
ENEOSカード払いでガソリン代1L当たり1円割引(年間で数千円相当)
大手系列の安心感あり
2年契約割引「にねん とくとく割」あり(途中解約で違約金1,100円)
7. 東京ガスのでんき(基本プラン)|ガスとまとめたい関東の方に
東京ガスのでんきは、関東のガス大手・東京ガスが提供する電力サービス です。「基本プラン」は東京電力EPとほぼ同水準の基本料金で、電力量料金がスタンダードSより安く設定 されています。4人以上世帯(50A/月357.5kWh・年間4,290kWh)で年2,364円の節約 に加え、東京ガスの都市ガスとセットでさらに毎月割引 が適用されます。
関東で都市ガスを利用している方にとっては、「電気+ガス」を1本化することで請求書管理がシンプルになる のが最大のメリット。長年のガス供給実績による信頼感も人気の理由です。
世帯別の年節約額(東京電力EPスタンダードS比較)
世帯
年節約額
1人世帯(30A/月165.8kWh・年間1,990kWh)
+528円/年
2人世帯(40A/月267.5kWh・年間3,210kWh)
+1,392円/年
3人世帯(40A/月316.6kWh・年間3,799kWh)
+1,872円/年
4人以上世帯(50A/月357.5kWh・年間4,290kWh)
+2,364円/年
東京ガスのでんき(基本プラン)のポイント
東京ガス都市ガスとのセット割で毎月電気料金が0.5%割引
関東で長年のガス供給実績による信頼感
電気・ガスの請求が一本化され管理が楽
パッチョポイントが貯まり、各種クーポンと交換可能
8. オクトパスエナジー(シンプルオクトパス 2026-04)|燃料費高騰リスクを避けたい方に
シンプルオクトパス 2026-04は、オクトパスエナジーが提供する「燃料費調整額なし」の固定単価プラン です。基本料金0円・電力量料金一律30.93円/kWhというシンプルな料金体系で、4人以上世帯(50A/月357.5kWh・年間4,290kWh)で年4,176円の節約(ただし1〜3人世帯では割高) が見込めます。
最大の特徴は燃料費調整額がないこと 。燃料価格が高騰しても電気代が大幅に上がるリスクがなく、料金の見通しが立てやすいのが魅力です。ただし、12ヶ月限定のプランで、期間終了後はグリーンオクトパス 2026-04に自動移行する点には注意が必要です。4人以上世帯では年4,176円の節約となりますが、3人以下の世帯では割高になる場合があります。
世帯別の年節約額(東京電力EPスタンダードS比較)
世帯
年節約額
1人世帯(30A/月165.8kWh・年間1,990kWh)
−1,920円/年 (東電より高い)
2人世帯(40A/月267.5kWh・年間3,210kWh)
−420円/年 (東電より高い)
3人世帯(40A/月316.6kWh・年間3,799kWh)
−684円/年 (東電より高い)
4人以上世帯(50A/月357.5kWh・年間4,290kWh)
+4,176円/年
※オクトパスエナジー「シンプルオクトパス 2026-04」の料金は、2026年5月時点の情報に基づく概算値です。燃料費調整額のない一律単価プランで、12ヶ月限定となります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
シンプルオクトパス 2026-04のポイント
燃料費調整額がないため、燃料価格高騰時の上昇リスクなし
基本料金0円・電力量料金一律30.93円の分かりやすい料金体系
使用量が多い世帯ほどメリット大(4人以上世帯で年間約4,176円)
12ヶ月後にグリーンオクトパス 2026-04に自動移行
3人以下の使用量世帯では割高になる場合あり
9〜11. auでんき・ドコモでんき・ソフトバンクでんき|携帯キャリアセット重視の方に
auでんき(でんきM)、ドコモでんき(Basic)、ソフトバンクでんき(おうちでんきT)の3社は、電気代単独では東京電力EPスタンダードSとほぼ同額 です。携帯キャリアとのセット割やポイント還元での実質的なお得感を重視する方向け。
3社の特徴比較
会社・プラン
電気代単独
主な特典
auでんき(でんきM)
東電とほぼ同額(▲0.01円差)
au PAYマーケットで電気代の最大3%相当Pontaポイント還元
ドコモでんき(Basic)
東電スタンダードSと同額
dポイント還元(電気料金1,000円ごとに5pt)
