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How to Choose a Recommended Electric Power Company in Hokkaido: Perspectives on Reducing High Electricity Bills
「札幌や旭川など北海道で電力会社を乗り換えたいけれど、どこを選べばいいかわからない」と迷っていませんか。
北海道で知っておきたいのが、電気料金の単価が高めで、電気代が全国でも高い水準になりやすいという特徴です。火力発電への依存や燃料の輸送費、寒冷地ならではの需要の大きさが背景にあります。だからこそ、北海道では契約や会社を見直す効果が相対的に大きいといえます。
この記事では、電力アナリストの視点で北海道ならではの電気の特徴・料金の仕組み・電力会社の選び方・乗り換え手順を、順位付けではなく中立の立場で整理します。
※本記事の情報は執筆時点(2026年7月)のものです。料金・プラン・制度は変更される場合があるため、契約前に必ず公式サイトや公的機関の発表で最新情報をご確認ください。
目次
北海道の電気の特徴|料金水準が高めで見直し効果が大きい

北海道の電力会社選びを考えるうえで、まず知っておきたいのが料金水準です。ここが、見直しの意味の大きさにつながります。
北海道は電気料金が高めのエリア|その背景
北海道は、電力量料金の単価が高めに設定されているエリアです。発電を火力に頼る割合が高く、燃料の輸送費もかかること、そして寒冷地で需要が大きいことなどが背景にあるとされています(2026年7月時点)。
電気料金は使うほど単価が上がる三段階制のため、寒さで使用量が増える北海道では、単価の高い段階の割合が増え、電気代がかさみやすいという面もあります。単価水準と使用量の両面から、負担が大きくなりやすいのです。
北海道で電気代が高くなりやすい主な理由
- 発電を火力に頼る割合が高く、燃料の輸送費もかかる
- 寒冷地で暖房需要が大きく、冬の使用量が増える
- 単価水準と使用量の両面から負担が大きくなりやすい
裏を返せば、もともとの負担が大きいぶん、プランや会社を見直したときの効果も出やすいということです。北海道では「見直しても大して変わらない」と思わず、一度きちんと比べてみる価値があります。数千円単位で差が出ることも珍しくありません。
寒冷地で冬の使用量も多い|暖房の使い方がカギ
もうひとつの特徴が、冬の暖房による使用量の多さです。北海道は日本でもとくに寒さが厳しく、暖房を長時間使うため、冬の電気やエネルギーの使用量が大きくなります。
暖房を電気でまかなう家庭や、オール電化の家庭は、暖房の使い方とプランの相性が電気代を大きく左右します。灯油やガスと併用している家庭は、電気とほかの光熱費を合わせた総額で考えることが大切です。北海道は暖房期間が長いぶん、この差が一年で見ると大きな金額になりやすいのが特徴です。だからこそ、暖房シーズンをどう乗り切るかがプラン選びの中心になります。夏より冬の使い方を基準にプランを選ぶ、という意識を持っておくとよいでしょう。
冬の使用量が多いということは、その時期に合ったプランを選べば、削減できる金額も大きくなるということです。暖房を電気に寄せる家庭ほど、電気のプラン選びの影響は大きくなります。冬の電気代を抑えるコツは冬に電気代が高い原因と対策でも解説しています。
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北海道の電気料金の仕組み|北海道電力「従量電灯B」とアンペア制

プランを比べる前に、基準となる北海道電力の料金の仕組みを押さえておきましょう。ここが分かると、他社の料金が高いか安いかを判断しやすくなります。
北海道は「アンペア制」|基本料金と三段階料金
北海道は、契約アンペアによって基本料金が変わる「アンペア制」のエリアです。北海道電力の家庭向けの基準となる「従量電灯B」では、契約アンペアが大きいほど毎月の基本料金が高くなります。
