電気代の節約術
逆効果な節電とは?こまめに消す・詰め込みなど見直したい8つ
「エアコンはこまめに消す」「冷蔵庫はものを詰めたほうが冷える」など、よかれと思ってやっている節電が、かえって電気代を増やしていることがあります。節電しているのに電気代が下がらないと感じたら、やり方を見直してみましょう。
たとえば、真夏の日中に30分ほど外出するときは、エアコンを消すよりつけたままのほうが電気の使用量が少なかったという実験結果があります。冷蔵庫も、冷蔵室は詰め込みすぎないほうが、冷凍室は凍った食品をすき間なく詰めたほうが、電気の使用量を抑えられます。
この記事では、エアコン・冷蔵庫・電気ポットなどで、電気代がかえって増えるやり方6つと、電気代は減るものの体に負担がかかったり続けにくかったりする節電2つの、計8つを正しいやり方とともに紹介します。年間の節約額の目安や、節電しても電気代が下がらないときの確かめ方も解説します。
※2026年10月時点の情報です。節約額は、電気料金の目安単価31円/kWh(税込)で計算した目安です。
この記事のポイント
- 真夏の日中に30分ほど外出するなら、エアコンはつけたままのほうが安かったという実験がある
- 除湿は、方式によっては冷房より電気代がかかる
- 冷蔵室は詰め込みすぎず、冷凍室は凍った食品をすき間なく詰める
- 電気ポットの6時間保温をやめると年間約3,330円の節約
- 暑さは我慢せず、室温を確かめながら設定温度を1℃見直す
- 節電は、年間の節約額が高いものから取り入れる
エアコンは「こまめに消す」「除湿に頼る」「室外機にカバー」が逆効果になりやすい

エアコンは使う時間が長く、使い方しだいで電気代が変わる家電です。よかれと思ってやりがちな3つのやり方と、正しいやり方を見ていきましょう。
①真夏の日中に30分ほど外出するなら、エアコンはつけたままが安かった
「使わないときはこまめに消す」は節電の基本ですが、エアコンは消すと逆効果になることがあります。2016年8月、大阪の築10年・南向きのマンション2部屋で比べた実験では、日中(9時〜18時)の30分ほどの外出なら、つけたままのほうが電気代が安いという結果でした(※1)。
ただし、夕方以降(18時〜23時)は逆で、30分ごとに消したほうが、つけたままより電気の使用量が少なくなりました(※2)。
日中の短い外出だけでなく、夕方以降や長い外出もふくめて1日(9時〜23時)を通して比べると、ずっとつけたままにした日の使用量は約5.7kWhで、外出のたびに消した日の約4.4kWhを約1.3kWh上回りました。
31円/kWhで計算すると、1日約40円の差です(※3)。いつでもつけっぱなしにすればよいわけではありません。
外出中に消した部屋は、その間に室温と湿度が上がり、つけたままの部屋より過ごしにくくなりました(※4)。結果は住まいの環境によって変わり、どんなときでも当てはまるわけではありません(※5)。
真夏の日中に短い時間だけ出かけるならつけたまま、夕方以降に出かけるときや長く家を空けるときは消す、と時間帯と外出の長さで使い分けましょう。つけっぱなしにした場合の電気代は、エアコンのつけっぱなしの電気代でも紹介しています。
(※1,4,5 2026年10月時点 ダイキン工業「調査隊が検証!エアコン『つけっぱなし』と『こまめに入り切り』では、どちらが安い?」)
(※2,3 2026年10月時点 BCN+R「ダイキン、エアコンはつけっぱなしとこまめに入り切り、どちらが安いか検証」)
②除湿(ドライ)は冷房より安いとは限らない
梅雨や夏の蒸し暑い日に、「冷房より除湿のほうが電気代が安い」と思って、除湿(ドライ)を使っていないでしょうか。除湿の方式によっては、冷房より電気代がかかることがあります。
エアコンの除湿には「弱冷房除湿」や「再熱除湿」などの方式があり、どれを使っているかは機種によって異なります。日立のエアコンを同じ設定温度で冷房と比べた例では、電気代は次のとおりでした。
- 弱冷房除湿:弱い冷房で湿気を取る方式。冷房より電気代がやや安い(※1)
- 再熱除湿:冷やして湿気を取った空気を暖め直す方式。冷房より電気代がややかかる(※2)
再熱除湿は、湿気を取ったあとの空気を暖めてから部屋に戻すので、部屋を冷やしすぎずに除湿できます。ただ、暖めるぶん電気を使うため、「除湿なら冷房より安い」とは言い切れません。
自宅のエアコンの除湿がどの方式かは、取扱説明書やメーカーのサイトで確かめられます。1台で両方の方式を選べる機種もあります。再熱除湿のエアコンなら、暑い日は冷房、気温は高くないのにじめじめする日は除湿、と使い分けましょう。
