世帯別おすすめ
12 Recommended Electricity Companies for Living Alone | Can Be Switched Even in Rental Properties
一人暮らしの電気代を見直そうとすると、「一人暮らし専用プラン」「基本料金0円」など魅力的な言葉が並び、どれが本当に自分に合うのか迷ってしまう方は多いのではないでしょうか。
実は、一人暮らしの電気代には使用量が少ない世帯ならではの決まり方があり、それを知っているかどうかで会社選びの精度が大きく変わります。
この記事では、単身世帯の電気代が決まる仕組みから、一人暮らしと相性のよい電力会社12社の特徴、賃貸・ワンルームならではの注意点までを電力アナリスト監修で解説します。
目次
- 一人暮らしの電気代は「基本料金+使いはじめの段階」で決まる
- 一人暮らしの電力会社選び【4つの基準】
- 少量利用と相性のよいプランの3タイプ
- 一人暮らしにおすすめの電力会社12社
- オクトパスエナジー|引っ越しの多い一人暮らしでも身軽
- CDエナジーダイレクト|一人暮らし向け「シングルでんき」あり
- TERASELでんき|使わない月は基本料金半額で帰省・出張に強い
- ミツウロコでんき|少量利用向け「シングル応援プラン」
- 東京ガス|電気とガスをまとめて新生活の手続きを簡素化
- シン・エナジー|朝晩しか家にいない生活に合うプラン
- エバーグリーン|定額プランで毎月の電気代を一定に
- 楽天でんき|基本料金0円で固定費ゼロ
- ソフトバンクおうちでんき|スマホとまとめて生活費を管理
- 出光でんき|車を使う一人暮らしにガソリン割引
- ENEOSでんき|給油・灯油の優待。長期割引は引っ越し予定に注意
- HTB ENERGY|個性的なプラン展開。仕組みの理解が前提
- 【タイプ別】自分に合う会社の絞り込みガイド
- 賃貸・ワンルームならではの注意点と手続き
- 一人暮らしの電気代をさらに安くする節約術
- 一人暮らしの電力会社選びでよくある質問
- まとめ|一人暮らしの電力会社は「自分の使用量」から選ぼう
一人暮らしの電気代は「基本料金+使いはじめの段階」で決まる

会社選びの前に、一人暮らしの電気代がどう決まるのかを押さえましょう。この構造がわかると、広告の言葉に惑わされずに比較できるようになります。
使用量が少ないほど「固定費」の影響が大きくなる
一般的な電気料金は、毎月固定でかかる基本料金と、使った量に応じた電力量料金の組み合わせで決まります。電力量料金は、使うほど単価が上がっていく3段階制のプランが主流です。
一人暮らしは月の使用量が少ないため、電気代に占める基本料金と、使いはじめの第1段階(〜120kWh)の単価の割合が大きくなります。逆に、たくさん使う段階の単価が高いか安いかは、総額にほとんど影響しません。
また、ワンルームなど単身向け住宅の契約アンペアは20A・30Aが中心です。アンペア制のエリアでは契約アンペアが小さいほど基本料金も下がるため、「契約容量に応じた固定費」の水準が、単身世帯の会社比較におけるいちばんの主戦場になります。
なお、総務省の家計調査(2026年2月公表の最新の年間データ)によると、単身世帯の電気代は月平均7,337円です。自分の支払額が平均と比べてどうかは、こちらの記事で確認できます。
一人暮らしの電気代・使用量の目安を知っておこう
会社選びの前提として、単身世帯の電気代と使用量の相場感を押さえておきましょう。自分の位置がわかると、このあとの12社の比較がぐっと具体的になります。
| 単身世帯の電気代(月平均) | 7,337円(2026年2月公表の最新年間データ) |
|---|---|
| 月の使用量の目安 | おおむね100〜200kWh程度(在宅時間・季節・住まいで変動) |
| 電気代が上がりやすい時期 | 冬(暖房)がもっとも上振れしやすく、次いで夏(冷房) |
※出典:総務省「家計調査」単身世帯の年間平均(2026年2月公表の最新値)。使用量は一般的な目安です(2026年8月時点)。
毎月の請求が平均より大きく高い場合は、契約アンペアやプランが生活に合っていない可能性があります。逆に平均より安い方も、固定費(基本料金)を下げる余地が残っていることが少なくありません。
また、同じ一人暮らしでも冬の暖房期は使用量が大きく増えます。プランを比較するときは、安い月ではなく使用量が多い月を基準に試算しておくと、切り替え後のギャップを防げます。
「一人暮らし向けプラン」が常に最適とは限らない
ミツウロコでんきやCDエナジーダイレクトのように、各社が用意する一人暮らし向けプランは、使用量が少ない世帯を想定した単価設計になっており、有力な候補であることは確かです。ただし、「一人暮らしなら専用プランが一番安いはず」と決めつけて選ぶのは早計といえます。
同じ一人暮らしでも、在宅時間や家電の使い方によって使用量は大きく違います。在宅ワークで日中もエアコンやパソコンを使う方や、オール電化のワンルームに住む方は、使用量が2人世帯並みになることもあります。
大切なのは、世帯人数というラベルではなく自分の実際の使用量(kWh)を基準に選ぶことです。検針票や電力会社のマイページを開けば、毎月の使用量はすぐに確認できます。まずは自分の数字を知るところから始めましょう。
そのうえで、専用プランを含む複数の候補を同じ条件で試算して比べれば、自分にとっての本当の正解にたどり着けます。この記事で紹介する12社は、その比較の候補リストとして活用してください。
一人暮らしの電力会社選び【4つの基準】

単身世帯が電力会社を選ぶときに見るべきポイントは、次の4つに整理できます。家族世帯とは優先順位が違う点に注目してください。
| 基準 | 一人暮らしで重要な理由 |
|---|---|
| ①基本料金と第1段階の単価 | 使用量が少ないぶん、固定費と使いはじめの単価が総額を左右する |
| ②少量向けプランの有無 | 使用量が少ない世帯を想定した設計のプランは相性がよい場合が多い |
| ③解約金・違約金の有無 | 転勤・引っ越し・同棲など住まいが変わりやすく、身軽さが効く |
| ④生活に合う特典 | ポイント・通信セットなど、一人分の生活費全体で効く特典を選ぶ |
特に③は一人暮らしならではの視点です。ライフステージの変化で住まいが変わる可能性が家族世帯より高いため、解約金のないプランを選んでおくと、引っ越しのたびに柔軟に見直せます。
また、特典は「大きさ」より「自分の生活で使うか」で判断しましょう。ガソリン割引は車のない都市部の単身者には無意味ですが、スマホセットやポイントは多くの一人暮らしで活きます。
少量利用と相性のよいプランの3タイプ