北海道電力「従量電灯B」の料金の基本(2026年時点)
- 基本料金は契約アンペアで決まる(例:30A=月1,254円)
- 電力量料金は使うほど単価が上がる三段階制(第1段階35.69円/第2段階41.98円/第3段階45.70円・1kWhあたり)
- 規制料金の従量電灯Bは燃料費調整額に上限があるため、燃料高騰時の値上がりが抑えられやすい
電気料金は、この基本料金と電力量料金に、燃料費調整額や再エネ賦課金などを足して決まります。冬に使用量が増えると、単価の高い第3段階の割合が増えやすくなります。アンペア制や従量電灯の仕組みは契約アンペアの選び方や従量電灯とはの記事で解説しています。
※北海道電力「従量電灯B」の基本料金・単価は北海道電力および公開情報(2026年確認)によります。契約アンペアやプランで異なるため、必ず公式でご確認ください。
北海道での電力会社の選び方|3つの視点

ここまでの特徴を踏まえ、北海道で電力会社を選ぶときの3つの視点を整理します。自分の暮らし方に合う視点から検討してみてください。
視点1|契約アンペアと暖房の使い方を見直す
最初の視点は、契約アンペアと暖房の使い方です。アンペア制の北海道では、実際の使い方に対して契約アンペアが大きすぎると、基本料金を余分に払っていることがあります。ただし冬は暖房と他の家電を同時に使うため、下げすぎるとブレーカーが落ちやすくなる点に注意が必要です。
また、暖房を電気でまかなう家庭やオール電化の家庭は、夜間割引や暖房向けのプランとの相性が電気代を左右します。自分の生活パターンに合うか確認して選びましょう。新電力のなかにはオール電化を対象外とする会社もあるため、対応の有無も確認が必要です。考え方はオール電化のメリット・デメリットもあわせて参考にしてください。
もともと料金水準が高い北海道では、こうした基本料金や暖房まわりの見直しが、そのまま削減効果につながりやすいといえます。まずは今の契約アンペアと、冬の暖房の使い方を確認するところから始めましょう。無理にアンペアを下げるより、暖房の使い方とプランの見直しから手をつけるのが安全です。
視点2|北海道で選べる電力会社のタイプを知る
2つめの視点は、北海道で選べる電力会社のタイプを知ることです。北海道エリアでは、大きく分けて次のような選択肢があります。
北海道エリアで選べる電力会社の主なタイプ(2026年7月時点)
- 北海道電力・北海道電力系:実績と安心感。ポイントやセットプランも用意
- 都市ガス・地元系:地域のガスや灯油、生活サービスとまとめやすい
- 通信・ポイント系の新電力:携帯や共通ポイントとまとめて特典を受けやすい
- 市場連動型プラン:安い時間に使えれば有利だが、高騰リスクがあり中立に検討が必要
ガスも一緒に見直したいなら都市ガス系、携帯やポイントをよく使うなら通信・ポイント系、というように、自分がすでに使っているサービスとまとめると管理もしやすくなります。会社ごとに強みが違うため、名前の知名度ではなく暮らしとの相性で選ぶことが大切です。まずは使っているガスや携帯、ポイントを書き出すと選びやすくなります。北海道は冬の使用量が多いぶん、セット割やポイント還元の効果も大きくなりやすい傾向があります。
視点3|冬を含む総額と契約条件で判断する
3つめの視点は、単価やセット割の数字だけでなく、冬を含む年間の総額と契約条件で判断することです。とくに確認したいのが、燃料費調整の方式と、解約金・契約期間の縛りの有無です。
規制料金の従量電灯Bは燃料費調整額に上限がありますが、自由料金には上限のないプランもあります。上限がないと、燃料価格が高騰したときの値上がり幅が大きくなることがあります。北海道は火力への依存が高いぶん、燃料価格の影響を受けやすい点も意識しておきましょう。市場連動型はさらに変動が大きく、仕組みとリスクの理解が欠かせません。冬の高騰を避けたい場合は、燃調に上限のあるプランを選ぶという考え方もあります。
