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漏電の原因と確認方法 | ブレーカーが落ちる時のチェックポイントと対策

電気のトラブル解決

2026.06.26

「ブレーカーがいきなり落ちて家中の電気が消えた」「最近電気代が急に高くなった」と感じたことはありませんか?
これらの症状の背景には、「漏電」が隠れているケースがあります。漏電は気づかないうちに進行し、感電や火災の原因にもなる危険な状態です。早めに気づいて適切に対処することが大切です。

この記事では、漏電の意味、原因、確認方法、復旧手順、危険性、業者依頼の費用相場、電気代との関係まで、わかりやすく整理して解説します。電気のトラブルに不安を感じている方が、まず読んでおきたい基礎情報です。

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目次

  • 漏電とは?
    • 絶縁体の劣化が主な原因
    • 漏電は感電・火災のリスクが高い
  • 漏電の主な原因
    • 1. 配線・電源コードの劣化や損傷
    • 2. 湿気や水濡れ
    • 3. 電化製品の故障
    • 4. コンセントへのホコリの蓄積(トラッキング現象)
  • 家庭の分電盤と漏電ブレーカーの役割
    • 3種類のブレーカー
    • スマートメーター内蔵のアンペアブレーカー
    • 漏電ブレーカーは安全装置
  • 漏電の確認方法(漏電箇所の特定手順)
    • 漏電箇所の特定手順
    • 漏電箇所を特定したら家電の電源を抜く
    • 絶対に自己判断で修理しない
  • 漏電が疑われる時の対処と業者依頼
    • 業者依頼の費用相場
    • 業者の選び方
    • 緊急時の連絡先
  • 漏電と電気代の関係
    • 漏電すると電気代が上がる
    • 電気代の異常な増加で気づくケース
    • 電気代の請求自体が疑問なら別記事も
  • 漏電を予防する方法
  • 漏電に関するよくある質問
    • Q. 漏電ブレーカーが頻繁に落ちるのですが、どうすればいいですか?
    • Q. 漏電が起きたら必ず修理が必要ですか?
    • Q. 漏電は自分で直せますか?
    • Q. 漏電ブレーカーがない古い家でも漏電は防げますか?
    • Q. 漏電を予防する最も効果的な方法は?
  • まとめ:漏電の原因と確認方法

漏電とは?

漏電とは
漏電は、電気が本来流れるべき配線や電化製品以外の場所に流れてしまう現象です。電気は通常、絶縁体で覆われた電線の中を流れますが、その絶縁体が劣化・損傷したり、湿気で水分を含んだりすると、電気が他の経路に漏れ出してしまいます。漏電は、感電や火災といった重大な事故の原因になるため、早期発見と対処が重要です。

漏電の基本

  • 電気が本来の経路以外に流れてしまう現象
  • 感電・火災の原因になる危険な状態
  • 多くは配線の劣化・家電の故障・湿気が原因
  • 家庭の分電盤には漏電ブレーカーが設置され、自動で電気を遮断

絶縁体の劣化が主な原因

電気の配線や電化製品は、感電を防ぐために「絶縁体」と呼ばれる素材で覆われています。多くはビニールやプラスチックでできていますが、時間が経つと劣化したり、傷がついたり、水分を吸ったりすることで絶縁性能が落ちていきます。

絶縁性能が下がると、本来は流れないはずの場所に電気が流れてしまい、これが漏電という状態です。

漏電は感電・火災のリスクが高い

漏電したまま電気を使い続けると、感電や火災の原因になります。

  • 金属部分に触れると感電する
  • 漏れた電気が熱を持ち、建材から発火する
  • 電化製品の故障を引き起こす

そのため、家庭の分電盤には「漏電ブレーカー」が必ず設置されており、漏電を検知すると自動的に電気を遮断する仕組みになっています。

漏電の主な原因

漏電の主な原因
漏電は様々な原因で発生しますが、いくつかの典型的なパターンがあります。原因を知っておくことで、日頃の予防や、トラブル時の原因特定がしやすくなります。

1. 配線・電源コードの劣化や損傷

最も多い原因が、配線や電源コードの劣化・損傷です。

  • 家具の重みでコードが踏まれて被覆が破れる
  • ペットがコードを噛んで被覆が損傷する
  • 古い住宅の壁内配線が長年の使用で絶縁性能が低下する
  • コードを束ねたり強く曲げたりして被覆が傷つく

特に築20〜30年以上の住宅では、壁内の配線が劣化していることが多く、漏電のリスクが高くなります。

2. 湿気や水濡れ

湿気や水濡れも漏電の大きな原因です。

  • 水回り(キッチン・洗面所・浴室周辺)の電化製品
  • 雨漏りした場所の天井裏配線
  • 結露が発生したコンセント周辺
  • 浸水した家電製品

雨の日に漏電ブレーカーが落ちるケースは、雨が原因の漏電である可能性が高いと考えられます。

3. 電化製品の故障

電化製品自体が古くなって内部の絶縁が劣化したり、故障で内部配線がショートしたりすると、漏電の原因になります。

特に長年使用している大型家電(冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・エアコンなど)は要注意です。