一人暮らし向けの候補になるプランは、大きく3つのタイプに分けられます。それぞれの仕組みと注意点を知っておくと、12社の比較がスムーズになります。
| タイプ | 仕組み | 確認したいポイント |
|---|---|---|
| 少量特化型 | 使用量が少ない世帯向けに単価を設計した専用プラン | 自分の使用量が想定の範囲に収まるか |
| 基本料金0円型 | 固定費をなくし、使った分だけ支払う体系 | 単価の水準と調整費の仕組み |
| 解約金なし従量型 | 標準的な段階制で、契約の縛りがない | 基本料金と第1段階の単価水準 |
基本料金0円型は固定費がないぶん少量利用と相性がよく見えますが、電力量料金の単価や市場価格に連動する調整の仕組み次第で総額が変わります。「0円」の言葉だけで決めず、必ず総額で試算しましょう。
なお、単価が30分ごとに市場価格と連動する市場連動型プランは、安さの可能性と高騰リスクが表裏一体です。初めての一人暮らしで電気の使い方がまだ読めない方には、支払額の見通しが立てやすい従量型からの検討をおすすめします。
一人暮らし向け専用プラン・定額プランを比べてみよう
3タイプのうち「少量特化型」と「定額型」には、一人暮らしを名指しで想定した具体的なプランがあります。代表的なものを仕組みで比べると次のとおりです。
| Plan name | 提供会社 | タイプ | エリア・特徴 |
|---|---|---|---|
| Single Denki | CD Energy Direct | 少量特化型 | 関東。毎月100円割引つき。10〜20Aは契約不可 |
| Single Support Plan | Mitsuuroko Denki | 少量特化型 | 北海道〜九州の広域。少量利用向けの単価設計 |
| ライフスタイルプランS・S+ | エバーグリーン・リテイリング | 定額型 | 全国の広いエリア。150kWh・220kWhまで定額 |
※各プランの内容は各社公式サイトの公開情報にもとづきます(2026年8月時点)。単価・定額料金の最新額は各社公式サイトでご確認ください。
同じ一人暮らし向けでも、毎月の使用量に応じて支払う「少量特化型」と、一定量まで金額が固定される「定額型」では性格が異なります。使用量が安定しない方は少量特化型、毎月の支出を固定したい方は定額型が候補になります。
なお、専用プランを持たない会社でも、オクトパスエナジーのように解約金なし・日割り型の基本料金という単身向きの構造を備えた会社があります。専用プランの有無だけで候補を絞らず、仕組みの相性まで含めて次章で確認してください。
一人暮らしにおすすめの電力会社12社
ここからは、一人暮らしとの相性という視点で12社を1社ずつ紹介します。まずは早見表で全体像を確認してから、気になる会社の解説へ進んでください。
| Company name | 一人暮らし目線での特徴 |
|---|---|
| Octopus Energy | 解約金・縛りなしで引っ越しに強い。沖縄除く全国対応 |
| CD Energy Direct | 一人暮らし向け「シングルでんき」あり(関東) |
| TERASELでんき | 楽天ポイント+電気を使わない月は基本料金半額 |
| Mitsuuroko Denki | 少量利用向け「シングル応援プラン」あり |
| Tokyo Gas | 電気とガスをまとめて新生活の手続きを簡素化(関東) |
| Shin-Energy | 朝晩しか家にいない生活に合う時間帯別プランあり |
| Evergreen | 定額プランSで毎月の電気代を一定にできる |
| Rakuten Energy | 基本料金0円で固定費ゼロ。楽天ポイントも貯まる |
| ソフトバンクおうちでんき | スマホ・ネットとのセットで生活費をまとめて管理 |
| 出光でんき | 車を使う一人暮らしにガソリン割引 |
| ENEOS Denki | 給油・灯油の優待。長期割引は引っ越し予定に注意 |
| HTB ENERGY | 個性的なプラン展開。仕組みの理解が前提 |
※掲載順は当サイトの取り扱い順・調査順であり、順位を示すものではありません。掲載内容は2026年8月時点の公開情報をもとにした概要です。最新の条件は必ず各社公式サイトでご確認ください。
オクトパスエナジー|引っ越しの多い一人暮らしでも身軽

| Operating company | TGオクトパスエナジー(英国オクトパスエナジー×東京ガスの共同出資) |
|---|---|
| 供給エリア | 沖縄・離島を除く全国 |
| 解約金・違約金 | なし(契約期間の縛りもなし) |
| 一人暮らし目線の注目点 | 引っ越し・転勤でも解約金ゼロ。全国対応でエリアをまたぐ転居にも強い |
オクトパスエナジーは、英国オクトパスエナジーと東京ガスの共同出資会社が運営する新電力です。解約金・違約金がなく契約期間の縛りもないため、住まいが変わりやすい一人暮らしと相性のよい身軽さがあります。
| 基本料金 | 1日あたりの単価×使用日数で計算(契約アンペア数により異なる) |
|---|---|
| 電力量料金 | 使用量に応じた3段階制(最新の単価は公式の料金ページで確認) |
供給エリアが沖縄・離島を除く全国と広いことも、単身者には実利があります。転勤や進学でエリアをまたぐ引っ越しをしても、同じ会社を使い続けられる可能性が高いからです。
家庭向けには「グリーンオクトパス 2023-12」などのプランが提供されており、再生可能エネルギーの活用に力を入れている点も特徴です。最新の単価は公式サイトの料金ページで確認してください。
また、基本料金が1日あたりの単価×使用日数で計算される日割り型のため、月の途中で入居・退去する引っ越し月に、使っていない日数分の基本料金を払う無駄が生じにくい設計です。新生活のスタート月から合理的に使い始められます。
一人暮らし専用のプランはありませんが、電力量料金は使った分に応じた段階制のため、使用量が少ない単身世帯は単価の低い使いはじめの段階が中心になります。専用プランの有無より、この構造との相性で判断できる会社です。
初めての契約で不安な方には、都市ガス大手の東京ガスが共同出資している運営体制も安心材料のひとつです。「知らない会社は不安、でも料金は見直したい」という新生活の入り口に選びやすい1社といえます。
プランには「グリーンオクトパス 2023-12」のように版(バージョン)があり、単価は改定版ごとに異なります。申し込むときは、契約時点の最新版の料金メニュー定義書で単価を確認するのがポイントです。
注意点は、燃料費調整額に上限がないことです。燃料価格の高騰局面では上限のあるプランより割高になる場合があるため、シミュレーションで自分の使用量での目安額を確かめてから判断しましょう。
こんな一人暮らしに向いている
- 転勤・引っ越しの可能性がある人
- 初めての切り替えで失敗したくない人
- 環境に配慮した電気を選びたい人
CDエナジーダイレクト|一人暮らし向け「シングルでんき」あり

