電気代の節約術
パソコン・ゲーム機の電気代は?|ノート・ゲーミングPC・PS5・Switch 2を比較
在宅ワークでパソコンを長く使ったり、休日にゲームをしたりすると、電気代がどれくらいかかっているのか気になります。パソコンやゲーム機は、種類によって消費電力が違うため、電気代にも差が出ます。
結論から言うと、1時間あたりの電気代は、ノートパソコンが約0.6〜0.9円、Switch 2が約0.6円です。一方、ゲーミングPCは約9.3〜18.6円、PS5は最大で約10.9円かかります。
この記事では、ノートパソコン・デスクトップパソコン・ゲーミングPC・PS5・Switch 2の電気代を1時間あたりで比べ、在宅ワークやゲームで使った場合の1か月の電気代と、電気代を抑える使い方を紹介します。
※電気代は、電気料金の目安単価31円/kWh(税込)で計算しています。実際の電気代は、機種・使い方・契約している料金プランによって変わります。情報は2026年10月時点。
目次
パソコン・ゲーム機の1時間あたりの電気代を比較

パソコンとゲーム機の電気代は、1時間あたり1円未満から約19円まで差があります。消費電力が大きいのは、高性能な部品を使うゲーミングPCとPS5です。
パソコンは、ノートが約1円以下、ゲーミングPCは最大約19円
パソコンメーカーが公表している消費電力の目安は、ノートパソコンが20〜30W、デスクトップパソコンが50〜150W、ゲーミングPCが300〜600Wです。1時間あたりの電気代にすると、ノートは約0.6〜0.9円、デスクトップは約1.6〜4.7円、ゲーミングPCは約9.3〜18.6円になります。
ゲーミングPCの電気代が高いのは、映像を処理するグラフィックボードと高性能なCPUの消費電力が大きいためです。ただし、消費電力は使い方によって変わります。3Dのゲームを動かしているときは上限に近づき、ネットを見たり文書を作ったりしているときは下限に近くなります。
デスクトップパソコンは、本体とは別にモニターの電気代もかかります。27型の液晶モニターで標準14Wの機種なら、1時間あたり約0.4円です。
ノートパソコンの消費電力が小さいのは、バッテリーで動かすことを前提に、電気を使いにくい部品でつくられているためです。充電しながら使っても、電気代は1時間1円に届きません。
| パソコンの種類 | 消費電力の目安 | 1時間あたりの電気代 |
|---|---|---|
| ノートパソコン | 20〜30W | 約0.6〜0.9円 |
| デスクトップパソコン | 50〜150W | 約1.6〜4.7円 |
| ゲーミングPC | 300〜600W | 約9.3〜18.6円 |
| 液晶モニター(27型) | 14W(標準) | 約0.4円 |
ゲーム機は、Switch 2が約0.6円、PS5は最大約11円
任天堂によると、Switch 2をTVモードでゲームしているときの消費電力は約19Wで、1時間あたり約0.6円です。メニュー画面を表示しているときは約8Wまで下がります。
PS5は、取扱説明書に記載された最大消費電力が350W(PS5 Proは390W)で、1時間あたりにすると最大で約10.9円(Proは約12.1円)です。実際のゲーム中の消費電力はこれより低く、遊ぶゲームによって変わります。
ゲーム機は、テレビにつないで使うため、テレビの電気代も加わります。43型の4K液晶テレビの場合、年間消費電力量(104kWh)から計算すると、1時間あたり約1.7円です。Switch 2では、本体よりテレビの電気代のほうが高くなります。
Switch 2を携帯モードで遊べば、テレビを使わないぶん電気代を抑えられます。PS5のように消費電力が大きいゲーム機ほど、遊ぶ時間の長さが電気代に表れるため、次の章で1か月の電気代も確認しておきましょう。
| 機器 | 消費電力 | 1時間あたりの電気代 |
|---|---|---|
| Switch 2(TVモード・ゲーム中) | 約19W | 約0.6円 |
| PS5 | 最大350W | 最大 約10.9円 |