(※1,2 2026年10月時点 日立グローバルライフソリューションズ「冷房と除湿では電気代が安いのはどちらですか?」)
③室外機にカバーをかけたり、物でふさいだりしない
夏に室外機へ日が当たると効きが悪くなると聞いて、カバーをかけたり、上に板を置いたりしていないでしょうか。室外機の吹き出し口をふさぐと、室外機が自分で出した熱い空気をまた吸い込んでしまい、冷房の効率が下がります(※1)。
室外機のカバーは、冷房のときに余計に電気を使う原因になるため、冷房を使う季節は外しておきましょう(※2)。室外機の上に板などを置くと、振動で異音が出たり、板が落ちて吸い込み口や吹き出し口をふさいだりすることもあります(※3)。
日差しをよけたいときは、室外機の横幅に合った別売りの日よけを使いましょう。どれが合うかは、購入した販売店に相談できます(※4)。
すだれや植物で日陰をつくる場合は、室外機から1mほど離して置きます(※5)。室外機の吹き出し口の前に植木鉢や荷物を置いている場合も、効率が下がるため片づけておきましょう(※6)。
ベランダに置いた室外機のまわりは、置き場所や天気によって45℃近くになることもあります(※7)。暑さから守りたいときほど、カバーで覆うのではなく、吹き出し口をふさがない日よけを選ぶのがポイントです。
(※1,2,5,7 2026年10月時点 ダイキン工業「夏場の冷房の『効き』を左右するエアコンの心臓『室外機』」)
(※3,4 2026年10月時点 三菱電機「冷房シーズンに、日差しを遮るために、室外機の上に板などを置いてもよいですか?」)
(※6 2026年10月時点 資源エネルギー庁「家庭向け省エネ関連情報(空調)」)
冷蔵庫と電気ポットは「詰め込み」「壁にぴったり置く」「長時間の保温」が逆効果

冷蔵庫は一年中電源を入れたまま使う家電で、置き方や中身の入れ方で電気の使用量が変わります。電気ポットの保温もあわせて、見直したい3つのやり方を紹介します。
④冷蔵室は詰め込みすぎず、冷凍室はすき間なく詰める
「冷蔵庫はものを詰めたほうが冷えやすい」と考えて、冷蔵室にぎっしり食品を入れていないでしょうか。冷蔵室に詰め込みすぎると冷気の流れが悪くなり、電気をむだに使う原因になります(※1)。
冷蔵室の中身を満杯から半分にすると、年間約43.84kWh、約1,360円の節約になります(※2)。食品が見やすくなるので、扉を開けている時間も短くできます。扉を1回開けている時間を20秒から10秒にすると、年間約190円の節約です(※3)。
一方、冷凍室は逆で、しっかり凍った食品ならすき間なく詰めたほうが省エネになります。凍った食品どうしが冷やし合うためです(※4)。冷蔵室と冷凍室では、ちょうどよい入れ方が違います。
- 冷蔵室:冷気が通るように、すき間をあけて入れる
- 冷凍室:しっかり凍った食品を、すき間なく詰める
冷蔵室の食品はときどき整理して、古いものから使うと、詰め込みを防げます。冷凍室のケースに「食品はここまで」などの表示があれば、それを超えないように詰めます(※5)。熱いものは十分に冷ましてから入れると、庫内の温度が上がるのを防げます(※6)。
(※1,4,5,6 2026年10月時点 パナソニック「節電がかなう冷蔵庫の省エネ術を公開『夏の家事に関する調査』」)
(※2,3 2026年10月時点 資源エネルギー庁「家庭向け省エネ関連情報(キッチン)」)
⑤冷蔵庫は壁にぴったりつけず、設定は「中」を基本にする
キッチンを広く使いたくて、冷蔵庫を壁や棚にぴったりつけて置いていないでしょうか。冷蔵庫は、まわりにすき間がないと熱を逃がしにくくなります。壁との間に適切な間隔をあけて、放熱を妨げないように置きましょう(※1)。
冷蔵庫の上と両側が壁に接している場合と、片側だけ接している場合を比べると、年間約45.08kWh、約1,400円の差があります(※2)。置き方を変えるだけで、冷蔵室の詰め込みをやめるのと同じくらいの節約になります。
必要なすき間は機種によって違うため、取扱説明書で確かめましょう。冷蔵庫の背面や下にほこりがたまっても熱を逃がしにくくなり、電気の使用量が増えます。年に1回ほど掃除しておくと安心です(※3)。冷蔵庫は重いため、動かすときは無理をせず、2人以上で行いましょう。