CDエナジーダイレクトは、中部電力と大阪ガスの共同出資会社です。世帯構成別のプラン展開が特徴で、一人暮らし向けには使用量が少ない世帯を想定した「シングルでんき」が用意されています。
| Operating company | CDエナジーダイレクト(中部電力×大阪ガスの共同出資) |
|---|---|
| 供給エリア | 東京電力エリア(関東) |
| 解約金・違約金 | なし(一部プランを除く) |
| 一人暮らし目線の注目点 | 使用量が少ない世帯を想定した「シングルでんき」を用意 |
カテエネポイントは電気料金に応じて貯まるほか、結婚・進学などライフイベントの節目でポイントがもらえる「祝割」の制度もあります。一人暮らしの次のステージまで見据えて付き合える会社です。
| シングルでんき 基本料金 | 30A:885.72円/40A:1,180.96円(10〜20Aは契約不可) |
|---|---|
| 電力量料金(1kWhあたり) | 〜120kWh:30.00円/121〜300kWh:36.60円/301kWh〜:40.69円 |
| 割引 | 毎月100円割引(使用量0kWhの月は対象外) |
※東京電力エリア・税込。燃料費調整額・再エネ賦課金は別途かかります。出典:CDエナジーダイレクト公式サイト(料金プランページ・2026年8月時点)。
一人暮らし向けを明確にうたう専用プランを持つ会社は多くないため、関東の単身者にとっては候補の筆頭格です。電気料金に応じてカテエネポイントが貯まり、ポイントは支払いにも充当できます。
なお、シングルでんきは301kWh以上の単価が高めに設定された少量特化の設計です。在宅ワークなどで使用量が多めの一人暮らしは、かえって割高になる場合があるため、必ず自分の使用量で試算してから選びましょう。
注意点は供給エリアが関東に限られることと、シングルでんきの毎月100円割引は使用量が0kWhの月は対象外になることです。実際に安くなるかは使用量次第なので、シミュレーションで目安額を確認してから判断しましょう。
世帯別ラインナップは、シングルでんきのほかに2〜3人世帯向けの「ベーシックでんき」、使用量の多い家庭向けの定額型「ファミリーでんき」まで揃っています。一人暮らしを卒業して二人暮らしになっても、解約ではなくプラン変更で対応できる継続性が強みです。
貯まったカテエネポイントは電気料金の支払いに充当できるため、実質的な負担減として毎月効いてきます。ポイントの使い道に迷わないシンプルさも、忙しい単身者には利点です。
こんな一人暮らしに向いている
- 関東で一人暮らし向けの専用プランを探している人
- ポイントを電気代の支払いに使いたい人
- 大手エネルギー企業系の安心感を求める人
TERASELでんき|使わない月は基本料金半額で帰省・出張に強い

TERASELでんきは、伊藤忠エネクスグループの新電力です。電気料金200円につき楽天ポイントが1ポイント貯まり、解約金・違約金もありません。
| Operating company | エネクスライフサービス(伊藤忠エネクスグループ) |
|---|---|
| 供給エリア | 東北〜九州(北海道・沖縄・離島を除く) |
| 解約金・違約金 | なし |
| 一人暮らし目線の注目点 | 電気をまったく使わない月は基本料金が半額になる |
一般家庭向けの「TERASELプラン」は基本料金・電力量料金とも地域大手より割安の設計です。燃料費調整額に上限がない点は理解したうえで、公式サイトの単価とあわせて確認しましょう。
| TERASELプラン東京B | 基本料金・電力量料金とも地域大手より割安の設計(単価は公式サイトで確認) |
|---|---|
| 超TERASEL東京B | 基本料金30A:935.25円(東京電力の従量電灯Bと同額)。多使用帯向け |
※東京電力エリア・税込。燃料費調整額(上限なし)・再エネ賦課金は別途かかります。
一人暮らしに特にうれしいのが、電気をまったく使わなかった月は基本料金が半額になる仕組みです。長期の出張や帰省、旅行で家を空けることが多い単身者の「住んでいないのに払う固定費」を和らげてくれます。
新規契約時には、複数の選択肢から好きなものを選べる特典キャンペーンが実施されることもあります。楽天ポイント派の単身者なら、日々の電気料金と契約時特典の両面で相性を活かせます。
プランは2本立てですが、使用量が少ない一人暮らしは一般向けの「TERASELプラン」が基本の選択肢です。多使用帯向けの「超TERASELプラン」との違いは、自分の使用量をもとに試算で確かめましょう。
なお「超TERASELプラン」は、基本料金を東京電力の従量電灯Bと同額に設定し、電力量料金の設計で差をつけるタイプです(2026年8月時点)。在宅ワークやオール電化気味の使い方で使用量が多めの単身者は、こちらが候補になる場合もあります。
楽天ポイントは電気料金200円ごとに1ポイントが毎月自動で貯まります。手間をかけずに固定費からポイントが生まれる仕組みなので、ポイ活を頑張りすぎたくない単身者にちょうどよい設計といえます。
こんな一人暮らしに向いている
- 出張・帰省などで家を空ける月がある人
- 楽天ポイントを日常的に貯めている人
- 解約金のない身軽なプランを選びたい人
ミツウロコでんき|少量利用向け「シングル応援プラン」