ソフトバンクでんき(おうちでんきT)
東電スタンダードSと同額
SBスマホ・おうち割光セットの加入条件
3社の選び方ポイント
auユーザー → auでんき(でんきM・Pontaポイント還元)
ドコモユーザー → ドコモでんきBasic(dポイント還元)
SBユーザー → おうちでんきT(おうち割条件として)
セット割の条件にこだわらない → 節約額の大きい社を選ぶのが合理的
12〜16. 契約前に注意したい5社|シン・エナジー・Looopでんき・エバーグリーン・楽天でんき・HTBエナジー
以下5社は、東京電力EPスタンダードSと比べて電気代が大幅に高くなる可能性 があるため、契約前に必ずシミュレーションすることをおすすめします。
これらの社は「燃料費調整額がない」「基本料金が安い」などのアピールポイントが目立ちます が、実際には電源調達調整費・市場価格調整額・容量拠出金・サービス料金 といった別の費目で実質的な料金が上乗せされる構造になっています。広告で見える「単価の安さ」だけを見ると判断を誤ります。
※市場連動型プランは、日本卸電力取引所(JEPX)の取引価格に応じて電力量料金が変動します。市場価格が高騰した場合、想定より電気代が高くなる可能性があります。契約前に仕組みをよく理解したうえでご検討ください。
※燃料費調整額には上限が設定されていない電力会社もあり、燃料価格が高騰した場合、電気代が大幅に上昇する可能性があります。契約前に各社の料金条件をご確認ください。
5社の年節約額(東京電力EPスタンダードS比較・4世帯平均=1人世帯30A/月165.8kWh・2人世帯40A/月267.5kWh・3人世帯40A/月316.6kWh・4人以上世帯50A/月357.5kWh)
会社・プラン
4世帯平均年節約額
主な特徴
シン・エナジー(きほんプラン)
−10,092円 (東電より高い)
電力量料金単価は安いが、電源調達調整単価6.36円/kWh+容量拠出金1.10円/kWhが加算され実質的に割高
Looopでんき(スマートタイムONE)
−18,387円 (東電より高い)
託送基本料金230.67円/kW、託送従量6.97円+電源料金17.89円+サービス料金7.00円/kWh、容量拠出金94.02円/kWで実質割高
エバーグリーン(スマートゼロプラン)
−38,583円 (東電より高い)
基本料金0円・電力量料金一律27.25円だが、電源調達調整額15.38円/kWhで実質割高
楽天でんき(プランS)
−45,192円 (東電より高い)
基本料金0円・楽天ポイント還元あり(左記の節約額にポイントは含まず)・市場価格調整額7.77円/kWhで実質割高
HTBエナジー(ベーシックプラン東京)
−53,784円 (東電より高い)
基本料金550円一律・電力量料金28.60円だが、容量拠出金125.26円/kW・月+電源調達調整費14.81円/kWhで実質大幅に割高
※「4世帯平均年節約額」とは、1人世帯(30A/月165.8kWh・年間1,990kWh)、2人世帯(40A/月267.5kWh・年間3,210kWh)、3人世帯(40A/月316.6kWh・年間3,799kWh)、4人以上世帯(50A/月357.5kWh・年間4,290kWh)で試算した合計年間節約額を4で割算したものです。
※Looopでんき「スマートタイムONE」の料金は、2026年5月時点の料金体系(基本料金+電源料金+サービス料金+託送従量料金+容量拠出金)に基づく概算値です。実際の料金はJEPX取引価格に応じて市場価格に応じて変動します。最新情報は公式サイトでご確認ください。
※シン・エナジー「きほんプラン」の料金は、2026年5月時点の料金体系(基本料金+電力量料金+電源調達調整単価+容量拠出金)に基づく概算値です。電源調達市場の動向により変動する場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
※エバーグリーン「スマートゼロプラン」の料金は、2026年5月時点の料金体系(電力量料金一律+電源調達調整単価)に基づく概算値です。電源調達市場の動向により変動する場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
※楽天でんき「プランS」の料金は、2026年5月時点の料金体系(電力量料金一律+市場価格調整単価)に基づく概算値です。JEPX市場価格の動向により変動する場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