あわせて設定温度も見直しましょう。冷蔵庫のまわりの温度が22℃のとき、設定を「強」から「中」にすると、年間約1,910円の節約になります(※4)。ふだんは「中」にして、夏など周りの温度が高く食品が冷えにくいときだけ「強」にしましょう。
(※1 2026年10月時点 資源エネルギー庁「どうやったら節電できる?明日からすぐに役立つ節電・省エネのヒント」)
(※2,4 2026年10月時点 資源エネルギー庁「家庭向け省エネ関連情報(キッチン)」)
(※3 2026年10月時点 パナソニック「節電がかなう冷蔵庫の省エネ術を公開『夏の家事に関する調査』」)
⑥電気ポットは長時間保温するより、使うときに沸かす
「沸かし直すより、保温しておいたほうが電気代が安い」と思って、電気ポットを一日中保温にしていないでしょうか。保温している間も電気を使い続けるため、長い時間お湯を使わないなら、保温しないほうが電気代を抑えられます。
2.2Lのお湯を沸かして1.2L使ったあと、残りを6時間保温した場合と、プラグを抜いて保温せず、次に使うときに沸かし直した場合を比べると、年間約107.45kWh、約3,330円の差になります(※)。
この比べ方は、6時間お湯を使わない場合の例です。お湯を使う間隔が短いときは、差はこれより小さくなり、使い方によっては保温したほうが安くなることもあります。外出や就寝などで長くお湯を使わないときは、プラグを抜いておきましょう。
お湯を使う量が少ないなら、満水まで入れずに、使う分だけ沸かすのも手です。沸かす水の量が少ないほど、沸かすのにかかる電気も少なくなります。電気ケトルなど、使うときだけ沸かす道具を使うのも、保温の電気を減らす方法のひとつです。保温するか、使うたびに沸かすかは、お湯を使う回数と間隔で選びましょう。
(※2026年10月時点 資源エネルギー庁「家庭向け省エネ関連情報(キッチン)」)
逆効果ではないが見直したい「暑さの我慢」と「毎日コンセントを抜く節電」

電気代は減っても、体に負担がかかったり、手間がかかって長続きしなかったりする節電もあります。体に無理をかけず、手間も少ないやり方を見ていきましょう。
⑦暑い日にエアコンを止めて我慢しない
電気代を減らそうとして、暑い日にエアコンを止めて我慢するのは危険です。熱中症を防ぐには、我慢せずに冷房を入れ、扇風機も一緒に使うことが勧められています(※1)。
クールビズの「室温28℃」は部屋の温度の目安で、エアコンの設定温度のことではありません(※2)。設定を28℃にしても部屋が28℃になるとは限らないため、温湿度計で室温を確かめながら調整しましょう。高齢の方は暑さを感じにくいため、体の感覚ではなく温湿度計の数字で確かめることが大切です(※3)。
エアコンを止めるより、設定温度を1℃見直すほうが、無理なく続けられる節電です。2.2kWのエアコンを1日9時間使う場合、外の気温31℃で冷房の設定を27℃から28℃にすると年間約940円、外の気温6℃で暖房を21℃から20℃にすると年間約1,650円の節約になります(※4)。
長い時間だれもいない部屋を冷やしたり暖めたりしていないかも、見直しましょう。使う時間を1日1時間減らすと、冷房(設定28℃)で年間約580円、暖房(設定20℃)で年間約1,260円の節約です(※5)。
(※1,2,3 2026年10月時点 環境省「熱中症環境保健マニュアル 熱中症を防ぐためには」)
(※4,5 2026年10月時点 資源エネルギー庁「家庭向け省エネ関連情報(空調)」)
⑧コンセントは毎日抜かず、主電源を切る・長く使わない家電だけ抜く
待機電力を減らそうと、家じゅうのコンセントを毎日抜いて回るのは手間がかかります。待機電力(使っていないときに家電が使う電気)は、家庭で使う電気の約6%です(※1)。待機電力が1Wの家電なら、1年中コンセントにつないだままでも約8.76kWhで、31円/kWhで計算すると年間約270円です。
録画機器などは、コンセントを抜くと設定が消えることがあります(※2)。Wi-Fiルーターのように、抜くと使えなくなる機器もあります。抜くたびに設定し直したり、つなぎ直したりするのは手間で、続けにくい節電です。
- 抜いてもよい家電:長い間使わない家電、季節の家電(シーズンオフの暖房器具など)
- 抜かないほうがよい家電:冷蔵庫、録画予約をしている録画機器、Wi-Fiルーターなど
待機電力を減らすなら、「主電源を切る」「長い間使わない家電のプラグを抜く」の2つにしぼりましょう。抜き差しが面倒な家電は、スイッチ付きのタップにつなげば、スイッチを切るだけで待機電力を止められます(※3)。