| Operating company | ミツウロコグリーンエネルギー(ミツウロコグループ) |
|---|---|
| 供給エリア | 北海道〜九州(沖縄を除く) |
| 解約金・違約金 | なし |
| 一人暮らし目線の注目点 | 使用量が少ない世帯向けの「シングル応援プラン」を用意 |
ミツウロコでんきは、燃料販売で長い歴史を持つミツウロコグループの新電力です。一人暮らしなど使用量が少ない世帯に向けた「シングル応援プラン」を用意しており、単身者を明確に意識したラインナップが特徴です。
| Single Support Plan | 使用量が少ない世帯を想定した単価設計(単価は公式サイトで確認) |
|---|---|
| 従量電灯B(一般向け) | 基本料金+3段階制の電力量料金(エリアごとに単価が異なる) |
供給エリアは北海道から九州までと広く、解約金・違約金もありません。電気がつかないといったトラブル時に使える無料の駆けつけサポートも付帯し、初めての一人暮らしには心強い会社です。
初めての一人暮らしでは「急に電気がつかない」「ブレーカーが落ちて戻らない」といったトラブルに一人で対応することになります。無料の駆けつけサポートがあると、深夜のトラブルでも相談先があるという安心感が違います。
プラン名に「シングル」を掲げて単身世帯を正面から想定した、数少ない専用プランのひとつです。供給エリアが広域のため、地方への転勤や進学で住まいが変わっても候補にし続けられるのは、専用プラン系では貴重な特徴です。
単価はエリアごとに異なるため、公式サイトの料金表で確認したうえで、自分の使用量での目安額をシミュレーションで確かめましょう。
一般向けの従量電灯プランは、大手と同じ基本料金+3段階の電力量料金というなじみのある構造です。初めての切り替えでも仕組みの理解に時間がかからず、いま使っているプランと比較しやすいのも利点です。
ガス・灯油など燃料販売で長く事業を続けてきたグループの安定感は、「聞いたことのない会社は不安」という慎重派の単身者にも選びやすい材料です。切り替えの第一歩として検討しやすい1社といえます。
こんな一人暮らしに向いている
- 少量利用向けの専用プランを広いエリアで探している人
- トラブル時のサポートに安心感を求める人
- 老舗エネルギー企業系を選びたい人
東京ガス|電気とガスをまとめて新生活の手続きを簡素化

東京ガスは都市ガス大手で、関東エリアを中心に家庭向けの電気も販売しています。一人暮らしにとっての大きな魅力は、引っ越しのときに電気とガスの契約手続きをひとつにまとめられることです。
| Operating company | Tokyo Gas |
|---|---|
| 供給エリア | 東京電力エリア(関東) |
| 解約金・違約金 | なし |
| 一人暮らし目線の注目点 | 引っ越し時に電気とガスの手続き・請求をまとめられる |
電気の契約件数は350万件を突破しており、新電力の販売量では国内トップクラスの実績です(公式サイト公表・2026年8月時点)。初めての切り替えで「実績のある会社」を選びたい単身者には、有力な安心材料になります。
新生活の実務面でも利点があります。都市ガスの開栓は立ち会いが必要なため、引っ越し時はどのみち東京ガスとやり取りする方が多いはず。その手続きの流れで電気も一緒に申し込めるのは、忙しい入居前の時期に効きます。
解約金がないため、関東を離れる転勤・転居が決まっても費用の心配はありません。まず電気とガスをまとめて新生活を立ち上げ、落ち着いてから使用量を見て最適化する、という土台づくりに向いた会社です。
| 基本プラン 基本料金 | 30A:935.22円(20Aなどの小容量は公式サイトで確認) |
|---|---|
| 電力量料金 | 〜120kWh:29.70円 |
※東京電力エリア・税込。燃料費調整額・再エネ賦課金は別途かかります。
新生活の立ち上げでは、電気・ガス・水道・ネットと手続きが集中します。電気とガスを一本化すれば手間が減り、請求もひとつにまとまるため、初めての家計管理でも支出を把握しやすくなります。
燃料費調整額も大手と同水準で変動が読みやすい会社です。ガスセット割の適用には対象プランなどの条件があるため、申し込みの際にあわせて確認しておきましょう。
生活インフラを1社に集約することは、支払い・問い合わせ・引っ越し手続きの窓口がひとつになるということです。仕事を始めたばかりで時間のない社会人1年目の生活管理を、実務面からシンプルにしてくれます。
燃料費調整額が大手と同水準ということは、切り替えても料金の変動パターンが大きく変わらないということでもあります。毎月の請求の読みやすさを保ったまま、セットのメリット分だけ前進できる手堅い選択肢です。
こんな一人暮らしに向いている
- 関東で新生活を始める人・手続きを簡単にしたい人
- 電気とガスの請求をまとめたい人
- 実績と知名度を重視する人
シン・エナジー|朝晩しか家にいない生活に合うプラン

シン・エナジーは、再生可能エネルギーの開発を手がける新電力です。特徴は、昼向け・夜向けなど生活スタイルに合わせて選べる「生活フィットプラン」を展開していることです。
| Operating company | シン・エナジー株式会社 |
|---|---|
| 供給エリア | 全国 |
| 解約金・違約金 | なし |
| 一人暮らし目線の注目点 | 夜間の単価を抑えた生活フィットプランが夜型の単身生活と合う |
東京電力エリアの「きほんプラン」は基本料金30Aで796.06円・電力量料金は〜120kWhで19.67円という設計です(電源調達調整費・再エネ賦課金は別途)。調整費が市場価格に連動する点は理解したうえで検討しましょう。
| きほんプラン 基本料金 | 30A:796.06円 |
|---|---|
| 電力量料金 | 〜120kWh:19.67円 |
※東京電力エリア・税込。電源調達調整費(市場価格連動)・再エネ賦課金が別途加算されます。
日中は仕事や学校で不在、電気を使うのは朝と夜だけ——という典型的な単身生活では、夜間の単価を抑えたプランが使い方とかみ合う可能性があります。マイページには最適プランの自動診断機能もあります。
使い方としては、まず「きほんプラン」で始めて、マイページの自動診断で自分の生活リズムに合うプランを確かめてから生活フィットプランへ変更する、という2段階の進め方が失敗しにくくおすすめです。
在宅ワーク中心で日中に電気を使う単身者には昼向けの、外勤で夜だけ使う方には夜向けの選択肢がある、という具合に、働き方の多様化に対応しやすいラインナップです。
電源調達調整費は市場価格に連動しますが、単価そのものが30分ごとに変わる市場連動型プランとは異なり、料金表の単価は固定です。変動するのは調整費の部分だけ、と切り分けて理解すると仕組みがつかみやすくなります。
解約金・違約金がないため、まず試して合わなければ見直す、という柔軟な使い方ができます。生活リズムが変わりやすい20代の単身生活とも相性のよい運用スタイルです。
こんな一人暮らしに向いている
- 朝と夜しか家にいない生活リズムの人
- 診断を使ってプランを選びたい人
- 全国対応で解約金のない会社を探している人
エバーグリーン|定額プランで毎月の電気代を一定に