※HTBエナジー「ベーシックプラン東京」の料金は、2026年5月時点の料金体系(基本料金一律+電力量料金+電源調達調整費+容量拠出金)に基づく概算値です。電源調達市場の動向により変動する場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
5社で注意したい共通点
基本料金や電力量料金単価そのものは安く見えるが、独自の調整費(電源調達調整単価・市場価格調整額・容量拠出金・サービス料金)で実質的に高くなる
「基本料金0円」「ポイント還元」など特典面の訴求が強いプランが多い
ポイント還元込みで考えても、東京電力EPより高くなるケースが多い
契約前に必ず公式サイトのシミュレーションで「実質料金」を確認すること
世帯別おすすめ電力会社(東京エリア)
ここまでは「全16プラン」の総合的な比較でしたが、世帯人数・使用量によって最適なプランは変わります。ここでは、世帯別に節約額が大きいおすすめの3社をご紹介します。
1人世帯(30A/月165.8kWh・年間1,990kWh)におすすめの3社
1人世帯は月間使用量が少ないため、基本料金の安さ+第1段階電力量料金の単価 が節約に直結します。電力量料金単価が極端に安くても、基本料金が高ければ節約効果は限定的です。
会社・プラン
年節約額
選ぶポイント
CDエナジー(ベーシックでんきB)
+2,856円
30A基本料金830.70円が東電より安く、第1段階単価29.00円も低い
オクトパスエナジー(グリーン 2026-04)
+2,316円
燃調込み実質料金で東電より安く、低使用量でも効果あり
TERASELでんき(超TERASEL東京B)
+2,148円
電力量料金の第2段階・第3段階単価が東電より安く、燃調込み実質料金で東電より安い
2人世帯(40A/月267.5kWh・年間3,210kWh)におすすめの3社
2人世帯は電力量料金第2段階(120〜300kWh)の単価 が節約に大きく影響します。月間使用量が267.5kWh前後の世帯では、第2段階単価の差が効いてきます。
会社・プラン
年節約額
選ぶポイント
オクトパスエナジー(グリーン 2026-04)
+4,752円
燃調込み実質料金で東電より大幅に安い
CDエナジー(ベーシックでんきB)
+4,248円
基本料金も安く、燃調込み実質料金で東電より安い
TERASELでんき(超TERASEL東京B)
+3,576円
電力量料金の第2・第3段階単価が安く、ポイント還元あり
3人世帯(40A/月316.6kWh・年間3,799kWh)におすすめの3社
3人世帯になると電力量料金第3段階(300kWh超) の比重が増し、東京電力スタンダードSの第3段階との差が大きく効いてきます。
会社・プラン
年節約額
選ぶポイント
オクトパスエナジー(グリーン 2026-04)
+5,952円
燃調込み実質料金で東電より大幅に安く、再エネ志向の方にも◎
CDエナジー(ベーシックでんきB)
+5,364円
燃調込み実質料金で東電より安く、セット割の追加メリット
ミツウロコでんき(従量電灯B)
+4,956円
燃調込み実質料金で東電より安く、暮らしのサポート付き
4人以上世帯(50A/月357.5kWh・年間4,290kWh)におすすめの3社
4人以上世帯の高使用量世帯では、使用量に対して敏感に節約効果が出る ため、第3段階単価の安いプランが本領発揮します。
会社・プラン
年節約額
選ぶポイント
CDエナジー(ベーシックでんきB)
+7,752円
基本料金830.70円が安く・燃調込み実質料金で東電より安く・セット割の三重メリット
オクトパスエナジー(グリーン 2026-04)
+7,440円
燃調込み実質料金で東電より大幅に安く・実質再エネ100%
ミツウロコでんき(従量電灯B)
+7,272円
燃調込み実質料金で東電より安く、暮らしのサポート付き
東京・関東エリアで電力会社を乗り換えるメリット・デメリット
東京電力EPから新電力に乗り換えると、年間で数千円〜7,000円近い節約が見込めますが、注意点もあります。客観的にメリット・デメリットを整理しておきましょう。
乗り換えのメリット
東京・関東で新電力に乗り換える主なメリット