4. コンセントへのホコリの蓄積(トラッキング現象)

コンセントとプラグの間にホコリが溜まり、湿気を吸って漏電する現象を「トラッキング現象」と呼びます。家具の裏側や、長年抜き差ししていないコンセントで起こりやすく、火災の原因にもなります。

定期的にコンセント周辺の掃除をすることが、トラッキング現象の予防には効果的です。

家庭の分電盤と漏電ブレーカーの役割

分電盤と漏電ブレーカー
家庭の分電盤には、漏電や電気の使いすぎから家を守る複数のブレーカーが設置されています。それぞれの役割を知っておくと、いざ電気が止まった時に冷静に対処できます。

3種類のブレーカー

家庭の分電盤には、以下の3種類のブレーカーがあります。

ブレーカー 役割 落ちる原因
アンペアブレーカー(主幹) 契約アンペア数を超えると遮断 電気の使いすぎ
漏電ブレーカー 漏電を検知して遮断 家のどこかで漏電が発生
安全ブレーカー(配線用遮断器) 各回路で電流が一定量を超えると遮断 回路内での使いすぎ・ショート

スマートメーター内蔵のアンペアブレーカー

最近のスマートメーターには、アンペアブレーカーの機能が内蔵されています。分電盤にアンペアブレーカーが見当たらない場合は、スマートメーターに内蔵されているケースが多いです。

この場合、電気の使いすぎでブレーカーが落ちても、10秒程度で自動復旧します。

漏電ブレーカーは安全装置

漏電ブレーカーは、漏電や感電事故から家族を守る重要な安全装置です。漏電を検知するとすぐに電気を遮断し、感電・火災を未然に防ぎます。

漏電ブレーカーが落ちた場合は、それだけで「漏電が起きている可能性が高い」ことを意味します。

漏電の確認方法(漏電箇所の特定手順)

漏電箇所の特定
漏電ブレーカーが落ちた時、どの回路で漏電が起きているかは、自分で特定することができます。ただし、漏電箇所の修理は危険を伴うため、必ず専門業者に依頼してください。

漏電箇所の特定手順

漏電箇所の特定は、以下の順序で行います。

漏電箇所を特定する手順

  • 1. すべてのブレーカー(アンペアブレーカー・漏電ブレーカー・安全ブレーカー)を一度オフにする
  • 2. アンペアブレーカー・漏電ブレーカーをオンに戻す
  • 3. 安全ブレーカーを1つずつ順番にオンにする
  • 4. 漏電ブレーカーが再び落ちたタイミングで、直前にオンにした安全ブレーカーの回路が漏電箇所
  • 5. 漏電している安全ブレーカーはオフのままにして、それ以外をオンに戻す
  • 6. 電気工事業者や送配電事業者に点検を依頼する

漏電箇所を特定したら家電の電源を抜く

漏電箇所がわかったら、その回路に接続されている家電の電源プラグをすべてコンセントから抜きましょう。家電製品の故障が原因の漏電である可能性が高いためです。

特に湿気の多い場所(浴室・キッチン・洗濯機周辺)の家電は要注意です。

絶対に自己判断で修理しない

漏電箇所の修理は絶対に自分で行わないでください。電気工事は電気工事士の資格が必要な作業で、無資格者の工事は法令違反です。感電や火災のリスクも非常に高いため、必ず専門業者に依頼しましょう。

漏電が疑われる時の対処と業者依頼

業者依頼
漏電が疑われる時の対処方法と、業者依頼の費用相場、選び方を整理します。緊急時の対応と、長期的な予防の両方を押さえておきましょう。

業者依頼の費用相場

漏電調査・修理の費用相場は、内容によって幅があります。一般的な目安は以下の通りです。

  • 漏電箇所の調査:8,000〜15,000円
  • 軽微な修理(コンセント交換・配線部分交換):15,000〜30,000円
  • 大規模な配線工事(壁内配線の張り替え):50,000〜200,000円以上

※費用相場は2026年5月時点の一般的な目安で、業者や工事内容によって大きく変動します。実際の費用は複数業者から見積もりを取ることをおすすめします。

業者の選び方

電気工事業者を選ぶ時のポイントは以下の通りです。

  • 電気工事士の資格を持つ業者か確認
  • 地域密着型の業者を選ぶ(すぐに来てもらえる)
  • 事前見積もりを取る(複数業者から相見積もりが理想)
  • 口コミ・実績を確認する

緊急時の連絡先

深夜や休日などすぐに業者が見つからない場合は、契約している電力会社や、各エリアの送配電事業者に相談しましょう。緊急対応窓口を持っている会社も増えています。

例えば東京電力エリアの場合、東京電力パワーグリッドが緊急時の電気トラブル対応を行っています。

漏電と電気代の関係

漏電と電気代
漏電が起きていると、電気代にも影響します。気づかないうちに電気代が増えている時は、漏電を疑ってみる価値があります。

漏電すると電気代が上がる

漏電が起きると、本来使われていないはずの電気が「漏れ続けている」状態になります。これは家電を使っていないのに電気が消費されている状態と同じで、毎月の電気代が増えます。