エバーグリーンは、上場企業イーレックスのグループの新電力です。特徴は、決まった使用量までは毎月定額で使える「ライフスタイルプラン」で、Sタイプは150kWhまで月4,280円という設計です。
| Operating company | エバーグリーン(イーレックスグループ) |
|---|---|
| 供給エリア | 全国の広いエリア(沖縄など一部を除く) |
| 解約金・違約金 | なし |
| 一人暮らし目線の注目点 | 150kWhまで定額のSタイプが単身の使用量帯と重なる |
150kWhでは足りない月がありそうな方には、220kWhまで定額の「S+」という中間タイプも用意されています。在宅ワークなどで使用量がやや多めの単身者は、SとS+のどちらが合うかを使用量で見極めましょう。
初年度は従量型で使用量の実績をつかみ、月ごとのブレが読めるようになってから定額型に移る、という段階的な乗り換え方も現実的です。定額型は自分の使用量を知ってこそ活きるタイプといえます。
タイプはS・S+のほかにM(300kWhまで)・L(450kWhまで)・L+(600kWhまで)もあり、二人暮らしへのステップアップや在宅ワークの本格化で使用量が増えても、同じ会社の中でサイズ変更して対応できます。
運営元は上場企業イーレックスと大手電力会社の共同出資による新電力で、事業基盤に関する情報を確認しやすい会社です。定額という独自性と運営の手堅さを両立している点が、安心して選べる理由になります。
| ライフスタイルプラン S | 150kWhまで月4,280円の定額 |
|---|---|
| 定額を超えた分 | 市場価格に連動する単価で計算 |
※税込。電源調達調整費・再エネ賦課金の扱いを含め、詳細は公式の約款でご確認ください。
一人暮らしの使用量は月100〜200kWh程度に収まることが多く、Sタイプの枠と単身世帯の使用量帯が重なりやすいのがポイントです。毎月の電気代が読めるため、仕送りや固定給で予算管理したい学生・新社会人と相性があります。
注意点は、定額を超えた分が市場価格連動の単価になることです。エアコンを多用する夏冬に枠を超えないか、自分の使用量を確認してから選びましょう。マイページやLINEで使用状況を確認できます。
こんな一人暮らしに向いている
- 毎月の電気代を一定にして予算管理したい人
- 使用量が定額の枠に収まる見込みの人
- 細かな節電を続けるのが苦手な人
楽天でんき|基本料金0円で固定費ゼロ

| Operating company | 楽天エナジー(楽天グループ) |
|---|---|
| 供給エリア | 全国の広いエリア(詳細は公式サイトで確認) |
| 解約金・違約金 | なし(契約手数料も不要) |
| 一人暮らし目線の注目点 | 基本料金0円で使用量が少ない月の固定費をゼロにできる |
楽天でんきは、基本料金0円・一律の電力量料金単価というシンプルな体系の新電力です。使用量が少ない一人暮らしでは、毎月の固定費がないことが総額に効きやすくなります。
| 基本料金 | 0円 |
|---|---|
| 電力量料金 | 使用量によらず一律の単価×使用量(最新の単価は公式サイトで確認) |
| 調整の仕組み | 市場価格調整(月平均で上限30円/kWhの設定あり) |
電気料金の支払いで楽天ポイントが貯まり、貯まったポイントを支払いに充当することもできます。楽天市場や楽天モバイルを使う単身者なら、生活全体のポイント経済圏に電気代も組み込めます。
単価が一律という構造は、段階制と違って使用量が増えても単価が上がらない一方、使用量が少ないと割高になる場合もある両刃の設計です。0円という言葉だけで決めず、自分の使用量での総額を必ず試算しましょう。
マイページでは30分単位の使用量を確認できます。一人暮らしを始めたばかりで自分の生活リズムと電気の使い方を把握したい時期には、この見える化機能そのものが役立ちます。
注意点は、燃料費調整額の代わりに市場価格に連動する調整(月平均で上限30円/kWhの設定あり)を採用していることです。市場の状況で調整分の負担が変わる点は理解して選びましょう。
また、所定の条件を満たすと楽天市場での買い物のポイント倍率が上がるプログラム(SPU)の対象にもなります。楽天経済圏で生活している単身者にとっては、電気代が買い物の還元率まで押し上げてくれる構造です。
契約手数料も解約金もかからないため、まず切り替えてみて、生活や使用量が変わったら見直すという身軽な使い方ができます。判断のハードルが低いことも、忙しい単身者には実用的な利点です。
こんな一人暮らしに向いている
- 固定費をなくしたい・使用量が少ない人
- 楽天のサービスを日常的に使っている人
- シンプルな料金体系を好む人
ソフトバンクおうちでんき|スマホとまとめて生活費を管理