| PS5 Pro | 最大390W | 最大 約12.1円 |
| テレビ(43型・4K液晶) | 平均 約56W | 約1.7円 |
使い方別の1か月の電気代

1時間あたりの電気代が小さくても、毎日使えば1か月の電気代は積み重なります。在宅ワークとゲームの2つの使い方で、1か月の電気代を計算しました。
在宅ワークで1日8時間・月20日使った場合
在宅ワークでパソコンを1日8時間・月20日(月160時間)使った場合、ノートパソコンなら1か月約100〜150円です。デスクトップパソコンに27型モニターをつないで使うと、約320〜810円になります。ノートパソコンに27型モニターをつなぐ場合は、モニターの分(月約70円)が加わり、合計で月約170〜220円です。1日あたりにすると、ノートパソコン本体だけなら約5〜7円です。
パソコン本体の電気代は、月数百円ほどです。在宅ワークで電気代が上がるのは、パソコンよりも昼間に使うエアコンや照明の影響です。たとえば6畳用エアコンの暖房は1時間あたり約5円で、ノートパソコンの5倍以上かかります。夏や冬は、パソコンの電気代よりエアコンの電気代を見直すほうが効果的です。エアコンの電気代はエアコンの電気代で解説しています。
在宅ワークの日が多い家庭は、平日の昼間も電気を使います。料金プランによっては、時間帯によって単価が違うため、自分の使い方に合っているか確認しておきましょう。
| パソコン | 1時間あたり | 1か月あたり |
|---|---|---|
| ノートパソコン(20〜30W) | 約0.6〜0.9円 | 約100〜150円 |
| デスクトップ+27型モニター(64〜164W) | 約2.0〜5.1円 | 約320〜810円 |
ゲームを1日3時間・30日した場合
ゲームを1日3時間・30日(月90時間)した場合、Switch 2はテレビの分を合わせても月約210円です。PS5はテレビの分を合わせて最大で月約1,130円、ゲーミングPCはモニターの分を合わせて月約880〜1,710円になります。Switch 2なら、テレビと合わせて毎日3時間遊んでも、1日あたり約7円です。
Switch 2とゲーミングPCでは、同じ時間遊んでも電気代に約4〜8倍の差があります。ゲーミングPCで長時間遊ぶ家庭は、月1,000円を超えることもあると考えておきましょう。
PS5は最大消費電力で計算しているため、実際の電気代はこれより下がります。遊ぶゲームの種類や画質の設定によっても変わります。
ゲーミングPCで遊ぶ時間を1日1時間減らすと、月30時間分で約290〜570円下がります。ゲーム機やパソコンを選ぶときは、本体の値段だけでなく、遊ぶ時間に合わせた電気代も考えておくと安心です。
| ゲーム機・パソコン | 1時間あたり | 1か月あたり |
|---|---|---|
| Switch 2+テレビ(43型) | 約2.3円 | 約210円 |
| PS5+テレビ(43型) | 最大 約12.6円 | 最大 約1,130円 |
| ゲーミングPC+27型モニター | 約9.7〜19.0円 | 約880〜1,710円 |
パソコン・ゲーム機の電気代を抑える使い方

パソコンやゲーム機の電気代は、使っていない時間の設定と、使っている間の設定の両方で抑えられます。すぐにできる見直しのポイントを紹介します。
スリープやレストモードの設定を見直す
ゲーム機は、電源を切っているように見えても、スリープ中に電気を使っています。任天堂によると、Switch 2をTVモードで使う場合、スリープ中に有線のインターネット接続を維持する設定をオンにすると年間約50kWh、オフなら約14kWhです。電気代にすると、年間約1,550円と約430円で、設定だけで年間約1,100円違います。
PS5も、レストモード中に「USB端子への給電」や「インターネットへの接続」を続ける設定があります。コントローラーの充電やダウンロードが必要ないときは、これらの機能を切っておくと、レストモード中の電気代を抑えられます。