軽微な漏電でも、月数百円〜数千円の電気代増加につながることがあります。

電気代の異常な増加で気づくケース

「最近電気代が高いけど家電の使い方は変わっていない」という時は、漏電を疑う一つのサインです。電気の使用量(kWh)を前年同月と比較して、明らかに増えている場合は、漏電調査を検討するとよいでしょう。

電気の使用量の確認方法は「電気の使用量はどこで確認できる?」で解説しています。

電気代の請求自体が疑問なら別記事も

電気代の請求金額そのものに疑問がある場合は、漏電以外の原因(料金プラン変更・燃調・賦課金の改定など)もあり得ます。詳しくは「電気代の請求がおかしい?」もあわせてご参照ください。

漏電を予防する方法

漏電予防
漏電は、日頃のちょっとした注意で予防できることが多いです。家族の安全と電気代の節約のために、以下の対策をしておきましょう。

漏電を予防する5つの対策

  • コンセント周りの掃除:トラッキング現象を防ぐ
  • 電源コードを束ねない:被覆の損傷・発熱を防ぐ
  • 水回りの家電にアース線を接続:漏電時の感電を防ぐ
  • 家電の定期点検:故障による漏電を早期発見
  • 古い住宅の配線点検:築20〜30年以上は専門業者の点検を検討

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漏電に関するよくある質問

漏電について、よく寄せられる質問とその回答をまとめます。トラブル時の対応や予防策、安全な使い方など、気になるポイントを整理しました。

Q. 漏電ブレーカーが頻繁に落ちるのですが、どうすればいいですか?

A. 漏電ブレーカーが頻繁に落ちる時は、家のどこかで継続的に漏電が起きている可能性が高いです。電気工事業者に点検を依頼しましょう。放置すると感電・火災のリスクが高まります。

Q. 漏電が起きたら必ず修理が必要ですか?

A. はい、漏電は放置すると危険です。たとえ電化製品の故障が原因で軽微な漏電でも、火災や感電につながる可能性があるため、必ず原因を特定して修理することをおすすめします。

Q. 漏電は自分で直せますか?

A. 絶対に自分で修理しないでください。電気工事は電気工事士の資格が必要な作業で、無資格者の工事は法令違反です。感電や火災のリスクも非常に高いため、必ず専門業者に依頼してください。

Q. 漏電ブレーカーがない古い家でも漏電は防げますか?

A. 漏電ブレーカーが設置されていない古い家は、漏電を検知して自動遮断する仕組みがないため非常に危険です。電気工事業者に依頼して、漏電ブレーカーの設置をすることを強く推奨します。

Q. 漏電を予防する最も効果的な方法は?

A. 日常的な点検と古い配線の更新が最も効果的です。コンセント周辺の掃除、コードの状態確認、定期的な家電の点検を心がけましょう。築20〜30年以上の住宅は、専門業者による配線点検も検討するとよいでしょう。

まとめ:漏電の原因と確認方法


漏電は、感電や火災の原因にもなる危険な状態ですが、早期発見と適切な対処で被害を防ぐことができます。漏電ブレーカーが落ちた時の対処手順を理解し、日頃から予防対策をしておくことが大切です。本記事のポイントを最後に整理します。

漏電のポイントまとめ

  • 漏電は電気が本来の経路以外に流れる現象で、感電・火災の原因に
  • 主な原因は配線の劣化・湿気・家電の故障・トラッキング現象
  • 家庭の分電盤の漏電ブレーカーが漏電を検知して自動遮断
  • 漏電箇所の特定は安全ブレーカーを1つずつ確認すれば自分でできる
  • 修理は必ず電気工事士の資格を持つ業者に依頼
  • 漏電すると電気代も上がるため、毎月の使用量チェックも有効

電気代の急な増加や、ブレーカーが頻繁に落ちる症状がある時は、漏電の可能性も視野に入れて確認しましょう。電気の使用量を定期的にチェックしておくことで、異常に早く気づけます。

東京電力エリアの場合は、自分の使用量に合わせて電力会社・料金プランを比較できる「東京・関東でおすすめの電力会社」もあわせてご参照ください。

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この記事を監修した人

中村 拓也

電気設備エンジニア
(第二種電気工事士)

中村 拓也

住宅・商業施設の電気設備工事に15年以上従事し、年間200件以上の現場を経験。第二種電気工事士・第三種電気主任技術者の資格を持ち、スマートメーターの設置から漏電修理まで幅広い実務経験があります。当サイトではトラブル解決・電気料金の仕組み・用語解説の記事を担当。プロフィール詳細はこちら

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【この記事の運営・執筆者】
電気代比較ガイド 編集部

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