| Operating company | SBパワー(ソフトバンクグループ) |
|---|---|
| 供給エリア | 全国の広いエリア(詳細は公式サイトで確認) |
| 解約金・違約金 | プラン・時期により条件が異なる(公式サイトで確認) |
| 一人暮らし目線の注目点 | スマホ・ネットとのセット割で通信費と電気代を一体管理 |
ソフトバンクおうちでんきは、ソフトバンク・ワイモバイルのスマホやネット回線とのセット割を軸にした電気サービスです。一人暮らしの二大固定費である通信費と電気代をまとめて管理できます。
| 料金の構成 | 基本料金+電力量料金(エリアごとの従量型) |
|---|---|
| セット割 | 対象のスマホ・ネット回線との組み合わせで割引が適用 |
| 最新の単価・条件 | 公式サイトの料金ページで確認 |
請求が一本化されると、家計簿をつけなくても固定費の全体像を把握しやすくなります。すでに対象回線を使っている単身者にとっては、手間なく始めやすい選択肢です。
一人暮らしの固定費で大きいのは家賃・通信費・光熱費です。このうち2つの請求がひとつにまとまると、家計簿をつけなくても毎月の固定費の合計が見えるようになり、使いすぎへの気づきも早くなります。
新生活でスマホやネット回線をこれから契約する方なら、電気まで同じ窓口でまとめて申し込めるため、入居前の手続きの窓口をひとつに絞れるのも実務的な利点です。
注意点は、割引の前提となる通信契約を続けることが必要な点です。格安SIMへの乗り換えを検討中の方は、通信と電気をまとめた総額でどちらが有利かを考えてから判断しましょう。
電気の品質はどの会社でも同じなので、実質的な比較ポイントはセット割と管理のしやすさに絞られます。対象回線の有無という条件がはっきりしているぶん、自分が候補にすべきかどうかの判断が早い会社でもあります。
セット割の適用条件や内容はプランによって異なります。契約中の通信プランが対象かを確認し、スマホの契約更新のタイミングと合わせて検討すると、通信と電気をまとめた最適化がしやすくなります。
こんな一人暮らしに向いている
- ソフトバンク・ワイモバイルの回線を使っている人
- 固定費の請求をひとつにまとめたい人
- 通信の乗り換え予定がない人
出光でんき|車を使う一人暮らしにガソリン割引

| Operating company | 出光興産 |
|---|---|
| 供給エリア | 全国の広いエリア(一部離島などを除く) |
| 解約金・違約金 | なし |
| 一人暮らし目線の注目点 | 車が生活必需品の地方単身者はガソリン割引が効く |
出光でんきは、石油元売り大手の出光興産による電気サービスです。対象サービスステーションでのガソリン代割引などカーライフ向けの特典が特徴で、解約金・違約金はありません。
| Sプラン 基本料金 | 30A:935.25円 |
|---|---|
| 電力量料金 | 〜120kWh:29.80円 |
※東京電力エリア・税込。燃料費調整額・再エネ賦課金は別途かかります。
地方で暮らす単身者にとって、車は生活必需品でガソリン代も毎月の固定支出です。電気代とガソリン代をまとめて抑えるという発想は、車通勤の一人暮らしにこそ効きます。電気自動車やPHEVを持つ方向けの追加割引もあります。
さらに、料金要綱にはまったく電気を使わなかった月は基本料金が半額になる規定があります。長期の帰省や出張で家を空ける単身者にとって、TERASELでんきと並ぶ「不在月にやさしい」設計です。
車のある一人暮らしは、家賃・電気代に加えてガソリン代・維持費という「移動の固定費」を抱えています。電気の契約でガソリン割引が付く設計は、この移動コストまで含めた家計全体で見直しができる点が独自の強みです。
割引の適用には対象サービスステーションやカードなどの条件があるため、生活圏の店舗が対象かを申し込み前に公式サイトで確認しておきましょう。
燃料費調整額が大手と同水準で変動が読みやすいのも安心材料です。一方、車のない都市部の単身者は特典を活かしにくいため、その場合は他社を優先しましょう。
電気料金そのものも、Sプランは基本料金が大手の従量電灯Bと同水準で、なじみのある3段階制の構造です。特典の分だけ確実に前進するという手堅い設計なので、料金体系の理解に時間を取られません。
ガソリン割引・EV割引はいずれも対象店舗や申し込みの条件がある特典です。カーライフ関連の割引は「使ってこそ」なので、契約前に自分の給油スタイルや生活圏で実際に使うかを具体的にイメージしましょう。
こんな一人暮らしに向いている
- 車通勤・車移動が中心の地方の一人暮らし
- ガソリン代も含めて生活費を見直したい人
- 料金変動の読みやすさを重視する人
ENEOSでんき|給油・灯油の優待。長期割引は引っ越し予定に注意

ENEOSでんきは、石油元売り大手ENEOSグループの電気サービスです。対象カード支払いでのガソリン・灯油の優待があり、車を使う単身者や灯油暖房の地域で暮らす方に向いています。
| Operating company | ENEOS Power |
|---|---|
| 供給エリア | 全国の広いエリア(沖縄・離島などを除く) |
| 解約金・違約金 | なし(一部の割引メニュー適用時を除く) |
| 一人暮らし目線の注目点 | 「にねん とく²割」は2年縛りのため引っ越し予定と相性を確認 |
通常プランには解約金がなく、燃料費調整額も大手と同水準です。まずは割引なしの通常条件で試算し、長く住む見込みが立ってから長期割引を検討する、という順番が安心です。
東京Vプランは、使いはじめの単価は標準的で、121kWhを超えた部分の単価を抑える設計です。単身でも在宅ワークや電気中心の暮らしで使用量が多めの方に向いた構造といえます。
長期割引・カード優待・燃料割引と特典が多層的なぶん、どれが自分に適用されるかの確認が大切です。公式サイトの条件と手持ちのカード・居住の予定を照らし合わせてから申し込みましょう。
| 東京Vプラン | 121kWh以降の単価が割安になる設計(単価は公式サイトで確認) |
|---|---|
| 長期利用の割引 | 「にねん とく²割」で1kWhあたり0.20円引き(3年目以降0.30円引き) |
※東京電力エリアの例。「にねん とく²割」は更新月以外の解約で手数料1,100円がかかります。
長期利用で単価が下がる「にねん とく²割」もありますが、一人暮らしは2年以内に引っ越す可能性を考えておきたいところです。更新月以外の解約では手数料1,100円がかかるため、住まいの予定と相性を確認してから適用を判断しましょう。
なお「にねん とく²割」の解約手数料は、引っ越し先でENEOSでんきを継続利用する場合には発生しません。引っ越しの可能性がある方も、継続前提なら長期割引を検討する余地があります。
また、東京Vプランは121kWh以降の単価が割安になる設計のため、在宅ワークなどで使用量が多めの単身者ほど恩恵が出やすい構造です。使用量が少ない方は、恩恵が薄れないか試算で確かめましょう。
こんな一人暮らしに向いている
- ENEOSで給油する機会が多い人
- 灯油暖房の地域で暮らしている人
- 同じ住まいに長く住む見込みがある人
HTB ENERGY|個性的なプラン展開。仕組みの理解が前提