電気代の節約: オクトパスエナジー(グリーン2026-04)では、4人以上世帯(50A/月357.5kWh・年間4,290kWh)で年間最大7,440円の節約
選択肢の豊富さ: 東京電力エリアは関東1都6県で共通単価のため、都内・郊外問わず同じプランを選べる
セット割の活用: 東京ガス・CDエナジーなど都市ガスとセットでさらに節約可能
ポイント還元: 楽天・dポイント・Pontaなど主要ポイント経済圏との連携が充実
切替の手軽さ: Webで5分の申し込みのみ、工事不要・解約金原則なし
環境への配慮: オクトパスなど実質再エネ100%プランも選択可能
乗り換えのデメリット・注意点
乗り換え前に押さえておきたい注意点
燃料費調整額の上限: 多くの新電力は上限なし。燃料価格高騰時は東電より高くなる可能性
市場連動型のリスク: Looopなど市場価格に応じて単価変動するプランは見通しが立てづらい
独自調整費の見落とし: 「燃調なし」プランでも電源調達調整費・市場価格調整額・容量拠出金・サービス料金で実質割高になる場合あり
オール電化プランの注意: 新電力のオール電化プランは大手より割高なケースあり
セット割の制約: セット割の恩恵を最大化するにはガスも切替が必要なケースあり
キャンペーン依存の注意: 初年度限定割引が終了すると割高になるプランもある
サポート体制の差: 大手と比べて店頭窓口がない新電力もあり、Webメインのサポート
東京・関東で電力会社を乗り換える3ステップ
東京電力EPから新電力への切り替えは、Webでわずか5〜10分で完了します。電気の使用は途切れず、面倒な工事や立ち会いも不要です。
ステップ1:検針票(くらしTEPCO)を用意する
申し込み時に必要な情報は、東京電力EPの「検針票」または「くらしTEPCO web」のマイページから確認できます。準備すべき情報は以下の通り。
お客様番号(13桁)
供給地点特定番号(22桁)
契約アンペア数
直近の電気使用量
「くらしTEPCO web」アプリで過去12ヶ月分の使用量グラフが見られるため、年間トータルの試算がしやすくなります。
ステップ2:新しい電力会社に申し込む
公式サイトから申し込みフォームに必要事項を入力するだけ。東京電力EPへの解約連絡は不要 で、新しい電力会社が代行してくれます。
申込所要時間:5〜10分
必要書類:検針票(または「くらしTEPCO」のマイページ画面)
支払い方法:クレジットカード・口座振替・コンビニ払い等各会社による
ステップ3:自動で切り替え完了を待つ
申込後は、新しい電力会社が東京電力パワーグリッドと連携し、次回検針日から自動で切り替わります。切替期間中も停電せず、工事や立ち会いは不要 です。
切替日:申込から約2〜4週間後(検針日のタイミング)
初回請求:切替日以降の使用分から新電力にて請求
東京電力EPからの請求:切替日前日までの使用分
東京・関東の電力会社に関するよくある質問
Q. 東京電力から新電力に変えたら停電しやすくなりますか?
A. いいえ、停電のしやすさは変わりません。 東京電力エリアの送配電網は、契約先によらず東京電力パワーグリッドが管理しています。新電力に切り替えても、同じ送電網を経由して電気が届くため、品質・安定性は完全に同じです。
Q. 関東の賃貸・マンションでも電力会社を変えられますか?
A. ほとんどのケースで変更可能です。 賃貸物件でも、契約者本人が決めるのが原則。ただし、一部のマンション(高圧一括受電契約のマンション)では個別契約ができないため、管理会社・大家さんに確認が必要です。賃貸の入退去時の手続きも、ほとんどの新電力でWebから対応できます。
Q. 東京電力エリアでオール電化向けプランはありますか?
A. はい、新電力でもオール電化プランを提供しています。 出光でんき・オクトパスエナジー(オール電化オクトパス)などがオール電化向けプランを展開しています。ただし、大手のオール電化プラン(東京電力EP「スマートライフL/S」)のほうが安いケースもあるため、必ずシミュレーションで比較しましょう。
Q. 切り替え後、東京電力に戻すことはできますか?
A. はい、いつでも戻せます。 新電力との契約解除後、東京電力EPに「スタンダードS」などの自由料金プランを申し込めば再契約可能です。切替手数料は原則0円。ただし「最終保障供給」と「自由料金プラン」の単価は異なるため、戻す前に料金を確認しましょう。ただし、新規受付を停止しているプランの場合は、当該プランに戻すことができないため注意が必要です。