パソコンは、数十分程度離れるならスリープ、半日以上使わないならシャットダウンを目安にしましょう。待機中の電気代については、待機電力の電気代でも紹介しています。
使っていないときの見直しポイント
- Switch 2:スリープ中のインターネット接続の設定を確認する
- PS5:レストモード中の給電やネット接続を必要なときだけにする
- パソコン:短時間はスリープ、長時間はシャットダウン
- テレビ・モニター:使わないときは電源を切る
画面の明るさと省電力の設定を使う
使っている間の電気代は、画面と本体の設定で抑えられます。パソコンのモニターやテレビは、画面を明るくするほど消費電力が上がるため、部屋の明るさに合わせて下げましょう。テレビの「省エネモード」を使うのも効果的です。パソコン販売店の検証では、モニターの明るさを40%に下げると、約23%の節電になったとされています。
パソコンは、OSの電源設定を「省電力」や「バランス」にすると、作業が軽いときに消費電力を抑えられます。ゲーミングPCでは、ゲームのフレームレート(1秒あたりのコマ数)に上限を設定すると、グラフィックボードの負荷が下がり、消費電力も下がります。ノートパソコンも画面の明るさを下げると、バッテリーが長持ちし、充電の回数を減らせます。
デスクトップパソコンを買い替えるときは、在宅ワークの作業だけならノートパソコンにすると、消費電力を2分の1〜5分の1程度に抑えられます。必要な性能に合った機種を選ぶことも、電気代を抑える方法の一つです。
使う時間が長い家庭は、料金プランも見直す

在宅ワークやゲームで家にいる時間が長い家庭は、電気の使用量が増えます。機器の使い方に加えて、1kWhあたりの単価を決める料金プランも確認しておきましょう。
使用量が増えるほど、単価の差が電気代に表れる
電気代は、使った電気の量(kWh)に1kWhあたりの単価をかけて計算します。たとえば、600WのゲーミングPCを1日3時間・30日使うと、それだけで月約54kWhになります。単価が3円違えば、ゲーミングPCの分だけで月約160円の差です。
家全体で見ると、月400kWh使う家庭なら、単価が3円違うだけで月1,200円、年間約14,400円の差になります。在宅ワークの日は、パソコンに加えてエアコンや照明も昼間に使うため、使用量が増えやすくなります。
電気代の計算のしかたは電気代の計算方法で、使用量の調べ方は電気の使用量の確認方法で紹介しています。
料金プランによっては、使用量が増えるほど1kWhあたりの単価が上がる段階制の料金になっています。在宅ワークやゲームで使用量が増えると、高い単価で計算される電気の量も増えます。機器の使い方を工夫して使用量を減らすことと、単価の安いプランを選ぶことの両方で、電気代を抑えられます。
| 1か月の使用量 | 1か月の差 | 1年間の差 |
|---|---|---|
| 200kWh | 約600円 | 約7,200円 |
| 300kWh | 約900円 | 約10,800円 |
| 400kWh | 約1,200円 | 約14,400円 |
今の料金プランで、電気代を試算してみる
料金プランを見直すときは、次の手順で比べます。
- 直近の明細で、1か月の使用量(kWh)を確認する
- 在宅ワークの日が多い月の明細も確認する
- 同じ使用量で、ほかの料金プランの電気代を試算する
- 今より安くなるプランがあれば、切り替えを検討する
電力会社の切り替えは、新しい電力会社に申し込むだけで、今の電力会社への解約の連絡は必要ありません。切り替えにかかる期間は約4日〜2週間で、手続きに原則として費用はかかりません。
試算するときは、使用量が多い月の明細で比べるのがポイントです。電気料金シミュレーションなら、郵便番号と世帯人数を入れるだけで、料金プランごとの電気代を比べられます。在宅ワークやゲームで使用量が増えている家庭ほど、プランの差が電気代に表れます。
去年の同じ時期の明細と比べると、在宅ワークやゲームで使用量がどれだけ増えたかもわかります。使用量が増えている場合は、今の料金プランのままでよいか、一度確認しておきましょう。