HTB ENERGYは、旅行会社H.I.S.のグループから生まれた新電力です。「ベーシックプラン」のほか家庭のタイプに合わせた個性的なプラン展開が特徴で、供給エリアも広域です。
| Operating company | HTBエナジー(H.I.S.グループ発祥) |
|---|---|
| 供給エリア | 北海道〜九州(沖縄・離島を除く) |
| 解約金・違約金 | 発生する場合あり(1年未満の解約など条件による) |
| 一人暮らし目線の注目点 | 電源調達調整費+1年未満解約の違約金があり、単身の短期居住とは相性の確認が必要 |
ただし一人暮らし目線では、確認すべき点が2つあります。1つは燃料費調整額の代わりに市場価格に連動する電源調達調整費を採用していること。もう1つは1年未満の解約で違約金が発生する場合があることです。
| 料金の構成 | 基本料金+電力量料金+電源調達調整費+再エネ賦課金 |
|---|---|
| 電源調達調整費 | 市場価格に連動して毎月変動(燃料費調整額の代わりに加算) |
| 最新の単価 | 公式サイトのエリア別料金ページで確認 |
プランは一般家庭向けの「ベーシックプラン」が基本で、料金の骨格は基本料金+電力量料金の標準的な従量型です。変動するのは電源調達調整費の部分なので、どこが固定でどこが変動かを分けて理解すると判断しやすくなります。
引っ越しの可能性がある単身者は、解約条件と調整費の仕組みを公式サイトで確認し、納得したうえで選びましょう。仕組みを理解して使える方には、個性ある選択肢になります。
プランは「ベーシックプラン」のほか、子育て世帯向けの「ママトクプラン」、電気とガスをまとめる「ぜんぶでんき」などタイプ別の展開があります。単身者はまずベーシックプランを軸に条件を確認するのが基本です。
電源調達調整費は毎月の明細で確認できます。市場価格が落ち着いている時期は負担が抑えられる可能性もあるため、リスクと引き換えの個性として、両面を理解したうえで選ぶプランといえます。
契約前に確認したい注意点
- 電源調達調整費は市場価格に連動して変動する
- 1年未満の解約では違約金が発生する場合がある
- 短期で引っ越す可能性がある人は条件の確認が必須
【タイプ別】自分に合う会社の絞り込みガイド
ここまで紹介した12社を、一人暮らしのタイプ別に整理しました。自分の生活に近い行から候補を2〜3社選び、シミュレーションで目安額を比べてみてください。
| 一人暮らしのタイプ | 候補になりやすい会社 |
|---|---|
| 新生活の手続きを簡単にしたい | オクトパスエナジー・東京ガス(関東) |
| 帰省・出張で家を空ける月がある | TERASELでんき |
| 朝と夜しか家にいない・夜型 | Shin-Energy |
| 毎月の電気代を一定にしたい | Evergreen |
| 少量向けの専用プランで選びたい | ミツウロコでんき・CDエナジーダイレクト(関東) |
| 楽天のサービスをよく使う | 楽天でんき・TERASELでんき |
| ソフトバンク系の回線を使っている | ソフトバンクおうちでんき |
| 車が生活の必需品 | 出光でんき・ENEOSでんき |
※各社の特徴にもとづく目安です。実際にどの会社が有利になるかは、エリア・契約アンペア・使用量などの条件によって異なります。
複数のタイプに当てはまる場合は、毎月必ず発生する固定費に効くものを優先すると失敗しにくくなります。特典は使う場面が具体的に思い浮かぶものだけを評価に入れましょう。
賃貸・ワンルームならではの注意点と手続き

一人暮らしの多くは賃貸住まいです。最後に、賃貸・ワンルームだからこそ知っておきたい注意点と、引っ越し時の手続きを整理します。
賃貸でも電力会社は自由に切り替えられる
部屋ごとに電力会社と契約している一般的な賃貸マンション・アパートであれば、大家さんや管理会社の許可を取らなくても電力会社を切り替えられます。工事も原状回復も不要で、退去するときも通常の解約連絡(または新居への移転手続き)だけで済みます。
例外は、建物全体でまとめて電気を契約する「一括受電契約」の物件です。この場合は部屋ごとの切り替えそのものができません。検針票の契約者名が自分になっているかを確認するか、管理会社に問い合わせましょう。オール電化のワンルームにお住まいの場合は、切り替え先がオール電化対応プランかどうかの確認も必要です。
また、契約アンペアの変更(20A→30Aなど)は、ブレーカーの交換工事を伴う場合があります。賃貸物件では、念のため管理会社に一声かけてから手続きを進めると安心です。世帯ごとのアンペア数の目安は、こちらの記事で確認できます。
引っ越し先で電気を使い始める手順
これから初めての一人暮らしを始める方の場合は、電力会社の切り替えではなく新規契約(引っ越し先での使用開始の手続き)になります。手順はとてもシンプルで、入居日が決まったら希望する電力会社に申し込むだけで完了します。
申し込みはWebで完結する会社がほとんどで、立ち会いの工事も原則として不要です。ただし、引っ越しシーズンの入居日直前は申し込みが混み合うこともあるため、入居の1〜2週間前までに済ませておくと安心です。
入居時から新電力を選ぶこともできますし、ひとまず地域の大手電力会社で開始して、生活が落ち着いてから使用量を見て切り替える方法もあります。実績の使用量がたまってから選び直すほうが、結果的に自分に合うプランを見つけやすいという利点もあります。
切り替えの詳しい流れや、申し込みに必要な供給地点特定番号などの情報は、こちらの記事でくわしく解説しています。
一人暮らしの電気代をさらに安くする節約術