Q. 新電力が倒産したらどうなりますか?
A. 即座に電気が止まることはありません。 新電力が事業撤退・倒産しても、東京電力パワーグリッドが「最終保障供給」として一時的に電気の供給を継続します。契約者は別の電力会社を選び直せば、生活に支障なく切り替えできます。経営の安心感を重視するなら、大手系列のオクトパスエナジー(東京ガス系)・CDエナジー(中部電力ミライズ・大阪ガス系)・東京ガスのでんき・TERASELでんき(伊藤忠エネクス)などが選択肢になります。
Q. 「燃調なし」のプランは本当に安全ですか?
A. 「燃調なし」だけで判断するのは危険です。 燃料費調整額がないプランでも、代わりに電源調達調整費・市場価格調整額・容量拠出金・サービス料金 といった別の費目が加算されることが多く、結局は燃料市場価格の影響を受けます。また、燃料費調整額と電源調達調整費を併用する 会社(シン・エナジー等)もあるため、「燃調あり/なし」だけで判断するのではなく、すべての費目を含めた実質料金で比較することが大切です。本記事で記載の5社(シン・エナジー・Looopでんき・エバーグリーン・楽天でんき・HTBエナジー)は、これらの調整費を加味すると東京電力EPより高くなる試算結果になっています。「燃調なし」のメリットを得るには、固定単価で燃調も独自加算もないシンプルオクトパス 2026-04のようなプランが向いています。
まとめ|東京・関東であなたにぴったりの電力会社を見つけよう
東京電力エリア(関東1都6県)は、契約できる電力会社の選択肢が全国で最も多いエリアです。本記事の試算結果(2026年5月時点)をまとめると以下の通りです。
東京・関東でおすすめの電力会社(4世帯平均年節約額・1人世帯30A/月165.8kWh・2人世帯40A/月267.5kWh・3人世帯40A/月316.6kWh・4人以上世帯50A/月357.5kWh)
※「4世帯平均年節約額」とは、1人世帯(30A/月165.8kWh・年間1,990kWh)、2人世帯(40A/月267.5kWh・年間3,210kWh)、3人世帯(40A/月316.6kWh・年間3,799kWh)、4人以上世帯(50A/月357.5kWh・年間4,290kWh)で試算した合計年間節約額を4で割算したものです。
オクトパスエナジー(グリーンオクトパス 2026-04) :年5,115円。実質再エネ100%
CDエナジーダイレクト(ベーシックでんきB) :年5,055円。セット割充実
TERASELでんき(超TERASEL東京B) :年3,735円。ポイント還元・伊藤忠グループの安心感
出光でんき(Sプラン) :年3,477円。クルマ特割あり
ミツウロコでんき(従量電灯B) :年3,432円。2-3人世帯以上で生活サポート付き
最終的な選び方は、ご自身の「世帯人数・使用量・ライフスタイル」 によって変わります。
環境に配慮した電気を使いたい → オクトパスエナジー(グリーンオクトパス 2026-04)
東京ガス・都市ガスをまとめたい → CDエナジーダイレクト or 東京ガスのでんき
クルマ・EVに乗っている → 出光でんき or ENEOSでんき
2-3人以上の世帯+生活サポートも欲しい → ミツウロコでんき(従量電灯B)
ポイント還元を重視 → TERASELでんき(超TERASEL東京B)
携帯キャリアセット → auでんき・ドコモでんき・ソフトバンクでんき
燃料費調整額のリスクを避けたい → シンプルオクトパス 2026-04(12ヶ月限定)
東京・関東エリアは選択肢が多い分だけ、ご家庭に合わせた最適なプランが見つかりやすいエリアです。検針票で直近の使用量を確認し、本記事の試算結果と組み合わせてご自身に合った電力会社を選んでみてください。
電力アナリスト
佐藤 健一
東京の一人暮らしで最も多い失敗は、「セット割の割引額」だけを見て、電気料金本体の条件を確認しないことです。関東は選べる会社が多いぶん、割引の見せ方に目を奪われがちです。基本料金・電力量料金・燃料費調整額を含めた実質料金で、東京電力の標準プランと比べることが大切です。