最終的には、使用量が増える冬も含めた1年間の総額を試算して比べるのが確実です。数字は世帯や使い方で変わるため、平均ではなく自分の実績から見積もりましょう。解約金や契約期間の縛りの有無も、あとで乗り換えたくなったときのために確認しておくと安心です。燃調の仕組みは燃料費調整額とはで解説しています。
北海道での電力会社の乗り換え手順と注意点

選ぶ会社の見当がついたら、乗り換えの手順を確認しましょう。思っているより手続きはかんたんです。
乗り換えは3ステップ|検針票を用意するだけ
乗り換えは、次の3ステップで完了します。手続きの中心はWebでの申し込みだけで、思っているよりかんたんです。
北海道での乗り換え3ステップ
- ①検針票で使用量と契約アンペア・供給地点特定番号を確認する
- ②新しい電力会社にWebで申し込む
- ③切り替え日を待つ(今の会社への解約連絡は原則不要)
スマートメーターが設置済みなら、切り替えに原則工事や立ち会いはいりません。乗り換えても送配電網は北海道電力ネットワークが共通で管理しているため、電気の品質や停電のしやすさは変わりません。冬の停電時の対応も、これまでどおり地域の送配電会社が担うため、切り替え後も同じように対応してもらえます。
この仕組みは規制料金と自由料金の違いや電力会社の切り替え方法の記事でも解説しています。まずは検針票を手元に用意することから始めましょう。冬の検針票があれば、いちばん電気代が高い時期での比較ができ、削減効果を見積もりやすくなります。
札幌以外の旭川・函館・帯広などでも乗り換えできる?
結論から言うと、北海道電力エリアであれば、札幌以外の地域でも基本的に乗り換えできます。旭川・函館・帯広・釧路・北見なども、多くの新電力が供給エリアに含めています(2026年7月時点)。
ただし、会社やプランによっては供給エリアや申し込み条件が異なる場合があります。とくに寒冷地・積雪の多い地域では、オール電化や暖房向けの契約条件を確認しておくと安心です。離島や供給の難しい一部の地域は対象外になることもあります。都市部と地方で選択肢が変わることもあるので、まずは自分の地域の対応会社を調べてみましょう。
また、賃貸やマンションでも、各戸で電力会社を選べる契約なら乗り換え可能です。建物全体で契約する「高圧一括受電」の場合は個別に切り替えられないため、管理会社などに確認しておきましょう。引っ越し予定がある場合は、解約金や契約期間の条件もあわせて見ておくと安心です。転居先が北海道外になる場合は、その地域の対応会社をあらためて確認しましょう。
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北海道の電力会社選びに関するよくある質問
最後に、北海道の電力会社選びでよく寄せられる疑問をまとめました。検討の参考にしてください。
Q. 北海道の電気代はなぜ高いのですか?
A. 火力発電への依存や燃料の輸送費、寒冷地での需要の大きさなどが背景にあるとされています(2026年7月時点)。北海道電力の従量電灯Bは、電力量料金の単価が高めに設定されています。
加えて、冬の暖房で使用量が増えると、単価の高い段階の割合が増え、電気代がかさみやすくなります。単価水準と使用量の両面から負担が大きくなりやすいエリアといえます。だからこそ、契約や会社の見直しによる削減効果も出やすいのが特徴です。
Q. 北海道で電力会社を乗り換えると電気代は安くなりますか?
A. 必ず安くなるとは限りませんが、料金水準が高い北海道は見直しの効果が出やすいエリアです。単価やセット割だけでなく、暖房で使用量が増える冬を含めた年間の総額で比べることが大切です。
ただし、燃料費調整に上限のないプランや市場連動型は、燃料高騰時に負担が増えるリスクもあります。安さだけでなく、変動リスクや契約条件もあわせて確認し、自分の使い方に合う会社を選びましょう。北海道は火力への依存が高いぶん、燃料価格の影響を受けやすい点も意識しておくと安心です。