長く使わない家電のプラグを抜いておくと、プラグにほこりがたまって起きる発火(トラッキング)の予防にもなります。差したまま使うプラグは、定期的に掃除しましょう(※4)。掃除はプラグを抜いてから、乾いた布で行います。
毎日使う家電は、抜くより主電源を切るほうが手軽です。家電ごとの待機電力の目安は、待機電力の電気代で紹介しています。
(※1,2,3 2026年10月時点 資源エネルギー庁「待機時消費電力を減らしましょう。」)
(※4 2026年10月時点 製品評価技術基盤機構(NITE)「製品安全教育DVDハンドブック(配線の事故)」)
節電は「年間の節約額」で選ぶと、効果が出やすい

節電は、やり方によって節約できる金額が違います。年間の節約額の目安を比べて、効果の高いものから取り入れましょう。電気代が下がらないときの確かめ方も紹介します。
主な節電の年間の節約額は、85円から5,770円まで
主な節電のやり方と、年間の節約額の目安は次のとおりです。表の金額は、家電の大きさや使う時間などの条件によって変わります。自宅の使い方に近い条件のものを目安にしましょう。
| 節電のやり方 | 年間の節約額 | 条件 |
|---|---|---|
| 電気カーペット(3畳)の設定を「強」から「中」に | 約5,770円 | 1日5時間 |
| 電気ポットで長時間保温しない | 約3,330円 | 6時間保温した場合との比較 |
| 冷蔵庫の設定を「強」から「中」に | 約1,910円 | 周りの温度22℃ |
| エアコン暖房の設定を21℃から20℃に | 約1,650円 | 2.2kW・外の気温6℃・1日9時間 |
| 冷蔵庫を壁から離して置く | 約1,400円 | 上と両側が接する→片側だけ接する |
| 冷蔵室を詰め込みすぎない | 約1,360円 | 満杯→半分 |
| エアコンのフィルターを月1〜2回掃除 | 約990円 | 2.2kW・目詰まりした場合との比較 |
| エアコン冷房の設定を27℃から28℃に | 約940円 | 2.2kW・外の気温31℃・1日9時間 |
| LED電球の点灯を1日1時間減らす | 約85円 | 7.5Wの電球1個 |
※2026年10月時点
出典:資源エネルギー庁「家庭向け省エネ関連情報(空調)」「家庭向け省エネ関連情報(キッチン)」「家庭向け省エネ関連情報(照明)」
電気カーペットの設定を「中」にする、電気ポットで長時間保温しないなど、1つで年間3,000円以上節約できるものもあります。一方、LED電球の点灯時間を1日1時間減らしても、年間約85円です。
冷蔵庫の3つ(詰め込みをやめる・壁から離して置く・設定を「中」にする)をすべて見直すと、単純に足して年間約4,670円になります。置き場所や設定は一度変えれば、毎日手間をかけずに続けられます。詰め込みは、買い物の量や冷蔵庫の中の整理で少しずつ見直しましょう。
手間のかかる節電をいくつも続けるより、節約額の高いものから1つずつ取り入れるほうが、電気代を減らしやすくなります。家の中で長い時間使っている家電や、一年中電源を入れている家電から見直しましょう。ほかの節約のやり方は、電気代を安くする方法で紹介しています。
節電しても電気代が下がらないときは、明細の使用量(kWh)を見る
節電を続けているのに電気代が下がらないときは、まず明細で使用量(kWh)を確かめましょう。電気代の金額は、使用量だけでなく、1kWhあたりの単価や、検針日から次の検針日までの日数でも変わります。
燃料費調整額の単価は燃料の輸入価格をもとに毎月見直され、再エネ賦課金の単価は年度ごとに国が決めます。再エネ賦課金は、どの電力会社と契約していても同じ単価です。基本料金のあるプランなら、その額は使用量が減っても変わりません。
使用量が減っていても、単価が上がった月は金額が下がらないことがあります。去年の同じ月と比べるときは、単価の違いも見ておきましょう。
明細に載る使用量は、ふつう前回の検針日から今回の検針日の前日までに使った量です。検針日の直前に節電を始めた場合、効果が出るのは次の明細からです。明細の見方は検針票の見方、急に上がったときの確かめ方は電気代が急に上がったときで紹介しています。
使用量が減っているのに金額が高いと感じるなら、今の料金プランが使い方に合っているかを比べる方法もあります。比べるときは、電力の市場価格で単価が上下するプラン(市場連動型)かどうかや、解約料の有無も確かめましょう。当サイトの料金シミュレーションでは、郵便番号と世帯人数から電気代の目安を確かめられます。