Frequently Asked Questions
Q. パソコンはつけっぱなしとシャットダウン、どちらが安いですか?
使わない時間が長いなら、シャットダウンしたほうが電気代は安くなります。数十分程度席を離れるだけならスリープを使い、半日以上使わないときや寝るときはシャットダウンするのが目安です。デスクトップパソコンは、つけっぱなしにすると1時間あたり約1.6〜4.7円かかるため、使わない時間が長いほど差が開きます。つけっぱなしにする場合も、画面だけは早めに消えるように、ディスプレイの電源を切るまでの時間を短く設定しておきましょう。
Q. PS5のレストモードは電気代がかかりますか?
レストモード中も、電源を切ったときより電気を使います。コントローラーの充電(USB端子への給電)やインターネットへの接続を続ける設定がオンになっていると、そのぶん電気を使います。ダウンロードや充電が必要ないときは、設定でこれらの機能を切っておくと、レストモード中の電気代を抑えられます。長期間使わないときは、電源を切りましょう。どの機能がオンになっているかは、設定の「システム」にある「省電力」から確認・変更できます。
Q. ゲーミングPCの電気代は月いくらですか?
消費電力が300〜600WのゲーミングPCで、1日3時間・30日遊んだ場合、本体だけで月約840〜1,670円です。27型モニターの分を合わせると月約880〜1,710円になります。ゲームの画質やフレームレートの設定で消費電力が変わるため、フレームレートに上限を設定すると電気代を抑えられます。遊ぶ時間を1日1時間減らすと、月約290〜570円下がります。使わない時間は、スリープにしておきましょう。
Q. ゲーム機はテレビの電気代も含めるといくらですか?
43型の4K液晶テレビは、年間消費電力量から計算すると1時間あたり約1.7円です。Switch 2(約0.6円)と合わせると約2.3円で、テレビのほうが高くなります。PS5は最大約10.9円なので、テレビと合わせると最大約12.6円です。1日3時間・30日遊ぶと、Switch 2で月約210円、PS5で最大月約1,130円になります。テレビの明るさを下げたり、省エネモードを使ったりすると、テレビの分の電気代を抑えられます。
まとめ|消費電力が大きいのはゲーミングPCとPS5
1時間あたりの電気代は、ノートパソコンが約0.6〜0.9円、Switch 2が約0.6円と小さく、ゲーミングPCは約9.3〜18.6円、PS5は最大約10.9円です。ゲーム機はテレビの電気代も加わるため、画面の分も合わせて考えましょう。
スリープやレストモードの設定、画面の明るさを見直すだけでも電気代は下がります。在宅ワークやゲームで使用量が多い家庭は、料金プランも試算してみましょう。
この記事のポイント
- ノートパソコンは1時間あたり約0.6〜0.9円、デスクトップは約1.6〜4.7円
- ゲーミングPCは約9.3〜18.6円で、ノートの10倍以上
- Switch 2はゲーム中約0.6円、PS5は最大約10.9円(Proは約12.1円)
- ゲーム機はテレビの電気代(43型で約1.7円)も加わる
- Switch 2はスリープ中の設定で、年間約1,100円変わる
- 使用量が多い家庭ほど、料金プランの単価の差が電気代に表れる
※電気代は、電気料金の目安単価31円/kWh(税込)で計算しています。パソコンの消費電力はパソコンメーカーが公表している目安、Switch 2は任天堂、PS5は取扱説明書、テレビ・モニターは各メーカーが公表している数値をもとにしています。
この記事を監修した人
家計・節約アドバイザー
(FP2級)
ファイナンシャルプランナーとして累計3,000世帯以上の家計相談を担当。光熱費の見直しが最も即効性の高い節約手段であることを実感し、電気代の最適化に特化したアドバイスを行っています。2児の母としての実体験を交えた情報発信が強み。当サイトでは節約術・家電別電気代の記事を担当。プロフィール詳細はこちら
家計・節約アドバイザー
Misaki Yamada
パソコンやゲーム機の電気代は、本体だけでなく画面の分も合わせて考えましょう。ノートパソコンやSwitch 2は1時間1円もかかりませんが、ゲーミングPCやPS5は最大で10円を超えます。テレビやモニターの電気代も加わるため、毎日長く使う家庭では月1,000円を超えることもあります。使わないときの設定を見直すだけでも、年間の電気代は変わります。