Q. オール電化だと乗り換えで損をしますか?
A. 一概には言えませんが、慎重な確認が必要です(2026年7月時点)。オール電化住宅は、夜間の割安な電気を前提とした専用プランを利用していることが多く、通常の従量プランに切り替えると、かえって負担が増える場合があります。
また、新電力の中にはオール電化を対象外としている会社もあります。切り替えを検討する場合は、オール電化向けのプランがあるか、今の夜間割引と比べて総額がどうなるかを必ず確認しましょう。寒さの厳しい北海道で暖房を電気でまかなう家庭ほど、慎重な比較が大切です。
Q. 北海道で乗り換えると冬に停電しやすくなりませんか?
A. 停電のしやすさは変わりません。電力自由化後も、電気を届ける送配電網は北海道電力ネットワークが共通で管理しています。そのため、どの小売電力会社に切り替えても、電気そのものの品質や停電の起こりやすさは同じです。
仮に契約先の会社が電気の小売事業をやめる場合でも、供給を引き継ぐセーフティネットの仕組みがあり、電気が急に止まることはありません。冬の停電時の復旧対応も、これまでどおり地域の送配電会社が担うため、安心して比較検討して大丈夫です。
Q. 2026年夏の電気代の支援は北海道でも受けられますか?
A. 2026年夏の電気・ガス料金支援は全国が対象で、北海道エリアでも受けられます(2026年7月時点)。2026年7〜9月使用分を対象に、電気(低圧)は7月3.5円・8月4.5円・9月3.5円(1kWhあたり)が自動で値引きされます。
申請は不要で、契約中の電力会社を通じて毎月の請求から差し引かれます。対象期間や単価は制度で決まっているため、最新の内容は公式の発表で確認しておきましょう。夏の節電のコツは夏の電気代の節約方法も参考にしてください。
まとめ|北海道の電力会社選びは「高い料金水準」を前提に
北海道は、火力への依存や寒冷地の需要などから、電気料金が全国でも高い水準になりやすいエリアです。もともとの負担が大きいぶん、契約や会社を見直したときの効果も出やすいのが特徴です。
基準となる北海道電力の料金の仕組みを押さえ、契約アンペアと暖房の使い方、会社のタイプ、冬を含む総額と契約条件という3つの視点で比べていきましょう。最終的には、使用量が増える冬も含めた年間の総額を試算するのが確実です。
この記事のポイント
- 北海道は電気料金の単価が高めで、電気代が高い水準になりやすいエリア(火力依存・燃料輸送・寒冷地が背景)
- もともとの負担が大きいぶん、契約や会社の見直し効果が出やすい
- 基準は北海道電力「従量電灯B」(アンペア制・30A=月1,254円・2026年時点)
- 選び方の視点は、①契約アンペアと暖房の使い方 ②会社のタイプ ③冬を含む総額と契約条件
- 乗り換えは検針票を用意して3ステップ。札幌以外の旭川・函館・帯広などでも基本的に乗り換えできる
※本記事の情報は2026年7月時点のものです。料金・プラン・制度は変更される場合があるため、契約前に必ず公式サイトや公的機関の発表で最新情報をご確認ください。
この記事を監修した人
電力アナリスト
Kenichi Sato大手エネルギー調査会社で10年間、700社以上の電力会社の料金データを分析。エネルギー管理士の資格を持ち、燃料費調整額や電源調達調整費を含めた「実質請求額」ベースの料金比較を専門としています。当サイトでは電力会社の料金比較・ランキング・口コミ記事のデータ分析を担当。プロフィール詳細はこちら
電力アナリスト
Kenichi Sato
北海道は電気料金が高めの水準になりやすいぶん、見直しの効果がいちばん表れやすいエリアのひとつです。火力への依存や寒冷地の需要が背景にあり、冬は使用量も増えます。だからこそ、契約アンペアや暖房の使い方、会社のセット割まで含めて一度きちんと見直す価値があります。まずは冬の検針票で使用量を把握し、冬を含む年間の総額で比べてください。市場連動型を検討する場合は、燃料高騰時の変動リスクも理解したうえで選ぶことをおすすめします。