会社選びで土台を整えたら、日々の使い方の見直しで節約効果をさらに上乗せできます。単身世帯で特に効きやすい方法は、次の3つです。
| 節約術 | 一人暮らしでの効き方 |
|---|---|
| 契約アンペアの見直し(20A・30A) | 基本料金が下がり毎月自動で続く(アンペア制エリア) |
| エアコンの使い方の最適化 | 単身の電気代で大きな割合を占める空調から着手できる |
| 冷蔵庫・待機電力の見直し | 不在時間が長い単身宅ほど「常時動く家電」の比率が高い |
ワンルームで悩みがちな「エアコンはつけっぱなしとこまめに消すのはどちらが安いか」は、外気温や不在時間によって答えが変わります。判断の目安はこちらの記事で詳しく解説しています。
エアコンつけっぱなしは電気代が安い?こまめに消す場合と比較
電気代を節約する方法まとめ|今日からできる工夫を解説
なお、節約の効果がもっとも大きく長続きするのは、やはり自分の使用量に合った会社・プランを選ぶことです。使い方の工夫は、その土台の上に積み上げていきましょう。
一人暮らしの電力会社選びでよくある質問
最後に、一人暮らしの方からよく寄せられる質問にまとめてお答えします。細かな疑問を解消してから、12社の比較と試算に進みましょう。
Q. 自分の使用量がわからないまま選んでもいいですか?
A. 選ぶ前に、まずは使用量の確認をおすすめします。検針票や現在契約している電力会社のマイページで、直近数か月分の使用量(kWh)を見てみましょう。使用量がわかるだけで、プラン選びの精度は大きく上がります。
これから一人暮らしを始める方など使用量の実績がまだない場合は、シミュレーションで「一人暮らし」の平均的な使用量をもとに試算しておき、生活が落ち着いた3か月後くらいに実績の数字で見直すのが現実的な進め方です。
Q. 実家を出たばかりで電気の契約がよくわかりません。何から始めればいいですか?
A. 難しく考える必要はありません。最初のステップは3つだけです。①入居日までに電力会社へ使用開始を申し込む、②検針票かマイページで自分の使用量を把握する、③使用量がわかったらシミュレーションで自分に合うプランを探す、という流れです。
電気の品質はどの会社と契約しても同じなので、身構える必要はありません。解約金のない会社を選んでおけば、もし合わなくてもいつでも見直せます。まずは気軽に始めてみましょう。
Q. 引っ越すたびに電力会社の手続きは必要ですか?
A. はい、引っ越しの際には「現住所の使用停止」と「新住所の使用開始」の2つの手続きが必要になります。同じ会社を継続する場合でも住所変更の手続き自体は発生します。多くの会社ではWebだけで完結できます。
供給エリアの広い会社や解約金のない会社を選んでおくと、引っ越しのたびにかかる手続きの負担や費用の心配が軽くなります。新居が供給エリア外になる場合は、そのエリアで契約できる会社をあらためて選び直しましょう。
Q. 契約アンペアは20Aと30Aのどちらがよいですか?
A. 同時に使う家電の量で決まります。エアコン・電子レンジ・ドライヤーなど消費電力の大きい家電を同時に使うことがあるなら30Aが安心です。家電が少なく同時使用も控えめなら、20Aにすると毎月の基本料金を下げられます。
いまの容量でブレーカーが落ちた経験がなければ、ひとつ下の容量を検討する余地があります。変更手続きは契約中の電力会社への連絡で行え、費用は原則かかりません。賃貸では管理会社に一声かけてから進めましょう。
Q. オール電化のワンルームでも紹介された会社を選べますか?
A. 選ぶ前に、オール電化対応プランがあるかを必ず確認してください。オール電化住宅は深夜帯が割安な専用プランを前提に設計されており、一般向けプランへ切り替えるとかえって高くなるおそれがあります。
対応プランを提供している会社に絞ったうえで、夜間の電気の使い方まで含めて比較するのが安全です。オール電化の電気代の考え方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
Q. 一人暮らしで一番安い電力会社はどこですか?
A. すべての一人暮らしに共通する「一番安い会社」は存在しません。同じ単身世帯であっても、在宅時間・お住まいのエリア・契約アンペア・オール電化かどうかといった条件の組み合わせによって、安くなる会社は入れ替わってしまうからです。
確実なのは、自分の使用量をもとに総額で試算して比べることです。この記事で紹介した12社と選び方の4つの基準を手がかりに、シミュレーションで自分の条件での答えを確かめてみてください。
まとめ|一人暮らしの電力会社は「自分の使用量」から選ぼう
一人暮らしの電力会社選びは、基本料金と使いはじめの段階が効くという構造を押さえたうえで、専用プランというラベルではなく自分の使用量を基準に候補を絞るのが正解です。解約金のない会社を選んでおけば、住まいや生活の変化にも柔軟に対応できます。
切り替えも新規契約も、手続きは申し込みだけ。まずは検針票で使用量を確認して、試算から始めてみましょう。
この記事のポイント
- 一人暮らしの電気代は基本料金と第1段階の単価で決まりやすい
- 「一人暮らし向けプラン」が常に最適とは限らず、使用量基準で選ぶ
- 引っ越しの多い単身者は解約金なしの会社が安心
- 基本料金0円型・定額型は仕組みと自分の使用量の相性を確認する
- 賃貸でも切り替え自由。一括受電の物件だけは対象外
この記事を監修した人
電力アナリスト
Kenichi Sato大手エネルギー調査会社で10年間、700社以上の電力会社の料金データを分析。エネルギー管理士の資格を持ち、燃料費調整額や電源調達調整費を含めた「実質請求額」ベースの料金比較を専門としています。当サイトでは電力会社の料金比較・ランキング・口コミ記事のデータ分析を担当。プロフィール詳細はこちら
電力アナリスト
Kenichi Sato
一人暮らしの電力会社選びで最初に見るべきは、会社名ではなく検針票の使用量です。月の使用量が100kWh前後なのか200kWh近いのかで、合うプランのタイプは変わります。そして単身の方には、解約金のない会社を選ぶことを特におすすめします。転勤・引っ越し・同棲と住まいが動きやすい時期だからこそ、いつでも見直せる身軽さがいちばんの保険になります。