よくある質問
Q. エアコンのフィルターは、どのくらいの間隔で掃除すればいいですか?
月に1〜2回が目安です。目詰まりしたフィルターと比べると、月1〜2回掃除した場合は年間約31.95kWh、約990円の節約になります(※1)。
フィルターを2週間に1回掃除すると約5%の節電になり、1年間掃除しないと約25%の電気がむだになるという例もあります(※2)。
掃除は、運転を止めて電源を切ってから行います。冷暖房をよく使う季節は、ほこりが目立たなくても2週間〜1か月に1回を目安に掃除しましょう。自動でお掃除する機能が付いたエアコンは、手入れのしかたが機種によって違うため、取扱説明書で確かめておくと安心です。
(※1 2026年10月時点 資源エネルギー庁「家庭向け省エネ関連情報(空調)」)
(※2 2026年10月時点 ダイキン工業「夏場の冷房の『効き』を左右するエアコンの心臓『室外機』」)
Q. 照明はこまめに消したほうがいいですか?
人のいない部屋の照明は、消したほうが電気の使用量は減ります。7.5WのLED電球なら、点灯を1日1時間減らすと年間約85円、34WのLED照明器具なら年間約385円の節約です(※1)。
白熱電球を使っているなら、LED電球に替えると、点灯時間が同じでも使う電気が減ります。54Wの白熱電球を7.5WのLED電球に替えると、年間2,000時間点灯する場合で約93kWh、約2,880円の節約です(※2)。
(※1,2 2026年10月時点 資源エネルギー庁「家庭向け省エネ関連情報(照明)」)
Q. 洗濯機は、少ない量でもこまめに回したほうがいいですか?
洗濯機は、少ない量を何回も回すより、まとめて洗って回数を減らすほうが電気を節約できます。容量の8割以上を目安に、まとめて洗いましょう(※1)。洗濯物が少ない日は、翌日の分とまとめるなど、回す回数を減らすのがポイントです。
乾燥機や浴室乾燥機を使う時間を減らし、部屋干しを取り入れるのも節電になります(※2)。部屋干しの電気代は、部屋干しの電気代で紹介しています。天気や季節に合わせて、乾かし方を選びましょう。
(※1,2 2026年10月時点 資源エネルギー庁「どうやったら節電できる?明日からすぐに役立つ節電・省エネのヒント」)
まとめ|節電は「消す・止める」より、使い方と節約額で選ぶ
エアコンのこまめな入り切りや冷蔵室の詰め込み、電気ポットの長時間保温のように、よかれと思ってやっている節電が、かえって電気代を増やすことがあります。冷凍室は凍った食品をすき間なく詰める、室外機の吹き出し口は空けておくなど、少し変えるだけで効果が出るものもあります。
節電は、年間の節約額が高いものから取り入れると続けやすくなります。暑さは我慢せず、室温を確かめながら設定温度を調整しましょう。節電しても電気代が下がらないときは、明細の使用量を確かめ、料金プランが使い方に合っているかも比べてみましょう。
※2026年10月時点の情報です。節約額は、電気料金の目安単価31円/kWh(税込)で計算した目安です。
この記事を監修した人
家計・節約アドバイザー
(FP2級)
ファイナンシャルプランナーとして累計3,000世帯以上の家計相談を担当。光熱費の見直しが最も即効性の高い節約手段であることを実感し、電気代の最適化に特化したアドバイスを行っています。2児の母としての実体験を交えた情報発信が強み。当サイトでは節約術・家電別電気代の記事を担当。プロフィール詳細はこちら
家計・節約アドバイザー
山田 美咲
節電は「消す・止める」より、「上手に使う」ほうが電気代を抑えられることがあります。エアコンは短い外出ならつけたまま、フィルターは月に1〜2回掃除するなど、使い方を少し変えるだけで、我慢をせずに電気代を減らせます。